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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2014年03月09日

J1第2節 広島×川崎マッチレビュー

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J1第2節 
サンフレッチェ広島×川崎フロンターレ@エディオンスタジアム広島
解説:水沼貴史 実況:西岡明彦 インタビュアー:君﨑滋


【サンフレッチェ広島 森保一監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、前半の失点は厳しい所がありましたね。


A、はい。ただし、Jリーグのホーム開幕戦ということで、
何が何でも勝ちたいと。
サポーターの皆さんをはじめ、
我々を応援して下さる方にホーム開幕戦を勝利で飾って、
みんなで喜び合えたらと思っていましたので、
前半の失点は痛かったですけど、
逆にその逆境を跳ね返して勝利できたことで
我々を応援して下さる皆さんに良い試合をお見せできたかなと、
良い結果をお届けできたかなと思います。


Q、今日の試合は苦しい中で追い付き、
素晴らしいゴールで逆転と見事な勝利になりましたね。


A、勝てた要因としては、もちろん先制点は痛かったですけど、
我々がやってきたことをリードされている展開の中でも
選手が焦らずにやり通してくれたことが
寿人のゴール、シオのゴールに繋がったと思います。
選手が日頃やっていることを自信を持ってやり続けてくれたこと、
ハードワークし続けてくれたことが
逆転に結び付いて良かったです。


Q、去年1年間の戦いで随分しぶとさが身に付いた広島だと思いますが、
さらにまた何かが加わってきた感じがありますね。


A、そうですね、選手が過去2年間の成功体験で
一回りも二回りも大きくなっていると思いますし、
我々に対してモチベーション高く戦ってくる相手に対しても、
そこで怯むことなく自分たちのサッカーをやり通せるということが
去年一昨年と結果で出たので、
良い自信となって今年のシーズンもグラウンドの中で選手が
力を発揮してくれていることに繋がっていると思います。


Q、これで20年ぶりの開幕連勝となりました。
最後にサポーターへ一言お願いします。


A、20年ぶりですか(笑)
Jリーグのホーム開幕戦でサポーターの皆さんに
勝利をお届けできたことが何よりも嬉しいです。
おそらく今日来てくれたサポーターの皆さんは
12時半のキックオフということで
たぶん早朝から駐車場を確保したりとか、
席を確保してくれたりとかということで
早くから来てくれていたと思いますけど、
そういうサポーターの皆さんの我々に対する想いを
結果でお返しできて良かったと思います。
まだまだJリーグは2節しか終わっていません。
これからも最後までサポーターの皆さんと
戦っていきたいと思いますので、
どうぞ応援よろしくお願いします。


【川崎フロンターレ 風間八宏監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返って頂けますか?


A、特に前半は非常に良いゲームをしたと思います。
ですけど、まだまだ我々の攻撃力、
特にゴール前をしっかりしないといけないなと。
ただ、選手も少し言っていましたけど、
やっぱりあのシュートはなかなか入らないですし、
少しアンラッキーな部分があったと思います。


Q、失点した後も川崎らしさを失わずに
良い流れだったと思いますが、
最後の最後の所は運の大きさというのもあったんでしょうか?


A、運もあるでしょうし、色々なものがあると思います。
ですけど、我々も前に向かっていくしかないですから、
あとはもっともっと精度を上げていく、
質を上げていくという所だと思います。


Q、そういう意味では今まで取り組んできたことが
ちゃんと力になっている手ごたえはあるのでしょうか?


A、もちろんチームはどんどん成長していますし、
それから我々の場合は今時間がありませんので、
次にどんどん向かっていくしかないという所で、
逆にこの連戦をうまくみんなで乗り切るしかないと。
うまくそれを力にしていきたいなと思います。


Q、今日ボランチに稲本選手と山本選手を
使ってきたのも連戦を考えてなのか、
広島に対してはあの2人がいいという構想が
初めからあったのか、どちらでしょう?


A、相手というよりも、やはり自分たちを主体とした時に
今は2人が非常に良いということです。
それから、言われた通り連戦もありますから、
選手もどんどんゲームをやっていかなくてはいけないと
いう所があると思います。


Q、連戦ということでサポーターに向けて一言お願いします。


A、本当に今日も遠い所にも関わらず
これだけ多くのサポーターが我々を後押ししてくれていると。
期待されていることは非常に良くわかりますので、
我々もその期待に応えられるように、
すぐ試合がありますけど全力で戦いたいと思います。


【水沼貴史氏のレビュー】
(広島)
サッカーって90分でやるんだよということを
改めて教えてもらった気がします。
そんなにガツガツ行かない前半があって、
その中で失点もしてしまいました。
ただ、それでも慌てずにやり続ける
広島らしさが出たのかなと思いますけどね。
ゴールは共にスーパーゴールでした。
90分終わってみて広島らしさ、
広島の強さが見られたゲームだったと思います。


