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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
いよいよ再来月に開幕が迫ってきた2014年のJリーグ。
(と言っても、2013年シーズンが先月終わったばかりではありますが)
この時期はおそらく各クラブのサポーターの方々にとっても
最もワクワクする時期なんじゃないでしょうか。
そんなまだ寒さも厳しい1月中旬。
J2の先陣を切って行われた新体制発表会に潜入してきました。
そのクラブとは横浜FC!
昨年のリーグ11位という悔しさをバネに、
間違いなくJ1復帰が唯一にして最大の目標となる
今シーズンの注目クラブです。
ということで、はなはだ簡単ではありますが
今回はその新体制発表会レポートをお届けしたいと思います。
11時ジャスト。
会場となった西谷体育館の照明が落ち、
ステージに当たったピンスポットライト。
スカパー!のピッチレポートでもおなじみ浅野有香さんの司会で、
お待ちかねの新体制発表会がスタートします。
北川浩史代表取締役社長の
「あけましておめでとうございます!」が開会の合図。
言葉の端々から、クラブ15周年に向けて、
新たなチャレンジへの決意が感じられます。
最後には「J1に昇格する年と強く決意をしている」と
力強く語っていました。
印象的だったのは新シーズンのユニフォームお披露目に
ユースの選手が起用されていたこと。
栄えあるモデルに選ばれたのは2年生の林勇太選手。
キープ力に優れたテクニカルなFWで、
2013年シーズンもレギュラーとして活躍していました。
こういう試みは非常にいいですねえ。
聞くと横浜FCは毎年ユースの選手がこのモデルを務めるとのことでした。
また、背番号発表でサポーターの方から
特に反響が大きかったのは2人。
1人目は一番最初に名前が出てきた、背番号1の渋谷飛翔。
昨シーズンは終盤戦で出場機会を得ましたが、
入団2年目での背番号変更に一同がどよめきます。
そして2人目は今シーズンから10番を背負うことになった寺田紳一。
横浜FCの10番を日本人選手が付けるのは
2007年の内田智也以来、実に7年ぶりのこと。
一部の女性からは悲鳴にも似た歓声が上がっていました(笑)
その後、就任3シーズン目となる山口素弘監督が
ステージに登壇しましたが、
いつもの飄々とした雰囲気は2014年シーズンも継続。
「去年と違って天気も良く、いいスタートかなと思います。
今日のように非常に晴れ晴れしい日が1年間続けばいいと思いますけど、
そううまくはいかないと思いますが、
そういう時にクラブメンバーさんの力が必要です」とニヤリ。
今年もモトさんはモトさんでしたよ。
さて、私のどうでもいい文章はこのくらいにして(笑)
以下、各選手の発言内容をそのまま記載したいと思います。
最初は新加入選手の一言挨拶シリーズです。
【24 MF 松下年宏】
「おはようございます!今年より横浜FCに加入することになりました松下年宏です。
ポジションはMFなので、ゲームを創ることはもちろんなんですけども、
ゴールとアシストにもこだわって今年やっていきたいと思います。
J1昇格を目指して、一緒に戦っていきましょう。よろしくお願いします」
【25 MF 石井圭太】
「おはようございます!今シーズン、ユースから昇格する石井圭太です。
みんなに"ゴルゴ"って呼ばれているので、"ゴルゴ"って呼んで下さい。
これから争いに勝って、1日でも早く試合に出られるように頑張りますので、
応援よろしくお願いします」
【32 DF 永田拓也】
「はじめまして。永田拓也です。
このたび浦和レッズから加入することになりました。
僕の主戦場である左サイドを、
横浜FCのために全力で駆け抜けていきたいと思いますので、
応援よろしくお願いします」
【41 GK 高丘陽平】
「こんにちは。横浜FCユースから昇格しました高丘陽平です。
チームの目標を達成していく中で、自分自身もしっかり成長して、
一日も早く三ツ沢のピッチで試合に出られるように頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします」
【5 MF 野村直輝】
「おはようございます!日本経済大から加入することになりました野村直輝です。
常にひたむきに今までやってきて、この舞台に入ることができたので、
これからもそれを継続して、横浜FCの力になれるように頑張ります。
よろしくお願いします」
【14 MF 小池純輝】
「こんにちは。東京ヴェルディより加入することになりました小池純輝です。
みなさんに『エーコ』と呼ばれたらいいなと思っているので、声を掛けて下さい。
