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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2013年11月11日

J1第31節 湘南×鹿島マッチレビュー

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J1第31節 
湘南ベルマーレ×鹿島アントラーズ@Shonan BMWスタジアム平塚
解説:林健太郎 実況:下田恒幸 インタビュアー:中田浩光


【鹿島アントラーズ トニーニョ・セレーゾ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、試合前からこの試合における条件というのが色々ありまして、
1つは相手が置かれている順位に圧力があって、
非常にタフになるだろうと。
元々素晴らしい指導をされているチームであって、
面白いサッカーをしますし、質のある選手もいますし、
非常に難しい試合になるということは予想していたんですけど、
ここで試合をやる中でやはり非常に厳しかったです。


初めてJリーグで見たんですけど、
レフェリーが1つ1つのプレーに対して
非常にシビアなレフェリングを取っていたということは
非常に良かったと思います。
そういったプレーが好ましくないということが
だんだんJリーグの方でも浸透している訳であって、
サッカーの質の向上にもつながっていきますし、
初めてこうやってカードを多く出すレフェリーと出会ったので、
ちょっと驚きと同時に、今後のJリーグを良くするために
コンタクトもありますけど、悪質なコンタクトに対して
シビアにやるということは非常に良かったと思います。


その中で我々が1点を取り、相手は苦しい展開になりましたけど、
我々は最後まで2点目を求めてやっていきました。
ただし、後半は相手を称えなくてはいけません。
それは勝利に値する、あるいは引き分けに値するゲームを
見せていた訳であって、そこで同点に追い付かれましたし、
最後は勝ち点1で終わるのかなと思っていましたけど、
選手たちも、僕も含めて最後まで勝利を目指してやった中で、
勝ち点3を取れたということはチームの現状として良かったと思います。


Q、選手の最後まで冷静で落ち着いたプレーが見られた中で、
残り試合はそういうことも必要になってくると思います。
残り3試合への意気込みを聞かせて下さい。


A、残りは3節ですが、1節ごとに今まで以上に難易度が増してくると思いますし、
対戦相手によっては直接対決もあります。
後半戦はチームとしてだいぶ成長や向上というのが見られましたし、
アウェイでの試合も勝利や、勝利に近いゲームを見せることができているので、
非常に良かったと思います。
あとはそれを継続して、いかに勝ち点3を目指してやっていくかというのが
我々のシーズン当初からの目標ですので、
それをまた目指してやっていきたいなと思います。
自分たちはもう勝つしかないので勝って、
あとはちょっと上がコケてくれないかなという
悪意を持った希望を持つしかありませんけど、
自分たちが勝たないことには状況に変わりはないので、
勝ち点3を全員で目指してやっていきたいなと思います。


Q、次も素晴らしいゲームを期待しています。ありがとうございました。


A、次はウチのFWがちょっと親善試合のために
チームを欠場するという状態になります。


※湘南・チョウ・キジェ監督のインタビューは
放送内にお届けできませんでした。ご了承下さい。


【林健太郎氏のレビュー】
(鹿島)
まず、最後の4分間で
両チームの執念を見せてもらいました。


鹿島の後半は監督さんもおっしゃっていたように
あまり良くなかったと思います。
ただ、やっぱりここで勝ち切れるというのは強さだと思うので、
上のチームからしたら
鹿島が来ているというのはイヤだと思いますよ。


小笠原や青木、中田にジュニーニョと
ベテラン選手の中で若手が出てきて、
本当にいいバランスになっていますよね。
ベテランと一緒にプレーして肌で感じるというのは
本当に試合でしかできないことなので、
これが鹿島の伝統ということが言えると思います。
常に強いチームですから、
そうやって受け継がれているのかなという感じはします。


しかし、大迫は「それが自分の仕事だ」というような
堂々としたインタビューでしたね。
ゴールのシーンは浮き球でしたし、ピッチも濡れていましたし、
コントロールに集中しなくてはいけない場面ですけど、
集中し過ぎるとシュートにいけませんから。
プレーに余裕がありますよね。


次の鳥栖は難しい相手ではありますが、
順位を考えると勝ち点3は確実に取りたい所です。
最終節の広島戦まで鹿島に優勝の可能性が残っていれば、
かなり面白い試合になるでしょうね。


(湘南)
出場停止が3人いましたけど、
そんなに質が落ちていた印象はないですね。
いつも通りアグレッシブにプレーしていましたし、
後半は良さも出ていたので、
もう少し早く1点が取れれば面白くなったとは思います。


ただ、10人になってからすぐ失点してしまって、
崩れてしまうかなと思ったのですが、
後半45分は本当に良く戦いました。
素晴らしいプレーをしましたよ。
サポーターが拍手を送るのにも頷けます。


監督の采配はかなりハマってましたね。
サイドの選手を2人下げたので
5バック気味だったんですが、
中盤でボールを奪う回数が増えましたから、
中盤を3人にした配置は素晴らしかったと思います。


年齢が関係あるかどうかはわかりませんが、
これだけ若いメンバーで鹿島相手に恐れていたら
当然いいゲームはできないと思うので、
果敢に挑んでいったなという印象はあります。


次節のFC東京とのゲームは
お互いの良さが出るんじゃないかなと思いますね。
湘南は前から行きますし、
FC東京はしっかり繋いできますから、
どちらの良さがより出るかが
ゲームの分かれ目ではないでしょうか。


再放送スケジュールは
11月12日(火)6:00~8:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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