正田醤油スタジアム群馬で行われた
2015 明治安田生命J2リーグ第3節の
ザスパクサツ群馬対大分トリニータは1-1のドローとなりました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
群馬・松下裕樹、青木良太のコメントです。

（群馬・松下裕樹）
Q、試合の感想はいかがですか？

A、自滅ですね。失点の場面にしても
熊本戦も今日ももったいない失点で、
今日は特にゲームをやっている中で
相手もあまりうまくいっていないんだなという感じを
僕らも感じながらやっていたので、
早めに点を取って畳み掛けられればなという感じでした。
でも、前半は点を取れずに終わって
後半相手も人を替えてきて先に失点してしまって、
今日も本当に難しいゲームの流れになってしまいましたけど、
ホームですし点を取った後に迫力を持って攻撃もやれていたと思いますし、
そこで逆転できるパワーがチームとして欲しいですね。

Q、風や芝生といったコンディションの部分で気になる所はありましたか？

A、僕らは天然芝でやる機会は正直試合の時しかないですけど、
ここは良い冬芝のグラウンドでねちっこさというのがありますし
風も今日は特別吹いている感じではなかったですし、
ボールの転がり方やねちっこさは神経を使いながら
僕らはやらなきゃなという風にはアップの時から思っていました。
相手は意外とボールを動かす距離が遠かったので
たぶん長いパスになっていたのもそれが怖かったんだと思いますね。
だから、僕らも前からハメに行くのもハメやすかったですし
そんなに相手の攻撃が前半で言えば怖く感じるような場面はなかったです。

Q、最後の10分はタンケを中心に押し込む時間も創れたように見えましたが？

A、そうですね、たぶんタンケのことを
向こうも警戒していたと思いますけど
CBとタンケの能力の所の戦いになると
J2の中だとタンケも能力的には勝てて
相手も嫌がっているなというのはわかるので、
ボールをしっかり繋ぐとかサッカーのやり方は色々ありますけど
相手が嫌がることを多くやってプレッシャーを掛けたいのはあるので、
タンケをチームとしてもっとうまく使って
勢いに乗らせてあげたいなという感じはありますね。

Q、オリベイラが入るとタンケもより輝く感じはありましたね。

A、たぶんブラジル人同士で何かやろうという感じでやっているんだと思いますし、
それは気持ち良く任せてやって、どうにか点を取ってくれればいいなと思います。

Q、失点は一瞬の隙でしたね。

A、本当にイージーな所ですけど
それが負けに繋がらなかったですし、
熊本戦もそうですけどチーム全員でカバーしてという所は変わりないです。
ミスがあったから試合中に下を向いてというのではなくて
そこからミスを全員でカバーしてあげようという所だと思うので
ミスがないのが一番ですけど、そこはしょうがないですね。

Q、江坂選手もだいぶドリブルから中へ入っていっていましたね。

A、そうですね、前に推進力あるドリブルだったりというのは
アタルの良い所だと思うし、
どんどん出してくれればチームも助かるし
前に行く所と簡単にやる所もリーグ戦の中で色々感じながら
もっと良い判断ができるようになれば
もっと良い選手になると思います。

Q、もっとゴールを奪うためには何が必要ですか？

A、もう回数を増やすこと。
シュートを打つ回数だったり、
どこでもそうですけどゴールに向かっていく所をもっと多くと。
ただ、そんなに今もゴールに向かう場面は少なくないと思うので
もっと精度だったり最後のクロスの部分だったりという
ちょっとした所だと思いますし
もっとシュートを多くしてやれればなと思います。
試合を重ねればスカウティングをされて
タンケもタイトに潰されると思いますけど
それでも頑張ってやってもらうしかないでしょ！

