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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
J1第32節
ベガルタ仙台×セレッソ大阪@ユアテックスタジアム仙台
解説:玉乃淳 実況:西岡明彦 インタビュアー:村林いづみ
【ベガルタ仙台 渡邉晋監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、今日の試合をまずは振り返っていただけますか?
A、まずは本当に1万9千を超えるサポーターに来ていただいて、
そのサポーターに勝ち点3をプレゼントできずに、
悔しい思いでいっぱいです。
ゲームの流れや展開から考えても、ホームですし、
何としても勝ち点3を取らなければいけないゲームだったと思います。
ただ、追い付かれた後にも勝ち越すゴールを取りに行った姿勢と、
勝ち点1で満足じゃないんですけど、
この状況でも勝ち点1を取ることができたというのは前向きに考えて、
残り2つ戦っていきたいと想います。
Q、今日は本当に緊張感のある試合だったんですが、
早い時間に2得点と、ゲームの入りは選手たちが
非常に落ち着いているように感じました。
監督はどのように感じていらっしゃいましたか?
A、とにかく先手を取ろうという話を今週はずっとしてきて、
それはもちろん先制点を取れればベストなんですけど、
そううまくいかなくても意識として、
相手より先に動くとか、相手より出足を早くするとか、
そういった所で先手を取ろうよという話はしていました。
もうそれは本当に選手が意欲的に取り組んでくれた成果が
2-0という所までだったと思うんですけど、
ちょっとその後も少しオープンな所で終始してしまったので、
ゲームをコントロールし切れなかったというのが反省です。
Q、もう1点が必要な所でハモン・ロペス選手が決めました。
彼への評価と今後への期待はどういった所でしょうか?
A、苦しい、悔しいここまでを本人も過ごしてきたと思います。
ただ、本当に練習試合を重ねる中で
良いパフォーマンスが示せていましたし、
それが今日のファインゴールに繋がったと思います。
まあ、本人も自信を持てたでしょうし、
残りの2つで間違いなくもっともっとパワーになってくれると思うので、
今度は勝ち越しゴールを決められるように期待したいと思います。
Q、悔しい勝ち点1ではあると思うのですが、
この勝ち点1が今後どのように効いてくると
監督は感じてらっしゃいますか?
A、他会場の色々な状況といったもののを
今後は色々と耳にしなければいけなくなると思うんですけど、
現時点で今日も勝ち点1が
プラスだという風には捉えられると思うので、
最終的にこの1が良かったと言えるようにしたいと思います。
Q、満員に近いサポーターが90分間後押ししてくれました。
この声は監督はどのように聞いてらっしゃいましたか?
A、本当に3週間の間がある中で
「是非ユアスタを満員にして欲しい」という話を
僕からもずっと言ってきましたし、
本当にそのようなシチュエーションを
創ってくれたことに心から感謝します。
それがあったからこその3得点という風にも思いますし、
ただ我々は勝ち点3を届けられなかったのは
本当に今度はサポーターに借りを作ってしまったので、
是非次のホーム最終戦ではもう一度
パワーを貸していただければと思います。
【セレッソ大阪 大熊裕司監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは試合を振り返っていただけますか?
A、やっぱり前半の最初の入りですね。
あの失点で大きくプランが崩れてしまったんですけど、
最後まで粘り強く選手は良く戦ってくれて、
次に繋がったので、このゲームを大事にしたいなと思います。
Q、今日はゲームのスタートの際に
コイントスでエンドを入れ替えました。
このあたりはチームとしてどういった狙いがあったのでしょうか?
A、まあ、そんなに深い意味はないと思います。
Q、監督からの指示ということではないということでしょうか?
A、はい。
Q、前半2失点をして、そこから1点を返して追い付きました。
最後も追い付きましたが、こういった選手たちの粘りというものは
どのように評価されますか?
A、最後まで本当に諦めずによくやってくれたなとは思うんですけど、
やっぱり立ち上がりの不用意な失点がいけなかったので、
そういう所はやっぱりしっかりと
直していかなければいけないかなと思います。
Q、今日の勝ち点1というのはどのように評価されますか?
A、可能性がまだ残っていますので、
次のゲームに本当に繋がる勝ち点1ですし、
これを必ず生かさなくてはいけないと思っています。
Q、そして今日はアウェイにも大勢のサポーターが集まり、
背中を押してくれました。
そのサポーターに向けて最後に一言お願いします。
A、今日は本当に最後まで熱い声援をしていただいて、
その後押しもありまして、どうにかして勝ち点1を取れたんですけど、
やっぱり勝ち点3を取る必要がありますので、
次のゲームは是非みなさんのご期待に応えられるよう、
頑張っていきたいと思います。
【玉乃淳氏のレビュー】
(仙台)
仙台はこれ以上ない
立ち上がりだったんですけどね。
2点目も勢いのまま、
ただのセットプレーではなく
素晴らしい入り方をしたからこそ生まれたゴールで、
正直試合はここで終わってしまったかなと思いましたが、
このあとに色々なドラマが待っていましたね。
我々も勝つことの難しさを感じましたね。
仙台ホームで2点差になって、
楽なムードで戦えるのかなと思いましたから。
意外に足の止まる時間も早かったですし、
相当なテンションでゲームに入っていたんでしょう。
決して後半の仙台は
チャンスも多くなかったんですけど、
ハモン・ロペスにはビックリしました。
残り2試合はどう見ますかと言われても、
わからないというのが率直な感想で、
予想するだけ無駄かもしれないですね。
スタジアムに自分で足を運んで見て、
目の当たりにするまで何も信じられないといった状況でしょうね。
仙台の残り2試合も絶対に見たいと思います
(C大阪)
凄い試合になりましたね...