チームのためにたくさん走って、勝利に貢献できるように頑張るので、
応援よろしくお願いします」
【16 MF 飯尾一慶】
「こんにちは。東京ヴェルディから加入しました飯尾一慶です。
選手、サポーター、スタッフ、それぞれがみんなで一体となって、
目標であるJ1昇格ということにみんなで力を合わせて精一杯やっていく中で、
自分もその手助けができればいいなと思っていますので、
応援よろしくお願いします」
【17 MF 安英学】
「こんにちは。背番号17番、安英学です。
今年1年間チームの勝利のために全力を尽くしてやっていきたいと思います。
応援よろしくお願いします」
【18 GK 南雄太】
「はじめまして、南雄太です。
J1に昇格する力を持っている横浜FCというクラブに来れて、凄く光栄に思っています。
髪型も横浜仕様にバッサリ切ってきました(笑)。
秋にみなさんと一緒に笑っていられるように1年間頑張っていきますので、
応援よろしくお願いします」
ここからは質疑応答コーナーです。
Q、特に自分がコレをサポーターに見て欲しいというプレーを教えて下さい。
【松下年宏】
「僕はキックが一番の武器で、セットプレーもそうなんですけど、
そういう部分を見てもらいたいですし、あとは運動量。
サボらないところを大事にやっていきたいなと思っています」
【石井圭太】
「僕はボランチなので、攻守において安定感のある、
気の利いたプレーができるところが特徴です」
【永田拓也】
「攻守におけるアップダウン、プラス左足でのアシストというのを
見せられたらいいなと思っています」
【高丘陽平】
「僕の特徴はキックで、攻撃に繋がるプレーと1対1の対応です」
【野村直輝】
「僕の特徴は左右両足を使ったキックとドリブル、
あとは運動量を売りにやっています」
【小池純輝】
「僕の特徴はスピードだと思うので、頑張って走りたいと思います」
【飯尾一慶】
「特徴かどうかわからないですけど、
みんなで連係して崩していく中の一人になれればいいかなと思います」
【安英学】
「あきらめない気持ちとか、戦う気持ちは誰にも負けないようにしていきたいので、
そういう所を見ていただければと思います」
【南雄太】
「決して身体能力が高い訳ではないので、
ポジショニングとかそういう部分で今までカバーしてやってきたそのあたりと、
ハイボールの強さは見せていきたいなと思います」
Q、横浜FCや山口さんのサッカーの印象と、
自分がこういう所をプラスしていければということがあれば教えて下さい。
【小池純輝】
「昨シーズンは三ツ沢でヘディングでゴールを決めさせていただいたので、
今度はそれを横浜FCで出したいなと思います」
【飯尾一慶】
「ポゼッションをしながら相手をパスで崩していったりという部分は、
昨年2回対戦して感じた部分なので、そういう中で自分もやりたいなと思いました」
【南雄太】
「しっかり後ろからGKも使ってビルドアップして、
ポゼッションをしていく非常に良いサッカーをしているチームだなという印象です。
自分もそこに一つのパーツとして加われるようにやっていきたいと思います」
Q、山口監督にお伺いします。
昨年の新体制発表会でチャンピオンチームを目指そうと話していましたが、
それが達成できなかった要因と同時に、
今年はどうしていくかをお願いします。
【山口監督】
「昨シーズンチャンピオンになると言って優勝できなかったのは、
単に弱かったからだと思います。弱かったからチャンピオンになれなかった。
ですから、単純に言えば今年は『強くなる』という所で、
攻守にハードワークできる選手を獲りましたし、
ハードワークできる選手を残しましたし、
またハードワークさを個人としてもチームとしてもそうですし、
チームとして戦える選手をと。
そういう所で今年も戦っていければと思いますし、
目指す所はあまり変わらないと思います」
Q、南選手と飯尾選手にお伺いします。
南選手は色々悩まれたかと思いますが、今回の移籍を決意した理由を。
飯尾選手は完全移籍ということで、そこを決断した理由をお聞かせ下さい。
【南雄太】
「移籍を決めた理由は、1つにはよりレベルの高いところでやりたかったということで、
横浜さんから話をいただいた時に、間違いなくJ1を狙えるチームだと思いましたし、
モトさんと話をさせてもらって、すごく熱意を感じましたし、
是非ここでやってみたいという気持ちが凄く沸いたので、それが一番大きな理由です」
【飯尾一慶】
「理由は1つではないですけど、一番大きな理由は
"J1昇格"という目標に全力を注いでいるチームだと思うので、
そこは凄い強く思った所です」
Q、安選手にお伺いします。
改めて昨年はどういう1年を過ごされていたのかと、
J1を目指す横浜FCに戻ってこられたことに関して、どういうお気持ちでしょうか?
