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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2015年10月17日

J1-2nd第14節 FC東京×湘南マッチレビュー

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J1-2nd第14節 
FC東京×湘南ベルマーレ@味の素スタジアム
解説:玉乃淳 実況:西岡明彦 インタビュアー:日々野真理


【FC東京 マッシモ フィッカデンティ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q:まず今日のゲームの感想からお聞かせ下さい。


A:厳しい結果にはなりましたけど
少し変わった試合だったかなと思います。
90分間通して自分たちの内容だったと思いますけど
相手の2回のチャンスで2回点を取られてしまいました。
信じられなかった部分もあります。
後半も素晴らしい内容だったと思いますし
非常に良いプレッシャーが掛けられていたと思います。
本当に何回もチャンスを創って、ボールだけがゴールに入ってくれなかったかなと。
今日は私たちにとってはうまく行かない日でしたけど
相手にとっては逆に物事がうまく行った日だったのでは
ないかなと思います。


Q:湘南は東京の左サイドをケアしてきている狙いも感じられましたが
その難しさというのはいかがだったでしょうか?


A:前半が終わった後に
後半に入った中島選手が非常に良い内容でプレーしてくれましたから
その中で非常にたくさんのチャンスが創れたという風に思っていますし
こういった試合は良い生まれ方をして悪い終わり方をするという
言い方ができると思いますけど、これだけチャンスを創って
たくさん決定機があったと思いますけど
なかなかゴールだけが生まれなかった試合だったと思います。


Q:1つ心配なのが森重選手の負傷だと思いますが
そのあたりはいかがでしょうか?


A:非常に強い打撲を受けたので心配な部分はあります。


Q:残り3試合のリーグ戦で、次は浦和戦となります。
その試合に向けて最後に一言お願いします?


A:次は浦和ですけど
どの相手が来ても難しい試合しか残っていないという風に思っていますから
残りの試合に関しては特にサポーターのために
そして自分たち自身のために、今までやってきた仕事のためにも
最後に結果としてもたらせるように頑張っていきたいと思います。


【湘南ベルマーレ 曺貴裁監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q:サポーターのみなさんとの雰囲気を見て凄く伝わるものがありました。
この試合は1つ特別なものになったでしょうか?


A:まあ本当に... 2年前にここでJ2行きを味わった
もう帰ってこないと誓ったつもりだったんですけど...
そういうピッチで、今日勝つんだったらこういう展開しかないなと思って
少し武骨な展開になりましたけど... 
本当に... 100パーセント出さないとJ1でプレーできない
選手の集まりだと思いますけど...
100パーセント出し切った彼らには... 本当に心を動かされるというか...
そういうものもあったし... 本当に嬉しく思っています。


Q:今日の試合のポイントの1つでもあった古林選手の起用。
古林選手はその2年前の話を先ほどヒーローインタビューの中でされました。
非常に監督の狙いとした部分に選手が応えてくれたという結果ではないですか?


A:それは別に選手がやっていることなので
僕が狙いとしていることをやったからって勝てる訳ではないと思いますし。
でも、ずっとキャプテンをやっている亮太が
足が攣っても... すぐ立ってプレーする...
それは素晴らしいことだと思います...


Q:チームの2点目のシーンも
ペナルティエリア内に詰めている人数の多さが
本当に湘南の戦い方を象徴していたように思います。


A:我々は本当に相手より多く走って
相手より数多く攻めて数多く守るというのがスタイルの中心なので...
何も言うことはないです。


Q:今年また味スタで一歩進んだという風に思いますが
これから積み上げていく部分はリーグ戦の残り3試合で
監督はどこを大事にされたいですか?


A:ここ最近は勝ち点3が取れなかったので
明日もまた練習試合がありますし
この3試合は強豪チームばかりが我々の前に
立ちはだかってくるので、そこを受けずに
まだまだ成長できると思うので
そこをしっかり上げていきたいと思います。


【湘南 古林将太インタビュー(試合後・中継内)】
Q:今まさにサポーターの皆さんと喜びを分かち合っていました。
今の心境を教えて下さい。


A:残留が決まったので凄く嬉しいです。


Q:今日は古林選手の起用方法について
少し狙いがあったのかなと思いますが?


A:そうですね。今日はちょっとポジションも違う場所をやったんですけど
結果を残せて良かったです


Q:監督からは具体的にはどのような指示があったのですか?


