正田醤油スタジアム群馬で行われた
2015 明治安田生命J2リーグ第18節の
ザスパクサツ群馬×ファジアーノ岡山は1-1のドローとなりました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
岡山・澤口雅彦、小林秀征、加地亮のコメントです。

（岡山・澤口雅彦）
Q、途中から3バックのCBでの出場となりましたが？

A、凄く集中して入りました。
後ろで出るというのも、途中から出るというのもあまりないですし
ミスしたら失点にすぐ繋がってくる場所なので
その点は気を付けて入りました。

Q、ゴール前で素晴らしいヘディングのクリアもありました。

A、ちょっとオフサイドかなと思ったんですけど
最後の所で体を投げ出してでも止めたいという気持ちが
現れたプレーだったと思います。

Q、田所選手のケガの状況がわからない中で
今後もあのポジションをやる可能性もあると思いますが？

A、いつどこのポジションで出ても準備はできているので
100パーセントの力でベストを尽くすだけです。

Q、後半にディフェンスラインでボールを回していた時は
出し所を探っていた感じですか？

A、相手がちょっと引いた中で、ウチの良い時というのは
テンポ良くボールを動かしていくというのはできているんですけど
そこもちょっとリズムに乗り切れていない部分もあるので
その点に関しては自分たちでもっと勇気を持って
取り組んでいかないといけない部分だと思います。

Q、途中から最終ラインに入るのは難しいと思いますが
チームの守備が安定している中でやることがハッキリしていることが
ゲームに入りやすかったような部分はありますか？

A、守備のトレーニングで自信を持ってできるというのが自分の中であったので
そこに関しては心配していなかったですね。

Q、勝ち点は積み上げきれない中でも戦い方は安定しているように見えますが
そのあたりはいかがですか？

A、ウチのチームとしては勝っても負けても
順位がどうであれ「ずっと続ける」ということでやっているので
そのへんはブレずに戦っていけるチームだと思います。

Q、それは指導陣の雰囲気も大きいですか？

A、そうですね。まあそれは前の監督もそうですし
その前の監督もそうでしたけど、ずっと積み上げてきたものだと思います。

（岡山・小林秀征）
Q、Jリーグ初出場となりました。率直にいかがでしたか？

A、ワンチャンスあった中で決められなかったので残念です。

Q、ファーストタッチがシュートチャンスでしたか？

A、そうですね。自分でも持ったら仕掛けようと決めていて
それにミムくんがいいパスをくれたのでターンして
シュートまで持っていきました。
逆のサイドネットへ突き刺すようなイメージだったんですけど
落ち着きがなくて力んでしまった感じです。
結果が求められるポジションにいるので
5分でも10分でもチャンスがあれば決めないといけないですし
それは突き詰めていきたいです。

Q、短い時間でしたがどういう自分の良さを出したいと思いましたか？

A、スピードとかで流れを変える力を持っていると思っていますし
とりあえず1-1の同点だったので、点を取ることだけ考えてやりました。

Q、ネクストから上がってきた選手も今まで何人かいた中で
ようやく出場ということで、ネクストの期待というのもあると思いますが？

A、そうですね。ネクストにも良い選手がいるので
負けないように何とかトップに残り続けて頑張りたいと思います。

Q、試合の雰囲気についてはどうでしたか？

A、攻防がずっと続いていたので相手が攻めている分、
カウンターで一発あるなという考えで入りました。

Q、Jリーグの試合という意味での雰囲気はいかがでしたか？

A、ネクストとは全然違ってそれなりの緊張感もありましたけど
もう3年目ですし、Jリーグの試合は初めてですけど
緊張はそれほどせずにできました。

Q、チームが得点力不足の中でフォワードの選手に懸かる期待も大きいと思いますが？

A、守備が良くて1点で抑えられている中で
2点取れば勝てる試合はいくつもあったと思うので
その2点目を大事にしたいです。

Q、ネクストで自分が積み上げてきたものの中で
何が評価されて今回の出場に繋がったと思いますか？

A、自分の持ち味としては裏に出て
スピードで勝負するというのが得意なんですけど
それだけじゃ絶対に通用しないですから
少し苦手なボールを落ちて受けるだったり
そういう所はずっとネクストでも意識してやってきました。
トップとネクストでは選手が全然違いますし
ネクストでやれてトップでやれなかったことも
これからはトップでやらなくてはいけないので
そこはずっと意識しながらやっています。

