mas o menos

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2014/11

S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2014年11月04日

J1第31節 C大阪×甲府マッチレビュー

mas o menos
  • Line

J1第31節 
セレッソ大阪×ヴァンフォーレ甲府@ヤンマースタジアム長居
解説:水沼貴史 実況:西岡明彦 インタビュアー:林智美


【セレッソ大阪 大熊裕司監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは今日の試合を90分間振り返って
一言お願いします。


A、前半はある程度思い通りというか、
プラン通りに進んだと思うんですけど、
後半ちょっと足が止まって下がり過ぎてしまって、
その隙を突かれたかなという印象を持っています。


Q、今週はシュートという部分にも
力を入れてトレーニングを行っていたということですが、
そのあたりも含めて監督のやりたかったことは
ピッチで見せられましたか?


A、前半はある程度良かったんですけど、
やっぱり後半ですね。
あまり機能しなかったなと思います。


Q、逆にもっとこういう所を見せたかったというのは
どういう部分でしょうか?


A、やっぱり前半と同じように
アグレッシブにもう少し前からプレーしなくては
いけなかったなという風には思っています。


Q、プレッシャーの掛かる大一番でしたが、
試合前はどんな言葉で選手を送り出しましたか?


A、お互い状況は変わらないので、
とにかく勝ち点3を取りにいこうということです。


Q、残り3試合はどんなゲームを見せていきますか?


A、とにかくもう勝たなければいけないので、
勝ち点3を取りに行って、
残留目指して頑張りたいと思います。


Q、今日も多くのサポーターが詰め掛けてくれました。
TVの前でも多くのサポーターが声援を
送ってくれていたと思います。
最後に一言いただけますか?


A、サポーターのみなさんの期待に応えられるように、
とにかく残り3試合全力で頑張りたいと思います。


【ヴァンフォーレ甲府 城福浩監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは素晴らしい逆転勝利となりましたが、
90分を戦い終えての今のお気持ちを一言お願いします。


A、前半本当に我々のプラン通りやっていたんですけど、
1つのミスでやられて、ああいう展開になると非常に難しくなるんですけど、
選手が我慢強くよくやってくれたと思うし、
あの後も失点しないでしっかり3点取れたというのは、
セレッソのような素晴らしいチームにそういう試合ができたというのは
自信を持ちたいと思うし、また次に繋げたいと思います。


Q、今日は3得点と複数得点での勝利。
攻撃の面でも十分に手応えを感じてらっしゃるのではないでしょうか?


A、チャンスは今まで創れていたんですけど、
ゴール前のクオリティというのは課題だったんですが、
辛抱強くチャンスの回数を創ることによって
ちょっと得点率が上がってきたかなと思いますし、
みんなが少しシンプルにやれるようになったので
これは継続したいと思います。


Q、ゴールという結果でもベテラン勢が
しっかりと決めてくれました。
やはりチームにとっても大きな存在ですよね?


A、もう僕らは全員が戦力なので、
今年に入った新人も38歳も
全員総力戦で戦わなくてはいけないので、
それは本当にチーム一体となって良くやってくれていると思います。


Q、ここ4節は黒星なしということで
勝ち点を着実に積み重ねてきています。
負けないということも自信に繋がっているのではないでしょうか?


A、ただ、僕らの立ち位置が
残留争いの真っ只中にいるというのは変わらないので、
とにかくあと3試合も勝ち点3を目指して
早く残留が決められるようにしたいと思います。


Q、残り3節となりましたが、どんな戦いを見せていきたいですか?
最後に意気込みをお願いします。


A、本当に苦しい中、サポーターがずっと応援し続けてくれて、
彼らに応えたいという気持ちがずっとあったので、
あるいは苦しい環境の中で、
J1の中では本当に苦しい環境の中で選手たちはやっているので、
トータルで彼らに報いるのは勝つしかないし、残留するしかないので、
残り3試合サッカー人生を賭けてやりたいと思います。


【水沼貴史氏のレビュー】
(C大阪)
セレッソはちょっと厳しくなったでしょうか。
何か元気がないですし、シュートも後半は打てなくなりましたし、
甲府が被シュート数1位だということで、
打たせてもらえないのはわかるんですけど、
ちょっと覇気がなかったなという感じはしますね。
失点してからはちょっと下を向く選手も多かった気がします。


特に後半は躍動感が失われていた感じはしますね。
選手との距離関係というのが
ちょっと離れ過ぎていたような気がします。
連動した攻撃みたいなものは
ちょっと見えなかった気がしますね。


でも、残り3試合で直接対決が2つあるということは
ある意味救いかもしれません。
今シーズンは監督選びの所から
ちょっと後手を踏んでいた感は否めませんでしたし、
それがそのままシーズンインして
何となくそのまま来てしまった印象です。
本当に怖いですよね。
柿谷も抜けてしまって、若い活きの良い選手が出てきて、
カカウも入って、しかしこういう現実がある訳ですね。