【安英学】
「昨年1年間は、僕の中で『ヨーロッパでプレーしたい』という夢がずっとありましたので、
それに向けてずっとチャレンジをしてしました。
実際にドイツやスペインに行って、練習参加やテストもしていましたし、
1年間悔いのないチャレンジをしました。
結果的には契約はできなかったので、日本に帰ってきたんですけど
『やっぱりサッカーがしたい』という気持ちは消えませんでしたし、
『サッカーがしたいな』という気持ちがより強くなっていました。
その中で山口監督からお話をいただいて凄く嬉しかったですし、
再び必要とされる喜びというのを感じて、
またプロのサッカー選手としてみんなで目標に向かって頑張ることをしたかったので、
この横浜FCというクラブのJ1昇格という目標に向かって
全力を尽くしたいなという気持ちを持って来ました」
Q、横浜FCのチームの魅力をどこに感じているかについてお聞かせ下さい。
【松下年宏】
「山口監督と話をさせていただいて、
J1に上がるための強い想いというのを僕は凄く感じ取りましたし、
今いる選手もポテンシャルの高い選手が多いので、
そういう選手たちと一緒に戦って、また自分も成長できたらなと思ったので決意しました」
【石井圭太】
「僕はジュニアユースから6年間いるんですけど、
その6年間でまだJ1で戦っていないので、J1に昇格したいという気持ちが強いです」
【永田拓也】
「やはりもう一度J1の舞台に立ちたいという気持ちが強いですし、
それを実現できるチームだと思っているので、横浜FCに決めさせていただきました」
【高丘陽平】
「僕がジュニアユースに入る前に、横浜FCはJ1でやっていて、
『いつか自分もこの舞台でやりたい』と思って、ジュニアユースに入ったので、
そのクラブでトップチームに昇格できて、目標に向かってやっていけるのは
非常に嬉しく思っていますし、これからも頑張っていきたいです」
【野村直輝】
「夏に練習参加させていただいた時に、山口監督とお話をさせていただいて、
僕が理想としている、繋いだりポゼッションを多くして攻撃をするサッカーが僕は好きで、
山口監督もそういうサッカーをやっていて、すごい感覚が似ていると思って。
そして話をしたときに熱い想いを話していただいて、
横浜FCで頑張りたいと思って決めさせていただきました」
Q、サポーターからなんと呼ばれたいかお聞かせ下さい。
【松下年宏】
「僕は顔が王貞治さんに似ていると言われているので、
"ワンちゃん"と呼ばれていたので、"ワンちゃん"と呼んで下さい」
【永田拓也】
「下の名前が拓也なので、"タク"だったり、
"タクヤ"だったり、自由に呼んで下さい」
【高丘陽平】
「僕も名前が陽平なので、"ヨウヘイ"でお願いします」
【野村直輝】
「僕は名字が野村なので、"ノム"って呼ばれると嬉しいですし、
あと、下の名前で呼ばれても嬉しいので、どちらでも呼んでいただけたら嬉しいです」
【飯尾一慶】
「みんなには"チビ"って言われているので、
別に背が小さいから"チビ"って言われているわけではないので
"チビ"でよろしくお願いします」
【安英学】
「僕はアン・ヨンハなので、"ヨン様"で(笑)
というのは冗談で、 "ヨンハ"と呼んでくれたらいいです。
"ヨン様"とは呼ばないで下さい(笑)」
【南雄太】
「プロに入ってから柏も熊本もずっと下の名前で
サポーターの皆さんに呼んでもらっているので、
"ユウタ"と呼んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」
こういうのって色が出ますよね(笑)
この日一歩リードした感があったのは
石井圭太選手と安英学選手。
特に石井選手は早くも"ゴルゴ~"と声を掛けられ、
この後で行われたサイン会の列にも
かなりのサポーターの方が並んでいました。
"ゴルゴ"の今後に注目ですね!
あと、南雄太選手は"横浜仕様"という短髪で登場。
この移籍に懸ける気合を感じましたねえ。
ちなみに、本人は「短いとラクでいいっす」と笑ってました。
案の定、全然簡単じゃなくなりましたね。
このまま続けるのはどうかと思うので、
ここはやっぱり前編・後編の2部構成に変更します!
次回の後編では2人の新加入選手の独占インタビューをお届けする予定です。
是非お楽しみに!
土屋
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