A:あのサイドで基点になって裏に抜けて
しっかりやってこいと言われたので
少しですけど結果を残せて良かったです。


Q:まさに起用の期待に応えた形ですが
先制ゴールの場面は本当によく詰めていましたね。


A:そうですね。みんながしっかり守ってくれて
あそこでしっかりFKを取って
(永木)亮太が良いシュートを打って
(高山)薫くんがシュートかわからないですけど打って(笑)
こぼれてきたのを決められて本当に良かったです。


Q:相手のストロングポイントを消す仕事でもあり
自分の良さも出せたということは
非常にやりがいがあったのではないですか?


A:そうですね。相手の左サイドバックは太田(宏介)選手で凄いので
そこを消しながらうまくできたかなと少しは思います。


Q:今冒頭にお話がありましたが、自力で残留が確定しました。
この味スタで1年1年色々なことがある中で
次のステップに向けて残り3試合はどのようなことを大事にしたいですか?


A:自分は降格した時にここに立っていて
最後スライディングでやられてしまったので
今日は点を決められて、残留も決められて本当に良かったです。


Q:最後にサポーターの皆さんにメッセージをお願いします。


A:今日残留が決まったんですけど
これから一歩一歩進んで、もっと上に行けるように頑張ります。


【玉乃淳氏のレビュー】
(FC東京)
FC東京が悪かったとは思えないんですけど
今シーズンで一番良いパフォーマンスを見せた
湘南にここで当たってしまった運の悪さはあったでしょうね。
決して悪い試合展開ではなかったと思うので。
いつも通り守備はしっかりして、決定機もちゃんと創って
同点に追い付く所まではやれていましたから。


あとは1個崩すポイントとして
ネイサン・バーンズから中島翔哉に変わりましたけど
そこも想定の範囲内なのかそうではなかったのか
ちょっと驚くような采配ではありましたし
チームとして絶対に勝つ方程式というのが
今日に関してはあまりわからなかったので
今後もう1つ大きな武器や勝利の方程式を確立できれば
もっと安心して見られるのかなと思います。


もう1個攻撃のパターンがあると
同点に追い付いた後にもう1つパワーを持てたかなと。
太田宏介のアーリークロス一辺倒になってしまったので
そこが課題というよりも、早く攻撃の形を手にしたいですよね。
人の変化なのか、コンセプトの変化なのか
もう1つ攻撃のオプションが加わるともっと良くなるのかなと。
決定機が元々多いチームではないので
それを生かしながらここまでの順位をキープしていると思いますが
やっぱりもう少し回数を増やさないと難しいのかなと。
絶対に勝たなくてはいけない状況になると
苦労してしまうのかなと思いました。
優勝、チャンピオンシップ、ACLということを考えると
必ずそういうオプションというのは
来季以降も必要になってくるでしょうから。


(湘南)
今シーズンの湘南にとって
ハイライトになるような試合になったのではないでしょうか。
すべての選手の良い所が出た試合になったと思うので
味方を尊重しながら、良さを出してあげるように1人1人がケアをしてあげながら
曺監督もみんなの良い所を最大限出させるような采配をして
早いタイミングで交替枠も使い切りましたし、まさに総力戦でしたね。
この間の山形戦とは別のチームでした。
変われるものなんですね、この1週間や2週間で。


古林と藤田征也は何回スプリントしたでしょうか。
この2人はセットでMVPですよ。右を制しましたよね。
守備でタイトにというよりも、攻撃を持って相手を制圧していたので。
古林は「太田選手の良さを消して来い」ではなくて
「自分のストロングポイントを出して来い」と送り出されて
その通り点も決まり、藤田征也とのコンビも最高でしたし
積み上げてきたものがしっかり実った試合になったでしょう。
チームとしてのコンセプトが今日の結果に現れたので
優勝したかのような雰囲気でしたね。


この試合はオフシーズンに入っても何回でも見られるでしょうね。
選手たちは気持ちよく見られるでしょうし
家族でもう1回見直しても最高の気分になれるでしょうし
今日スタジアムに足を運んでいた湘南のサポーターの方たちも
今日中に見返した方が良いでしょうね。
サポーターの方々のおかげも間違いなくありましたし
この味の素スタジアムで苦い経験、嬉しい経験も踏まえて
今日はさらに成長した1日になったのではないかと思っています。
これからの湘南のスタイルも今日確立されたと思いますし
集大成になったと言っていいのではないでしょうか。
湘南にとっては5年後も10年後も語り継がれる試合になりましたよね。


