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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
第92回全国高校サッカー選手権大会千葉県大会 決勝
11/17(日)13:00キックオフ @ゼットエーオリプリスタジアム
市立船橋 対 流通経済大柏
≪天候≫
気温18.1℃・湿度29%・晴れ
≪スターティングメンバー≫
【市立船橋】
GK
1 志村 滉(2年/ヴィヴァイオ船橋JY)
DF
3 田代 圭亮(3年/NEOジュニアユース)
4 柴戸 海(3年/町田JFC)
5 磐瀬 剛(C)(3年/ミナトSC)
MF
2 篠原 良介(3年/鹿島アントラーズつくばJY)
14 山之内 裕太(3年/ヴィヴァイオ船橋JY)
7 成田 悠冴(3年/FCカーニョ)
8 室伏 航(3年/ミナトSC)
12 打越 大樹(2年/浦安JSC U-18)
11 横前 裕大(3年/カナリーニョFC)
FW
10 石田 雅俊(3年/名古屋グランパスU-15)
監督
朝岡 隆蔵(2011年就任)
【流通経済大柏】
GK
17 中尾 祐太(3年/ジェファFC)
DF
2 石田 和希(C)(3年/横河武蔵野FC JY)
4 田中 隆太(3年/フレンドリー)
12 今津 佑太(3年/トラベッソ)
14 小川 諒也(2年/Forza'02)
MF
6 玉城 竜馬(3年/沖縄西原中)
8 秋山 陽介(3年/ジェフユナイテッド千葉U-15習志野)
10 小泉 慶(3年/横浜F・マリノスJY)
16 青木 亮太(3年/東京ヴェルディJY)
FW
13 ジャーメイン 良(3年/FC厚木)
23 星野 秀平(3年/坂戸ディプロマッツ)
監督
本田 裕一郎(2000年就任)
≪今季対戦成績≫
①千葉県高校総体サッカーの部 決勝
6/23(日)@千葉県総合SC東総運動場
市立船橋 3-2 流通経済大柏
得点者:(市立船橋)鴨目、横山、石田(流通経済大柏)青木、石田
(全国総合体育大会出場:市立船橋...2年ぶり23回目/流通経済大柏...11年連続11回目)
②平成25年度 全国高校総体 サッカー 男子 決勝
8/7(水)@レベルファイブスタジアム
市立船橋 4-2 流通経済大柏
得点者:(市立船橋)横前、室伏、石田2(流通経済大柏)森永2
(市立船橋が3年ぶり8度目の優勝)
連日の寒さを感じさせない冬晴れとなった11月17日、
高校サッカー選手権大会千葉県大会決勝、
市立船橋対流通経済大柏の一戦が行われた。
インターハイ千葉県予選決勝、インターハイ決勝に続き今年3度目となった今対戦。
市船、流経柏、八千代が3年周期で優勝しているというジンクスを打ち破り、
19回目の選手権出場を狙う市船。
高円宮杯プレミアリーグEASTでJクラブユースを抑え首位を走り
"最強世代"と呼ばれる流経柏。
どちらも全国トップレベルのチームだが
流経柏は市船相手に2戦2敗と負け越しており、雪辱に燃える。
過去2戦、市船のエース・石田雅俊(FW/3年)に得点を決められている流経柏は、
ゲーム開始直後から小泉(MF/3年)が
その石田雅俊を徹底マークする激しい守備を見せ、チャンスを創らせない。
前半5分、この試合初めてのCKを得た市船は
石田雅俊のCKから田代(DF/3年)がヘディングシュートを狙い
決定機を創るもゴールを決めることはできなかった。
13分、今度は流経柏1本目のCK。
石田和希(DF/3年)のCKからこぼれ球に星野(FW/3年)が詰めるもこちらもゴールならず。
その後も流経柏のペースで試合が進み、
25分にペナルティエリア外、角度のない位置から青木(MF/3年)が
