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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2013年10月19日

J1第29節 大宮×大分マッチレビュー

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J1第29節 
大宮アルディージャ×大分トリニータ@熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
解説:三浦淳寛 実況:西岡明彦 インタビュアー:永田実


【大分トリニータ  田坂和昭監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、今回の試合というのは前節がお互い天皇杯で、
お互い120分やっているという中で
非常に体が重いという所はあったんですけど、
我々は前節から4バックに変えて、
何とか耐えてカウンターで攻めようという所がうまくハマりまして、
そういう所でリスタートから点が取れたんですけど、
狙い通りの形が徐々にできつつあるなというのは感じますね。


Q、トリニータの将来のためにということで
天皇杯から導入している4バックですが、
改めてその狙いを教えて頂けますか?


A、もちろん昨年J2で3バックで戦って、
昇格することができたんですけど、
J1で戦う中で1試合平均の失点が2点という所で
非常に失点が多かった部分を4バックに変えて、
あえて違う規律を持たせて、その分選手も生きると思ったので、
そういう所で徐々にやってきています。


Q、結果的にリーグ戦では9試合ぶりの無失点となりましたが、
手応えはどうですか?


A、もちろんまだまだ修正しなくてはいけない部分はあるんですけど、
今週やったトレーニングの成果も出ましたし、
また新たな課題を修正して、
一歩一歩成長していければいいんじゃないかなと思っています。


Q、ロドリゴ・マンシャ選手と辻尾選手を投入した
交替の意図をそれぞれ教えて頂けますか?


A、サイドから大宮さんが攻めてきていたし、
最後はクロスを入れてきていたので、
何とかサイドの所で食い止めたかったので、
選手を替えたり、システムを変えたりして、
なかなか我々がリードして勝ち切る試合というのはなかったんですけど、
そういう"勝ち切るメンタリティ"というのも少しずつ出始めているので、
そういう所では狙い通りだったなと思います。


Q、一方の攻撃面での収穫はどのように捉えてらっしゃいますか?


A、もちろんまだまだ足りない所はありますし、
もっとボールを動かしたいんですけど、
どちらかと言うとまだ守備の所に手を付けていますので、
攻撃の所はあまり多くを求めず、
その中でもカウンターであったりとか、
どういう形で攻めるかというのも狙いは出ていたんですけど、
まだ回数は少ないので、そういう所も段階を踏んでやっていきたいなと思っています。


Q、特にマイボールになった時のビルドアップの課題というのは
どのようにご覧になっていますか?


A、相手があってのことですけど、
我々のコンセプトは「しっかりとボールを繋ぐ」という所なので、
その中で長短のボールを使い分けると。
そういう所がもちろん相手の力量もあって、
なかなか出せない部分もあるんですけど、
そこは継続して根気強く、出ている選手の特徴を生かせるようにして
やっていきたいと思います。


Q、残りシーズンで監督がこのチームに求めるもの、
目指していく所というのはどのあたりでしょうか?


A、今シーズンは残り試合の中で、何とか勝ち点をまず取らなくてはいけないと。
それはもちろんサポーターを喜ばせるために勝たなくてはいけないという所と、
それから何を持って試合に取り組むのかという所で、
選手が今回の試合のように「勝ちたい!」「勝つんだ!」という所と、
プラス技術だったりクオリティの所は、また少しずつ求めながら、
一歩一歩前進しなくてはいけないなと思っています。


【大宮アルディージャ 小倉勉監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、前半はもう0-0で終える所をロスタイムに失点をしてしまって、
後半はビハインドから試合を進めなくてはいけないということで、
相手も下がるということも想定はしていたんですけど、
予想以上に相手のディフェンスも固くて、
なかなかこじ開けられなかったというのが展開だったと思っています。


Q、外国籍選手がベンチスタートだったというのは、
やはりW杯予選などの疲れも考慮してという所でしょうか?


A、そうですね、一昨日帰ってきて昨日練習を少しやった程度なので、
その辺のコンディションも考えながらということでした。


Q、監督はゴールに向けてはチャンスの数と質が
重要であるということをおっしゃっていますが、
そういった部分で今日の攻撃面はいかがだったでしょうか?


A、ゴールが入っていないので、
質も量も少なかったということですね。


Q、スロヴェニア代表の2トップを入れてからはジワリと圧力を強めましたが、
どうしてもゴールが割れなかったことに対して、
足りなかったのはどの部分でしょうか?


A、ちょっと相手が下がった状態でクロスを入れていたんですけど、
もうちょっと攻撃の工夫と、クロスの質を上げていくということが
重要なポイントだったと思います。
質とたくさん量を上げて、その中でこじ開けていくということですね。


Q、シーズンも残り少なくなってきましたが、
今後に向けての豊富を最後に聞かせて下さい。


A、もう残り5試合なので、
1試合1試合勝ち点を取るということしかないですね。


【三浦淳寛氏のレビュー】
(大宮)
選手の疲れというのも影響していると思いますが、
今日の試合に関しては、大分の方がモチベーションが高かったかなと思います。
ただ、大宮も能力の高い選手が多いですし、
苦しい時というのは絶対にありますから、
ここを何とか監督、スタッフ、選手、サポーターが1つになって
乗り越えていって欲しいなと思います。


まずは先制点を入れられないことですよね。
自分たちが先制点を取るという風にやっていくと。
1つ勝てばまた波に乗っていけると思うんですよね。
やっぱり内容が悪い時には、内容を良くするよりも、
まずは勝つことによって内容が良くなることもあると思いますから、
気持ちを入れて戦って、勝ち星を1つ持ってきたい所でしょう。


ボールを持っている時間は長かったですけど、
リトリートされたら守備を崩すのは難しいと思うんですね。
その中でしっかりと守備をしてきた大分に対して、
唯一今井が上がっていってのクロスには可能性を感じましたが、
サイドで崩す回数も少なかったのかなという印象もあります。


少し全体的にスローに映りました。
もう少し予測を速くして、選手が連動した動きができると、
相手を崩せるんじゃないでしょうか。
ボールスピードとパスのテンポを上げたほうがいいかなと
僕は感じました。


(大分)
田坂監督はしっかりとした分析がなされているなという印象です。
まず守備に手を付けているということで、
それに関しては今日の試合は凄く評価できるなと。
3バックのときはなるべく前線に人数を掛けて、
ゲームをコントロールしたいんだと思うんですね。
その中でボールの失い方が悪い場合に、
最終ラインの両脇を狙われて、カウンターから失点という形も結構ありましたし、
逆に言えば3バックというより5バックになる時間が長い印象がありました。


今日は4-4-2の前線の2枚も凄く追い込んでいましたし、
後ろの4枚もしっかりラインコントロールで上げ下げをしていましたから、
その辺に関しては凄くトレーニングの成果が出ているなという感じがありますね。


攻撃の方はなかなか手が付けられないということなんですが、
もっともっと選手の距離感と判断ですね。
どういうボールでどこに行くのかという予測ができれば、
もっと選手がいい距離感を保ってポゼッションできる時間が
長くなっていくんじゃないかなと思います。


本当に少しずつの積み重ねが来季に繋がっていくと思うので、
選手も監督も今は辛い状況だと思いますが、
そこは何とか気持ちを盛り上げて頑張って欲しいですね。
大分のサポーターは非常に熱いサポーターだと思うので、
ぜひともホームで勝ちをプレゼントして欲しいです。
残りのホームは3試合とも勝つつもりでやって欲しいと思います。


再放送スケジュールは
10月20日(日)6:00~8:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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