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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
J1第13節
ヴィッセル神戸×ヴァンフォーレ甲府@ノエビアスタジアム神戸
解説:玉乃淳 実況:下田恒幸 インタビュアー:林智美
【ヴィッセル神戸 安達亮監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは90分間を振り返って下さい。
A、前半の立ち上がりは非常に良い形で入れたんですけど、
やっぱり連戦の疲労もあって、
最後はみんなで必死に1点を守ったという形でしたけど、
勝ち点3が取れたのは非常に良かったです。
Q、攻撃という部分ではいつもの神戸に比べると
少し物足りない部分もあったと思います。
そのあたりはどのようにご覧になっていましたか?
A、甲府さんがしっかり守るというのはわかっていたんですけど、
もう少し攻撃のアイデアがあって、
色々なバリエーションで攻めようという話はしていたんですけど、
少し連戦の疲れ、身体の疲れもありますし、
ちょっと新しいアイデアが出てくるというような余裕も
頭の中にはなかったのかなと思いますけどね。
Q、ここ数試合は後半の入り方を注意したいというお話もありましたが、
そのあたりはいかがでしたか?
A、今日も前半1点リードでハーフタイムを迎えたので、
そのハーフタイムには非常に厳しく
後半の立ち上がりというのは話をしたんですけど、
そこもできたのかできていないのかね...
もう少し課題があるのかなという風に捉えています。
Q、その課題という部分で次に向けて修正していきたい
一番の部分はどういった所でしょう?
A、大きな修正はないんですけど、
今我々がやっていることで間違っていることは何もないと思っています。
ただ、どうしても微調整をしていかなくてはいけないということと、
色々とやろうとしていることは良いんだけれども、
精度を上げていくということが一番大きなポイントかなと思います。
Q、試合終了のホイッスルが鳴る瞬間まで、
攻め込まれる時間帯というのも長くありました。
正直どんな想いでピッチを見つめていましたか?
A、うーん...、もうねえ、
選手が頑張っているのはよくわかるんですけど、
相手も頑張るのでそこの戦いには負けてくれるなという感じで
祈るような想いでした。
Q、次は中断前最後のリーグ戦になります。
最後に意気込みをお願いします。
A、ここ数試合勝ち点を落としていて、
今日は勝てたので良かったです。
その後にナビスコもあるんですけど、
リーグ戦は一度そこで中断するので、
最後にきちんと勝って次に繋げたいと思います。
【ヴァンフォーレ甲府 城福浩監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは90分試合を振り返って一言お願いします。
A、やるべきことは選手はやってくれたと思いますし、
僕らはこういう努力を毎試合続けていくしかないので、
彼らの頑張りを結果に繋げたいと思います。
そういう残念な悔しい想いで終わった試合でしたね。
Q、前半は神戸を上回るシュートの数もありました。
かなり攻撃という部分では手応えを
感じてらっしゃるのではないかと思うのですが、
そのあたりはいかがでしょうか?
A、まあ負けてしまっては意味がないので、
とにかく相手は個で一発で決められる選手がいるというのは、
ずっと注意をしてきたんですけど、
そのままの形でやられてしまったなと。
ただ、我々はチームとして戦い続けるしかないので、
諦めずに続けてやっていきたいと思います。
Q、失点してしまった場面以外では、
神戸の個の力にもほとんど仕事をさせなかったように思います。
守備の面ではいかがでしょうか?