曺監督のインタビューも凄かったです。
こういう長がいるチームは強いし心を動かされるし
選手たちがうらやましく思いました。
こういうインタビューで曺貴裁監督のことを知ると
「監督のために」とかそういう気持ちになりますよね。
1つのチームとして偉業を達成して
その長である監督が選手に感謝の言葉を述べてというシーンを考えると
なかなか普通の社会では考えられないことなので。
1つのプロジェクトを達成して
長が泣いてくれて部下に感謝するというシーンなんて。
倍返しの世界じゃないですか、社会は。
そうではない世界がここにはあったということですよね。


【Jリーグブログ的データ】
J1-2nd第14節
FC東京 1-2 湘南ベルマーレ

入場者数:22,577人 天候:曇時々晴、弱風
気温:19.9度 湿度:78%
主審:福島孝一郎 
副審:相葉忠臣、村上孝治
第4の審判員:前之園晴廣


《得点者》
<FC東京>
50'東慶悟③
<湘南>
45+1'古林将太②(アシスト:高山薫)
55'菊池大介②(アシスト:藤田征也)


《選手寸評》
(FC東京)
GKブラダ アブラモフ...2点目はノーチャンス。1点目は弾き所がアンラッキーだったか
DF徳永悠平...上下動のタイミングとチャンスに絡むタイミングがあまり合わなかった
DF森重真人...菊池との接触後も耐える姿勢は見せたが無念の前半途中交替
(→DF吉本一謙...良い意味でも悪い意味でもほとんど存在感がなかった)
DF丸山祐市...キリノとの1対1を防いだ場面は白眉も間接的に2失点に絡んでしまった
DF太田宏介□...アーリークロスは送り続けたが古林と藤田征也にうまく消された印象
MF高橋秀人...ブラインドになって逃した同点機は難しいシーンではあったが痛恨
MF橋本拳人...後半のパワーが必要な時間も勢いを出せず交替もやむなしか
(→MF三田啓貴...一度左サイドから中に切れ込むシーンも。高橋へのクロスも高精度)
MF米本拓司...守備は問題なし。ビハインド時にどれだけ出て行くかは自身で判断したい
MF東慶悟③□...左に回ってから躍動。きっちりゴールに流し込むセンスを見せ付けた
FW前田遼一...相変わらず巧みなポストワークは健在もシュート1本はやや寂しい数字
FWネイサン・バーンズ...チーム自体の低調にも引きずられほとんどチャンスに絡めず
(→FW中島翔哉...投入直後からフルスロットル。チームのアクセルとして機能した)


《選手寸評》
(湘南)
GK秋元陽太...再三のクロスも確実にキャッチで対応したことは非常に大きかった
DF遠藤航...開始早々に中央へ移ったことでこの日は守備の人として奮闘した
DFアンドレ・バイア...開始早々に足を痛めて負傷退場を強いられた
(→DF島村毅...急遽登場にもまったく慌てることなくアジャストするのがこの人らしい)
DF三竿雄斗...全体のバランスを考えて守備へ軸足を置き切った90分間
MF藤田征也...縦への推進力で太田封じに成功。決勝アシストも素晴らしかった
MF菊地俊介□...潰せるし奪える。やはりボランチでこそ持ち味が発揮される
MF永木亮太...無回転FKで先制点を呼び込む。監督の心を動かす執念で走り切った
MF菊池大介②...決勝ゴールはチームスタイルの象徴であり今の彼のスタイルの象徴でもあった
FW古林将太②...2シャドーの一角でハイプレスも掛けながらゴールまで奪う大活躍
(→FW大槻周平...攻撃への関与よりも守備面での貢献度が高い15分間に)
FWキリノ...守備に奮闘も52分に高山が上げたクロスには準備して飛び込みたかった
(→FW藤田祥史...キリノ後のプレス急先鋒としてピッチを駆け回る)
FW高山薫□...とにかく走る。アシストとなった右足アウトのパスに嗅覚を感じさせた


再放送スケジュールは
10月18日(日)午前9:00~午前11:15 J SPORTS 3
10月23日(金)深夜0:00~深夜2:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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