先日のJ1セカンドステージ第14節で
奇しくも横浜FMの中澤佑二とG大阪の遠藤保仁が
J1リーグ500試合出場を達成しました。
楢崎正剛、伊東輝悦、山田暢久に続く4人目、5人目となる快挙であり
わざわざ私が言及するまでもありませんが
とんでもない記録だと思います。
2人にはまだまだ出場試合数を伸ばし続けて欲しいですね。

そんな彼らの記録がどれだけ凄いのかというのは
ヨーロッパのリーグでこの記録を達成している選手を見てみると
より際立つのかなあと考え、今回はそれを調べてみました。
対象はいわゆる欧州三大リーグと言われて久しい
スペインのリーガ・エスパニョーラ、
イングランドのプレミアリーグ、
イタリアのセリエAという3つのリーグ。
このリーグで500試合以上の出場記録を有する猛者を
所属クラブとそのクラブでの出場試合数も含めて
一覧でまとめてみました。以下、どうぞ！

【スペイン リーガ・エスパニョーラ】
1位：622試合...アンドニ・スビサレッタ
（1981-86 ビルバオ169、1986-94 バルセロナ301、1994-98 バレンシア152）
2位：550試合...ラウール・ゴンサレス
（1994-2010 レアル・マドリー550）
3位：543試合...エウセビオ
（1983-87,1997-2002 バジャドリー246、1987-88 アトレティコ・マドリー27
　1988-95 バルセロナ203、1995-97 セルタ67）
4位：542試合...フランシスコ・ブーヨ
（1980-86 セビージャ199、1986-97 レアル・マドリー343）
5位：523試合...マヌエル・サンチス
（1983-2001 レアル・マドリー523）
6位：510試合...イケル・カシージャス
（1999-2015 レアル・マドリー510）
7位：505試合...チャビ・エルナンデス
（1998-2015 バルセロナ505）
8位：504試合...ミケル・ソレール
（1983-88 エスパニョール118、1988-91,1992-93 バルセロナ81、
　1991-92 アトレティコ・マドリー25、1993-95 セビージャ75、
　1995-96 レアル・マドリー14、1996-98 サラゴサ39、
　1998-2003 マジョルカ152）

【イングランド プレミアリーグ】
1位：632試合...ライアン・ギグス
（1992-2014 マンチェスター・ユナイテッド632）
2位：609試合...フランク・ランパード
（1995-2001 ウエストハム148、2001-14 チェルシー429、
　2014-15 マンチェスター・シティ32）
3位：572試合...デイヴィッド・ジェームス
（1992-99 リヴァプール214、1999-2001 アストンヴィラ67、
　2001-03 ウエストハム64、2003-06 マンチェスター・シティ93、
　2006-10 ポーツマス134）
4位：571試合...ギャレス・バリー
（1997-2009 アストンヴィラ365、2009-13 マンチェスター・シティ132、
　2013～ エヴァートン74）
5位：535試合...ギャリー・スピード
（1992-96 リーズ143、1996-98 エヴァートン58、
　1997-2004 ニューカッスル213、2004-08 ボルトン121）
6位：516試合...エミール・ヘスキー
（1994-95,1996-2000 レスター124、1999-2004 リヴァプール150、
　2004-06 バーミンガム68、2006-09 ウィガン82、2008-12 アストンヴィラ92）
7位：514試合...マーク・シュウォーツァー
（1996-97,1998-2008 ミドルズブラ332、2008-13 フラム172、
　2013-15 チェルシー4、2015～ レスター6）
8位：508試合...ジェイミー・キャラガー
（1996-2013 リヴァプール508）
9位：505試合...スティーヴン・ジェラード
（1998-2015 リヴァプール505）
9位：505試合...フィル・ネヴィル
（1995-2005 マンチェスター・ユナイテッド263、2005-13 エヴァートン242）
11位：504試合...リオ・ファーディナンド
（1996-2000 ウエストハム127、2000-02 リーズ54、
　2002-14 マンチェスター・ユナイテッド312、2014-15 QPR11）
12位：503試合...ソル・キャンベル
（1992-2001 トッテナム255、2001-06,2009-10 アーセナル146、
　2006-09 ポーツマス95、2010-11 ニューカッスル7）

【イタリア セリエA】
1位：647試合...パオロ・マルディーニ
（1984-2009 ミラン647）
2位：615試合...ハビエル・サネッティ
（1995-2014 インテル615）
3位：592試合...ジャンルカ・パリウーカ
（1986-94 サンプドリア198、1994-99 インテル165、
　1999-2005 ボローニャ206、2006-07 アスコリ23）
4位：591試合...フランチェスコ・トッティ
（1992～ ローマ591）
5位：570試合...ディノ・ゾフ
（1961-62 ウディネーゼ4、1963-65,1966-67 マントヴァ93、
　1967-72 ナポリ143、1972-83 ユヴェントス330）
6位：562試合...ピエトロ・ビエルコウッド
（1980-81 コモ30、1981-82 フィオレンティーナ28、1982-83 ローマ30、
　1983-95 サンプドリア358、1995-96 ユヴェントス21、1996-97 ミラン16、
　1997-2000 ピアチェンツァ79）
6位：562試合...ジャンルイジ・ブッフォン
（1995-2001 パルマ169、2001-06,2007～ ユヴェントス393）
8位：541試合...ロベルト・マンチーニ
（1981-82 ボローニャ30、1982-97 サンプドリア424、
　1997-2000 ラツィオ87）
9位：537試合...シルヴィオ・ピオラ
（1929-34 プロ・ヴェルチェッリ127、1934-43 ラツィオ227、
　1946-47 ユヴェントス28、1948-53 ノヴァーラ155）
10位：532試合...エンリコ・アルベルトージ
（1958-68 フィオレンティーナ185、1968-74 カリアリ177、
　1974-80 ミラン170）
11位：527試合...ジャンニ・リヴェラ
（1958-60 アレッサンドリア26、1960-79 ミラン501）
12位：519試合...ジュゼッペ・ベルゴミ
（1979-99 インテル519）
13位：500試合...チロ・フェラーラ
（1984-94 ナポリ247、1994-2005 ユヴェントス253）

錚々たる名前が並びまくっていますが
来シーズン中に楢崎はスビサレッタ、
中澤はキャラガーの記録を抜き去りそうな感じです。
改めて楢崎、中澤両者の記録に敬意を表したいと思います！

土屋