FKを直接狙うが惜しくも枠を外れる。
パスを上手く回し、中盤まで良い流れでボールを運ぶも、
石田雅俊を徹底マークされて最後まで攻めきれない市立船橋に対し、
積極的に縦へ早く攻め、2トップのフィジカルを上手く生かした流経柏が
やや優勢にゲームが進んだようにも見えたが、
お互いの良さを消し合い、どちらも一歩も引かない前半となった。
後半立ち上がり、流経柏が先に動きを見せる。
横前(FW/3年)の飛び出しを封じるため、
本来CBの時田(DF/3年・Wings U-15)を玉城(MF/3年)に代えて中盤に投入。
流経柏は前半の良い流れをそのままに、
青木のドリブルや星野とジャーメインのフィジカルを生かし、攻め続ける。
後半5分、カウンターから逆サイドを狙った星野のクロスを市船がクリアミス、
ジャーメインがフリーでゴールに迫るも、
冷静に状況を判断して飛び出したGK志村(2年)がビッグセーブ。
市船がピンチを凌いだ。
そして20分、秋山のクロスに飛び出した青木がPA内で転倒。
場内がどよめくも、青木のシミュレーションの判定でPKにはならなかった。
我慢の時間が続く市船だったが田代(3年)、柴戸(3年)、磐瀬(3年)の3バックが
素晴らしいディフェンスを見せ、徐々に流れを掴んでいく。
23分、石田雅俊(3年)のCKからフリーになった打越(2年)がゴールに迫るも決めきれない。
24分、今度は流経柏が激しい奪い合いから
DFをかわして青木がミドルシュートを放つ。
しかし、ボールはGK志村の正面。
そして、その直後の25分にゲームが動く。
再三ゴールに迫っていた石田雅俊のファーを狙ったCKを山之内、田代が繋いで、
フリーになった柴戸が右足で蹴り込み市立船橋が先制。
勝利へ一歩近付く。
しかし、諦めない流経大柏は29分、青木がドリブルで攻め込み、
こぼれ球を秋山が拾って最後はジャーメインがフリーでシュート。
しかし、ここもGK志村がビッグセーブを見せ、ゴールを守る。
30分、1点を追いかける流経大柏は市立船橋の守備陣からゴールを奪うため、
秋山(MF/3年)に替えてインターハイ得点王の立花(MF/3年・ヴェルディ調布)を投入。
その直後の31分、CKを星野がニアで合わせ、今津がゴールを狙うもボールは惜しくも枠の外。
その後も、積極的に攻め続ける流経柏だったが、試合はそのまま1-0で終了。
全国が注目した因縁の対決は、強みを最大限に生かした市船が勝利を収め、
夏冬全国連覇、そして6度目の選手権制覇に向けて大きな一歩となる優勝を果たした。
≪試合後インタビュー≫
★朝岡隆蔵監督(市船)
苦しい3度目の対戦だったが、しっかり勝ち切ってくれた素晴らしいゲームだった。
一生懸命練習を日々積み重ね、自己改革をおこなってきた結果が出た。
(選手権本戦は)一戦一戦欲を持って戦っていきたい。
★磐瀬剛主将(市船)
久しぶりの全国大会、しっかり勝っていきたい。
(勝因は)全員が集中して出来たこと。
全国優勝、狙っていきます。
★柴戸海(市船)
ゴール前は狙っていたので、決められて良かった。
(勝因は)応援してくれた人たちやチーム、仲間全員で戦えたことだと思う。
全国、勝って優勝します!
★本田裕一郎監督(流経柏)
もうすぐで負けるというぎりぎりの試合をこれまで2試合経験してきた。
その中で良く立ち直ってよく頑張ってきた。上出来だ。
ちょっとしたミス、チャンスを生かしきれなかったのが敗因だと思う。
それにしても今までとは違う戦い方を良くやってくれた。
激戦の千葉県予選を勝ち上がった、市立船橋。
本戦でも頑張ってもらいたい。
鈴木
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