Q、相当な決意を持って群馬に帰ってきた中で
ホーム2試合を戦って改めて「帰ってきたな」と実感するようなことはありますか？

A、もう開幕戦でやってますけど
やっぱり"ホーム感"は強いですね。
このスタジアムでやると「ホームなんだ」という気になります。
以前に比べて整備されていますけど、
僕らは試合に勝って結果を残さないと
お客さんが入ってくれないですしね。
開幕戦は凄く良い雰囲気でゲームができたのに
不甲斐ないゲームをしてしまって
「これじゃお客さんが入ってくれないな」と終わった後に思いましたし、
良いサッカーというか、本当に全員で泥臭くゴールに襲い掛かって
結果を全員で勝ち取れればなという想いです。

（群馬・青木良太）
Q、ゲームを振り返っていただけますか？

A、出足はこっちの方が良くて、向こうもここの粘っこいピッチを嫌がっていて
ペース的にはこっちが握っていたので失点がもったいなかったかなと。
試合自体はウチらの試合だったと思うので
この間の熊本戦もそうですけど
それで自分たちのミスで失点した所は反省しなきゃいけないかなと思います。

Q、前半の守備に手応えはありましたか？

A、相手もあるので難しいですけど
相手が良くなかったと思います。
ただ、ウチらも立ち位置とか良かったから相手のミスが生じているので
相手が良くなかっただけの話ではないですけど。
もちろん前の選手もみんなハードワークしていたし
そういう所でああいうミスを誘発できていたと思います。

Q、相手がうまくいっていない感じはピッチ上で受けましたか？

A、明らかにうまくいっていない感じでしたね。
選手間の距離が遠いとこの芝がねちっこいので
ミドルレンジのショートパスが通らないんです。
それでみんな足を取られたりとかドリブルで引っ掛かったりして
ミスが生じた分、向こうも経験のある選手が多い訳ではないので
メンタル的な部分でバタついていたかなという感じはありました。
逆にウチはタンケが前に持っていく所も強いので
スペースに放り込んでセカンドを拾ってどんどん押し上げて
マツさん（松下）とアクレイソンも球際の所で強いので
そういう良い部分は出せていたかなと思います。
失点はもったいなかったですね。

Q、岡本選手とエヴァンドロ選手の交替は守り方に影響を及ぼしましたか？

A、特別にはなかったですね。
エヴァンドロも1点取ったので勢いはあったでしょうけど
兵働さんが持った時は最終ラインも
気を付けなければいけないというのはわかっていたので、
実際前半も兵働さんが高い位置で持った時だけ
サイドハーフも動き出して前向きに走るという感じで
それ以外は基本的に動き出しも少なかったですし、
守りやすかったという部分はありました。
ただ、毎試合失点しているので
そこはチームとして改善していかなくてはいけないと思います。

Q、終盤の押し込む時間帯はチームで話していたことはありますか？

A、向こうは最後3-5-2にしましたけど、システム的なミスマッチで
お互いにボールを持った方が主導権を握れるようなシステムですから、
向こうに高い位置でボールを握られていたら
ウチらが持たれる展開が続いていたと思いますけど、
そこはウチらが中盤で主導権を握れていたのかなと思います。

Q、次のゲームに向けて一番の改善点はどこでしょう？

A、やっぱり失点ですね。
ウチは2点、3点取れるチームじゃないと思いますし、
ここ2試合はしっかり点を取ってくれているので
守備はしっかり踏ん張って、単純なミスはしっかり整理して
チームみんなで頑張って失点しないのが一番大事かなと思います。

Q、大分の山口選手は中学時代のチームメイトだと思いますが、
こういう舞台で対戦するというのはどういう想いがありますか？

A、たまたまかもしれないですけど、
僕は結構色々なチームにそういう選手がいるので
特別どうというのはないんですけど、
自分はプロでサッカーをやっている時間が長いので
今日の相手でも岡本英也はガンバでやっていて
兵働さんは千葉でやっていますし、ヤマもそうですけど
去年は大分に伊藤大介もいましたからね。
だいたい1チームに3,4人は仲の良い友達がいる感じで
特別な感じはないですよ。友達が多いというか。
次の北九州も大塚翔平、原一樹、オーシさん（大島秀夫）、
加藤弘堅、星原健太、もういっぱいいるので（笑）
楽しくやれる感じはあります。

以上になります。

土屋