この試合について
今から5時間くらい語れそうです。
ただ、コイントスのエンド選択は
選手たちの判断だったんですね。
今日の楠神は仕掛けて仕掛けて仕掛けまくりましたね。
両サイドハーフの楠神と杉本は
良くボールに触って、存分に自分の良さを出していました。
後半は素晴らしい形を創っていたんですよね。
相手もなかなかボールにプレスへ行けない中で、
ラインがズルズル下がった中で、
2点目を取ることができたんですよね。
カカウも全然リズムに乗れていなかったのに、
ゴールは凄かったです。
彼の存在は不気味ですね。
今後はどのタイミングで出てくるのでしょうか。
ここから2連勝すれば当然可能性はある訳ですから、
それができるだけのパフォーマンスや
各選手の力が今日は見られたので、
これはわからないと思います。
【Jリーグブログ的データ】
J1第32節
ベガルタ仙台 3-3 セレッソ大阪
入場者数:19,404人 天候:晴、無風
気温:11.1度 湿度:79%
主審:村上伸次
副審:大塚晴弘、宮部範久
第4の審判員:篠藤巧
《得点者》
<仙台>
3'野沢拓也③(アシスト:ウイルソン)
17'赤嶺真吾⑨(アシスト:リャン・ヨンギ)
88'ハモン・ロペス①(アシスト:リャン・ヨンギ)
<C大阪>
38'杉本健勇⑤
72'永井龍②(アシスト:杉本健勇)
90+3'カカウ⑤(アシスト:扇原貴宏)
《選手寸評》
(仙台)
GK関憲太郎...失点はすべて致し方ない。トータルでは果敢なセーブが目立った
DF菅井直樹...得意のオーバーラップを自重した守備面での奮闘が目立つ
(→DF村上和弘...直接の責任はないがゲームをクローズできなかった)
DF鎌田次郎□...2失点目はやむをえないが早い時間の警告で積極性を欠いた
DF上本大海□...後半は押し込まれる展開の中でラインを保ち切れなかった
DF石川直樹...後半のカウンター時の飛び出しは圧巻。最後のゴールは幻に...
MF太田吉彰...序盤の躍動感が徐々に失われ1人目の交替で退いた
(→FW武藤雄樹...やや劣勢の時間帯で持ち前のスピードを生かし切れず)
MF富田晋伍□...危ない場面にことごとく登場してピンチの芽を摘みまくった
MFリャン・ヨンギ...3点目の直前に見せたボール奪取に残留への執念を見た
MF野沢拓也③..."ミスターノベンバー"の面目躍如。1つ1つのプレーが常に効果的
FW赤嶺真吾⑨...2点目のヘディングは簡単そうに見えてかなりスーパー
(→FWハモン・ロペス①...遂にとんでもない左足を披露したがヒーローになり損ねた)
FWウイルソン...アシストも含めてやはり彼の存在はピッチにいるだけで十分脅威
《選手寸評》
(C大阪)
GKキム・ジンヒョン...自責は多くないが清水、甲府、仙台と直接対決ですべて3失点
DF酒本憲幸...セットプレーのキッカーとしても奮闘。最古参としての魂を見せた
DF染谷悠太□...前半の押し込まれる時間帯に耐え切れず。2失点目は完全に競り負けた
DF山下達也...相手2トップとのマッチアップもやや劣勢。好調時のパワーは失われつつある
DF丸橋祐介...FKも含めて3本のシュートを放つ。90分間休むことなく戦い続けた
MF杉本健勇⑤...追撃の1点が雰囲気を一変させたが能力を考えたらもっとできるはず
MF長谷川アーリアジャスール...責任感のあるプレーで守備に貢献ももう少し前に出て行きたい
MF扇原貴宏...いつも以上に球際でも力強いプレーが多く3点目もアシスト
MF楠神順平...持ったら仕掛けて抜きまくる。左サイドは彼が制圧し続けた
FW永井龍②...前半とは打って変わった後半の積極性が幸運な2点目を呼び込む
(→FWカカウ⑤□...短い出場時間への悔しさをすべて乗せた同点弾はまさにワールドクラス)
FW南野拓実...特に前半は流れの中へ埋没。久々のFW起用は裏目に出た感も
再放送スケジュールは
11月24日(月)午後3:45~午後6:00 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!
土屋
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