A、負けてしまっては意味がないです。
Q、次は中断前の試合になりますが、
最後に意気込みをお願いします。
A、我々はとにかくやるべきこと、
やれることを最大限やり続けるということで、
もちろん「神のみぞ知る」とは言いたくないんですけど、
それで結果を受け入れていくしかないので、
やり残して後悔するよりはやり切って
結果を受け入れるという日々を続けたいと思います。
【玉乃淳氏のレビュー】
(甲府)
城福監督は負けてしまっては意味がないとおっしゃっていましたが、
大いに意味のある試合になったのではないかなと、
我々が外から見ているとそう思える試合内容でしたよね。
1-0で負けている時のサッカーを続けていれば、
たぶん勝手に点が取れる気はするんですけどね。
ジウシーニョもクリスティアーノも何度もチャンスを創っていましたし、
心を揺さぶる攻撃も随所にしてくれていたので、
何かジウシーニョとクリスティアーノが好きになってしまいました。
あれだけ守備にも走り回って、
攻撃にも顔を出して、執念も見られましたし、
何も悲観する内容でも結果でもないんじゃないかなって。
90分以上戦い抜いた甲府の選手たち全員に
サッカーダイジェストで言うと7.5をあげてもいいんじゃないかというくらいの
ファイト、技術、すべて兼ね備えていたので
できることなら勝ち点をちょっとあげたいくらいですよね。
序盤戦でこういう戦いが見られたので、
甲府にとっては明るい試合になったんじゃないかなと総括したいですね。
※神戸は時間の都合により、放送内で振り返りができませんでした。
ご了承下さい。
【Jリーグブログ的データ】
J1第13節
ヴィッセル神戸 1-0 ヴァンフォーレ甲府
入場者数:12,224人 天候:晴、微風
気温:21.6度 湿度:25%
主審:今村義朗 副審:蒲澤淳一、金井清一 第4の審判員:岡宏道
《得点者》
<神戸>
9'ペドロ・ジュニオール⑨(アシスト:マルキーニョス)
《選手寸評》
<神戸>
GK山本海人...阿部のミドルとクリスティアーノのFKを潰して勝利に貢献
DF高橋峻希...前半は上がる場面もあったが後半は差し込まれた
DF河本裕之...最後は負傷交替もスタメン奪取に向けて好アピール
(→DF岩波拓也...難しい時間帯での投入も試合をきっちり締めた)
DF増川隆洋...彼が盛田をピッチから追い出したことは終盤に意味を持った
DF茂木弘人...ほとんどオーバーラップは繰り出せず守備に奔走
MFチョン・ウヨン...彼の視野や展開力が生きる展開ではなかった
MF大屋翼...自身の役割は果たしたものの攻撃にもっと関与したい
(→FW松村亮...終盤にはチャンスに顔を出して存在感を発揮)
MFペドロ・ジュニオール...これで9ゴール。とにかく推進力も含めて好調キープ
MF森岡亮太...前半は十分持ち味を発揮したが展開上交替もやむなし
(→MF橋本英郎...懸命に体を張って試合を潰し切る役割をまっとう)
MF小川慶治朗...開幕時よりは断然コンディションも上がってきている
FWマルキーニョス...相変わらずボールが収まる。アシストのパスも絶妙
(甲府)
GK岡大生...点差と結果を考えれば失点時はもう一粘りしたかった
DF青山直晃...エアバトルではほぼ勝利もフィードの精度が欲しい
DF津田琢磨...今季初スタメンで求められたタスクはやり切った
(→FW石原克哉...右サイドに張り出すことも多く攻守に奮闘)
DF佐々木翔...時折オーバーラップを繰り出すなど勝利への執念を見せた
MF福田健介...前半から味方のサイドチェンジを引き出して右で躍動
(→MF水野晃樹...ロングスローにFKとセットプレーヤーぶりを発揮)
MF新井涼平...終盤は3バックの中央を務める新オプションも
MFマルキーニョス・パラナ...献身性の塊。ただ水野のFKは沈めたかった
MF阿部翔平...左足から繰り出すサイドチェンジは抜群のアクセントもゴールが遠い
MFクリスティアーノ...ロストやシュートミスも多かったがFKでは能力の一端を見せた
MFジウシーニョ...あれだけ守備へ奔走している彼に攻撃性を求めるのは酷か
FW盛田剛平...ポストプレー精度はやはり圧巻。展開的には交替後に不在が響いた
(→MF下田北斗...受けて捌いてを繰り返しチームに好リズムをもたらした)
再放送スケジュールは
5月11日(日)午前5:45~午前8:00 J SPORTS 3
5月12日(月)午前11:15~午後1:30 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!
土屋
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