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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
29節の湘南戦でハットトリックをぶちかまし、
とうとう新潟の川又堅碁選手が
リーグ戦20ゴールの大台に乗せてきました。
一昨シーズンまで川又選手がリーグ戦で記録したゴールはゼロ。
昨シーズンの岡山で18ゴールと一気に頭角を現し、
帰還した新潟では序盤こそ出場機会を得られなかったものの、
9節の清水戦でJ1初ゴールを挙げると
そこからの活躍はご存じの通り。
今や日本代表入りを期待されるまでになりました。
ただ、期限付き移籍からの復帰とはいえ、
前シーズンにJ2でプレーしていて、
翌シーズンにJ1でも大活躍するというのは
決して多いケースではないはず。
ということで、今回はゴール数のみに着目して、
J2で二桁ゴールを決めた翌シーズンに、
J1でも二桁ゴールを決めてみせた選手を一覧にしてみました。
記録の見方は
【J2で二桁ゴールを挙げたシーズン→J1で二桁ゴールを挙げたシーズン】
名前(J2時代の所属・J2でのゴール数→J1時代の所属・J1でのゴール数)
といった感じです。
以下、どうぞ!
【1999/J2→2000/J1】
トゥット(川崎F・17→FC東京・17)
アマラオ(FC東京・15→FC東京・13)
【2000/J2→2001/J1】
ウィル(大分・22→札幌・24)
【2001/J2→2002/J1】
マルコス(仙台・34→仙台・18)
黒部光昭(京都・30→京都・13)
【2002/J2→2003/J1】
大久保嘉人(C大阪・18→C大阪・16)
【2004/J2→2005/J1】
ジュニーニョ(川崎・37→川崎・16)
佐藤寿人(仙台・20→広島・18)
【2005/J2→2006/J1】
パウリーニョ(京都・22→京都・14)
バレー(甲府・21→甲府・14)
【2006/J2→2007/J1】
レアンドロ(山形・23→神戸・15)
【2007/J2→2008/J1】
ダヴィ(札幌・17→札幌・16)
【2008/J2→2009/J1】
佐藤寿人(広島・28→広島・15)
長谷川悠(山形・13→山形・10)
【2009/J2→2010/J1】
リャン・ヨンギ(仙台・14→仙台・11)
【2010/J2→2011/J1】
ハーフナー・マイク(甲府・20→甲府・17)
レアンドロ・ドミンゲス(柏・13→柏・15)
大黒将志(横浜FC・12→横浜FM・10)
※大黒は2010年途中にFC東京へ移籍し、2011年は横浜FMへ移籍
【2011/J2→2012/J1】
豊田陽平(鳥栖・23→鳥栖・19)
【2012/J2→2013/J1】
ダヴィ(甲府・32→鹿島・10)
川又堅碁(岡山・18→新潟・20)
全部でジャスト20人。
佐藤寿人とダヴィはなんと2度もこの記録を達成しています。
この中で川又のケースが
いかに希少価値があるかというのをまとめると、
まず前のシーズンと所属クラブが変わったにも関わらず、
この記録を達成した選手はわずかに7人。
その内、日本人選手は佐藤寿人、大黒将志と川又のみです。
少し前述したように川又はレンタルバックで、
佐藤と大黒は完全移籍だという相違点こそありますが。
さらに、J2の方が試合数が多いという前提の中、
J1でのシーズンの方がゴール数が増えたという選手もわずかに3人。
その顔触れはウィル、レアンドロ・ドミンゲス、川又。
つまり、前のシーズンと所属クラブが変わり、
なおかつ翌シーズンにJ1でプレーした方が
ゴール数が増えた日本人選手というのは
Jリーグ史上で見ても、川又が初めてのケースなんです!
最高の舞台で最高の結果を出して見せた川又。
果たして日の丸を付けちゃうんでしょうか??
次の代表発表が楽しみです!
土屋
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