(甲府)
監督はこれだけベテランが多いと
コンディションに配慮するでしょう。
異例の2日前現地入りというのが効いたんじゃないですか。


阿部も嬉しいでしょうね。
自分のミスから最初の失点は取られましたし、
「あー、よかった」ってホッとしてるんじゃないですか。
自分でPKも取りましたしね。


山本は自分で蹴ると決めてたんですね。
クリスティアーノが蹴るのかなと誰もが思っていましたけど、「俺だから」と。
クリスティアーノも引き下がりましたからね。
彼は本当に大きな存在だと思います。
どうしても5バック気味になるとラインがどんどん下がってしまうと。
その中でも大勢の人数をコントロールしながらラインアップしたりとか、
そういうこともやっている選手なので凄く大きいと思います。
今日も失点した場面では「自分のミス」という風に言いましたよね。
そういう所も凄いなと思いますね。


3点目は本当に素晴らしかったです。
盛田のキープから始まって、
それをクリスティアーノが追い越して、
ちょっと溜めている間に保坂が逆サイドに走ってくるという
流れは素晴らしかったです。


城福監督が常にああいう形で
チームに接しているんだなというのはすごく感じました。
それは何かと言うと、「本当にギリギリの中で戦っている」と。
「選手たちもしっかり頑張ってくれている」と。
「この戦力で」「この環境で」という言葉は凄く印象的ですけど、
監督としてその選手たち、その環境を生かしながら、
どうやったら勝てるか、どうやったら残留できるかというのを
常に考えているんだなというのを本当に感じますね。
監督ってそれが当たり前だと思うんですけど、
やっぱり今シーズンは常にギリギリの位置にいるので、
本当に厳しい中で戦っているなという印象ですね。


よく城福監督はプロヴィンチアの代表だという話をしますけど、
来シーズンは松本が上がってくることも決まりましたし、
そういうチーム同士が良いライバル関係に
なって欲しいなという風に思います。


【Jリーグブログ的データ】
J1第31節
セレッソ大阪 1-3 ヴァンフォーレ甲府

入場者数:23,378人 天候:雨のち曇、弱風
気温:21.3度 湿度:77%
主審:家本政明 
副審:宮島一代、川崎秋仁
第4の審判員:馬場規


《得点者》
<C大阪>
25'カカウ④
<甲府>
62'盛田剛平⑤(アシスト:石原克哉)
71'山本英臣②(PK)
73'保坂一成①


《選手寸評》
(C大阪)
GKキム・ジンヒョン...1失点目は完全なポジショニングミス。勝敗を分けるワンプレーだった
DF酒本憲幸...攻守に奮闘したが連動性を持って上がるシーンは限られた
DF藤本康太...出血後も懸命に戦ったがPK献上は言い訳できない
DF山下達也...盛田との空中戦は完敗。ゲームキャプテンとしてもっとチームを鼓舞したい
DF丸橋祐介...前半は繰り出していたオーバーラップも後半は沈黙
MF南野拓実...彼の積極性はサイドより中央で生かした方が得策か
MFキム・ソンジュン□...あわやPK献上という場面もあり全体的に安定感を欠いた
(→FWフォルラン...後半唯一のシュートを記録。20分間の出場では...)
MF扇原貴宏...2ラインになりがちな中盤を必死にキープも攻撃には関与し切れず
MF長谷川アーリアジャスール...3失点目のシーンであそこまで戻っていたことに光明は見えた
FWカカウ④...さすがの決定力で先制弾をゲットもベンチや味方にイラついていた
FW杉本健勇...前半のシュート1本に終わった。残留は彼の双肩に懸かっている
(→MF楠神順平...期待されたジョーカーとしての役割は果たせなかった)


《選手寸評》
(甲府)
GK荻晃太...先制点はノーチャンス。ここに来て安定感がグングン増している
DF畑尾大翔...2試合目のスタメン出場も監督の期待に100%の気合で応えた
DF山本英臣②...あらゆるプレッシャーを跳ね除けて決めたPKは感動的
DF佐々木翔...彼の高さがここに来て一層生きる。欠かせないピース
MF松橋優...上がる回数は限られたが一定の役割は果たし切った
(→FWクリスティアーノ□...後半のあの時間帯からなら常に脅威を突きつけられる)
MF新井涼平□...派手さはないが守備面でのバランス維持に90分間腐心
MFマルキーニョス・パラナ...膝の負傷で前半途中交替。早期復帰が望まれる
(→MF保坂一成①...魂の3点目は連動性も含めて彼の持ち味がすべて発揮された)
MF阿部翔平...守備面での奮闘が目立つ。闘える選手として開眼した印象
FW石原克哉...1点目のアシストはあくまでオマケ。90分走り切れる36歳に敬服
FW盛田剛平□...流血しながらの同点弾がチームの導火線に炎を灯した
(→MF稲垣祥...重要な局面での起用で貴重な経験を積み続けている)
FW阿部拓馬...1失点目のミスを帳消しにするPK獲得。指揮官も絶対の信頼を寄せる


再放送スケジュールは
11月4日(火)深夜0:10~深夜2:25 J SPORTS 3
11月6日(木)深夜0:00~深夜2:15 J SPORTS 3

となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

  • Line