森保監督はやはりチームをよく掌握しているというか、
まず選手たちを立てますよね。
そのあたりのマネジメントは本当に素晴らしいなと思いますし、
後はサポーターの皆さんへの気遣いというか、
キックオフが早い時間だと見る人たちも大変ですからね。
そういう人間性の溢れるインタビューだったと思います。


ACLも含めてスケジュールもそうですけど、
対戦相手的にここから大変ですよね。
リーグの対戦相手は浦和ですしガンバですし。
監督からは一回りも二回りも
大きくなった選手たちという話がありましたけど、
是非三回りも四回りも大きくなって欲しいなと思いますね。


塩谷は魅力がいっぱいある選手ですね。
レナトをほぼ完封していましたし、
得点のシーンではサイドを突破されましたけど、
あれは対応していた選手が違いましたからね。
FKも自信を持って蹴っていました。
塩谷には代表に入って欲しいなあ。


(川崎)
ゲームの戦い方もそうですし、
最後の時間帯の失点が2試合続きましたので、
後味的にはもちろん決して良くはないですよね。


今日はあれだけ引かれた相手に対して崩し切れないというか、
その辺を監督も強調されていましたよね。
攻撃の質を上げていかないといけないと。
もっともっと理想は高い所にあるでしょうし、
こういう所を崩して点を取れるようなチームにしていきたいという
決意の現われだと思いますけどね。


ACLに関しては川崎だけが
唯一Jの中で勝っているチームなので、
勝ち点3を取っているチームですから、
是非コンディションを整えて
アウェイですけど今回も勝ってきて欲しいです。
厳しい所ではあると思いますけど、
この5連戦はクラブとしてどう戦っていくかだと思いますけどね。


大久保は開幕戦もそうでしたけど
シュートに持っていく彼らしいシーンがなかなかないと。
もちろん相手にとっては一番気にしなくてはいけない選手なので、
昨年のようにフリーになるのは少なくなるかもしれないと思います。
だけど、彼の中での質を高めて
ゴールへ貪欲に向かっていくシーンを見たいなと。
今日はちょっと引くシーンが多かったですよね。


【Jリーグブログ的データ】
J1第2節
サンフレッチェ広島 2-1 川崎フロンターレ

入場者数:16,176人 天候:晴、弱風
気温:8.1度 湿度:42%
主審:村上伸次 副審:八木あかね、山際将史 第4の審判員:原田昌彦


《得点者》
<広島>
57'佐藤寿人①(アシスト:青山敏弘)
90+5'塩谷司②(直接FK)
<川崎>
45+2'小林悠②(アシスト:中村憲剛)


《選手寸評》
<広島>
GK林卓人...足技も含めてすっかりチームへフィット
DF塩谷司②...スーパーな2戦連発弾とレナト封じで代表も視野に
DF千葉和彦...決勝FKはこの男のオーバーラップから
DF水本裕貴...小林との丁々発止は見応え十分
MFミキッチ...縦への突破よりカットインが効果的だった
MF青山敏弘□...攻撃への関与はいつもより少なかったか
MF森﨑和幸...今季初出場ということを感じさせない安定感
(→MF柴﨑晃誠...すんなりゲームに入ると逆転への下地を作った)
MF山岸智...古巣相手に後半は積極姿勢で推進力に
MF石原直樹...彼の献身性と意外性は代表で見てみたい
MF野津田岳人...チームのスイッチとして十分な働きを披露
(→MF高萩洋次郎...試合勘のなさが随所に見受けられた)
FW佐藤寿人①...誰もが驚くループも決めたのが彼なら納得
(→FW浅野拓磨...もはや切り札として地位を確立しつつある)
<川崎>
GK西部洋平...2失点は共にノーチャンスで相手を褒めるべき
DF田中裕介...最後のFKに繋がるカウンター時はカバーに戻れなかった
DFジェシ■...終盤の劣勢にもよく耐えていたが最後は一発レッド
DF井川祐輔...時折オーバーラップを見せるなど及第点の出来
DF登里享平□...ミキッチに"縦"を許さない守備で一定以上の貢献
MF稲本潤一□...イエローカードとスタミナ切れで1人目の交替に
(→MFパウリーニョ...彼の"潰せる"能力は早くもチームに不可欠)
MF山本真希...能力は覗かせるもやや攻撃面の貢献度は低い
(→FW森島康仁...数分のみの起用で評価は次節以降に持ち越し)
MF小林悠②...先制点でも見られたシュートの巧さは国内有数
MF中村憲剛...視野の広さを見せ付けた先制アシストはさすが
MFレナト...塩谷を前に普段のパフォーマンスは封じられた
(→DF中澤聡太...ジェシのレッドカードで急遽出場)
FW大久保嘉人...良い形でボールをもらえずフラストレーションを顕わに


再放送スケジュールは
3月8日(土)午後8:00~10:15 J SPORTS 3
3月10日(月)午後1:00~3:15 J SPORTS 3

となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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