Q、単純な実戦経験という意味ではネクストで
試合に出てきたことは大きいですか？

A、そうですね。あるのとないのでは全然違うと思います。

Q、とはいえ、こうやってJリーグの試合に出てみると
ネクストのゲームとの違いというのは改めて実感しますか？

A、雰囲気が全然違うという面もありますけど
でも、やることはどのカテゴリーに行っても変わらないと思うので
自分がやれることを精いっぱいやるだけだと思っています。

（岡山・加地亮）
Q、なかなか重たい雰囲気のゲームだったようにも見えましたが
90分間を振り返っていただけますか？

A、序盤はまったりした感じのゲームだったので
その中でも先制点が取れて、逆にその数分後にやられたというのが
今日のポイントだったかなと。
後半は向こうが結構チャンスを多く創っていて
こっちも耐えながらチャンスを窺っていたのが
最後は中盤の繋ぎの部分だったりという所でちょっと精度がなかったですね。
まあ妥当な結果かなという感じはしますね。

Q、後半千明選手が入ってからボールは動くようになって
リズムもできたように見えましたが、そのあたりはいかがですか？

A、そうですね。リズムはできているんですけど
その次の段階のペナの手前で取られてしまうというか
そこでもう1回創ってどう打開するかというのがもう少し欲しかったなと。
ちょっと中央一辺倒になっている感じはしましたけどね。

Q、大分戦のアシストのように今日も右から中央に入って行って
落とすようなシーンがありましたね。

A、アレは結構狙っているんですけど
なかなか出し手と受け手のタイミングでボールが出てこないので
合わせたいなという感じですけどね。
練習でもずっとやっていることですし
そこを見て欲しいというのもずっと言っているので
それをあとは出すか出さないかは出し手次第というか
出し手の選択になってきますからね。

Q、大崩れしないようなゲームが続いている代わりに
2点目が取れないロースコアのゲームが続いている
難しさのようなものは感じていますか？

A、感じますね。点が取れていないというのがなかなか難しいんですけど
まあとにかく辛抱強くやるのと、落ち着いてやらないとなと。
やっぱりどうしてもバタバタ攻撃しちゃっている感じがあって、
全員が同じ方向に行くというか、全部が裏、裏になったりとか
ボールが入っても落ち着きがない感じがしますね。
落ち着きがなく、そのまま取られてカウンターというのが一番もったいないので
攻撃がマジメ過ぎるじゃないですけど
もう少し遊び心があっても良いのかなと。
逆に速く、速くという意識が強くても良いと思うんですけどね。

Q、それは選手個々のマジメな性格というのもありますか？

A、うーん、どうなんでしょうねえ（笑）
昔から染み付いているものもあるし、岡山はカウンターという。
それが決まれば良いですけど、なかなかそうもいかないですし
相手にも研究されますし、まあ楽しくやり続けたいというか辛抱しながらね。
やっていることは間違いじゃないと思うので
練習でもできていますし、あとは実戦でどれだけ自信を持って
気持ちに余裕を持ってできるかという所だけだと思います。

Q、一見結果が出ていないように見える中でも数字的にはイーブンで
指導陣も動じていない雰囲気がありますが、彼らがああいう雰囲気でいることが
チームに与えている影響は大きいですか？

A、大きいですね。逆にこれぐらいの成績だと
もっと結果を出さないとという焦りも凄く言葉の端々から出てくると思うんですけど、
それはないので選手も良い意味で安心してというか
悪い意味で言ったら安心し切っちゃうかもしれないですけど（笑）
選手も積極的にやれていますし、考えた上でああいう雰囲気を
創ってくれていると思うんですけどね。

以上になります。

土屋