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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
ATHLETAマッチの後に組まれた45分一本勝負の強化試合。冷たい雨が降りしきる悪天候にもかかわらず、熱心なサポーターが見つめる中、予定より7分遅れて選手がピッチに登場します。栃木はGKが吉満大介、DFは右から菅和範、坂田良太、フェリペ、中野洋司。中盤は永芳卓磨がアンカー気味に入り、その前に右から西川優大、杉本真、松村亮、河本明人を配し、1トップにイ・デホンを置いた4-1-4-1気味の布陣。松本はGKに古巣対決となる鈴木智幸。3バックは右から谷奥健四郎、坂井達弥、那須川将大で、ボランチはドリバと柴田隆太朗が並び、右に飯尾竜太朗、左に鐡戸裕史。1トップに塩沢勝吾で、その下に前田直輝と石原崇兆というおなじみの3-4-2-1でゲームへ入ります。
先にチャンスを掴んだのは栃木。左サイドを運んだ河本が上げたクロスに、杉本が合わせたボレーは鈴木がキャッチしましたが、サイドアタックから決定的なシーンを。9分に石原がミドルレンジから枠の右へ外したシュートを経て、11分は再び栃木。杉本が左へ振り分け、河本のクロスは那須川が何とかクリア。12分にも菅のパスを収めた松村が左へ流し、河本のクロスは鈴木にキャッチされたものの、序盤は河本の左サイドを生かした栃木の時間帯に。
15分も栃木。河本が左から斜めに打ち込み、杉本の落としをイ・デホンが狙ったシュートはクロスバーを越えたものの、長身のコリアンレフティは体も強く迫力十分。直後は松本。前田のパスに塩沢が走るも、ここは菅がきっちりカバーしてゴールキックに。16分も松本。柴田の横パスから前田が裏を突いたボールはDFのクリアも小さく、塩沢が懸命に追い掛けるも竹重がキャッチ。松本はなかなか手数を繰り出せません。
20分は松本。石原が果敢に狙ったミドルは枠の左へ。21分は栃木。イ・デホンが残し、杉本が打ち切ったミドルはクロスバーの上へ。23分は松本。ドリバの展開から飯尾が鋭いクロスを送り込むも、最後はDFが何とかクリア。やや松本にも手数が出てきた中で、27分に歓喜の瞬間を享受したのは黄色のゴール裏。西川とのコンビネーションで菅が中央へ侵入し、杉本のシュートはDFにブロックされたものの、こぼれに反応した河本のシュートはゴール右スミへ飛び込みます。再三良い動きを披露していた河本が見事に結果を。栃木が1点のリードを奪いました。
29分に那須川が35m近い直接FKをクロスバーの上へ打ち上げた松本は、31分に栃木のサポーターからも拍手を送られた鈴木と白井裕人を交替させると、直後に鐡戸が左から蹴ったCKのこぼれを再び鐡戸が中へ入れるも、フェリペが大きくクリア。33分には塩沢が獲得したFKを鐡戸が放り込み、こぼれを叩いた柴田のミドルはゴール右へ外れましたが、ようやく松本もセットプレーを中心に攻撃の時間を創り出します。
それでも、35分を過ぎると栃木のラッシュ。37分、杉本のパスからイ・デホンが放ったミドルは枠の左へ。38分、左へ開いたイ・デホンが裏へ浮き球を落とし、河本の速いクロスは走った松村もわずかに及ばなかったものの、ゴールの匂いは十分。39分、途中出場の荒堀謙次を起点に、中央をドリブルで進んだ永芳はスルーパス。反応した杉本へ寄せた坂井がカットしましたが好トライ。40分、松村の短いパスを杉本が左へサイドを変え、河本が敢行したダイレクトボレーは枠の左へ外れるも、個性的なアタッカーたちが貪欲に狙う2つ目のゴール。
44分には松本も"らしい"形が。白井のロングキックに塩沢がさすがの打点で競り勝つと、ルーズボールをいち早く収めた鐡戸はそのままミドル。枠へ飛んだボールは吉満にキャッチされたものの、最終盤で1つ狙いたい形からフィニッシュを取りましたが、これがこの45分間のラストチャンス。最後まで黄色と緑のサポーターが後押しし続けた強化試合は、栃木が1-0で勝利を収めました。
土屋
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