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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
第3試合は会場移動。Gグラウンドで行われるBグループのゲームは、古都からの刺客と最強軍団のルーキーたちが対峙します。
インターハイ予選では準々決勝で選手権準優勝の京都橘相手に、「ウチも気合が入っていたし向こうも気合が入っていた中で、あのゲームは一番良かった」と中原大亮コーチも振り返る内容で競り勝つと、準決勝も久御山に辛勝。残念ながら決勝で敗れ、全国切符の獲得はならなかったものの、府内でも存在感を示した東山。「Aチームで出場機会があるけど途中交替のような選手と、Bで頑張っている1、2年生」(中原コーチ)というメンバー構成で今大会に挑んでいます。
対するは今年のチームを評する声を総合すると、クラブユース勢を含めても世代最強との呼び声も高い流通経済大柏。春先は新2年生だけで戦った準決勝と決勝に勝利してイギョラカップのタイトルを勝ち取りましたが、今回のCOPA SEIRITZには1年生だけの編成で登場。2年後が待ち切れない若武者の台頭をトップチームも望んでいるはずです。
立ち上がりから勢いを打ち出したのはスタメン全員が2年生の東山。大会スケジュール上、4チームで構成された各グループに1チームだけ該当する"連戦"の中、「ほとんど2試合出たような子らが多かったので、普段はもっと行かせているが、少し引かせた部分もあった」と中原コーチは語りましたが、キーマンの坂本泰輝(2年・京都サンガU-15)を中心に相手を自陣に押し込む展開が続き、16分にはボランチの位置から「アイツは頑張っていた」と中原コーチも認める宮本瑠威(2年・木津川木津第二中)が、前線まで上がって枠の左へ外れるボレーを放つなど、1年生軍団に"先輩"の意地を見せ付けます。
やや守る時間が長くなりつつあった流経柏も18分にチャンス。ゴール左、約25mの距離から山口呼人(1年・クマガヤSSC)が直接FKを枠内に収め、このボールは東山GK迫琢磨(2年・京都サンガU-15)にキャッチされましたが、20分にも相手GKの小さくなったクリアを1トップの横倉健太(1年)が直接狙ったシュートは枠の右へ。
そして徐々にエンジンの掛かり始めた流経柏の決定機は28分。右SBの宮坂健太(1年・クラブ・ドラゴンズ柏)が縦に正確なスルーパス。質の高いフリーランニングで抜け出したSHの平田海斗(1年)は1対1に持ち込みますが、この勝負に勝ったのは迫。ファインセーブで弾き出し、スコアは動かず。拮抗したゲームは0-0でハーフタイムを迎えました。
前半終了間際にはCBで奮闘していた松橋駿也(2年・宇治FC)と宮本を、それぞれ日野城作(2年・京都J-マルカFC)と門脇正敏(2年・オースサウスSC)に入れ替え、後半早々の34分にも杉本健祥(2年・紫光SC)と芦田翼(2年・SAGAWA SHIGA FOOTBALL ACADEMY JY)もスイッチするなど、中原コーチも疲労を勘案しつつ、選手を交替させながら強度の維持に努める東山に対し、後半も攻勢は流経柏。
37分には右サイドを細かく崩し、積極的にボールを引き出す山口がラストパスを送ると、横倉のシュートは迫がキャッチ。41分には東山も坂本の右CKから、DFのクリアを右SBに入った種村幸也(2年・京都J-マルカFC)が枠の左へ逸れるミドルを放ったものの、42分には再び流経柏に決定的なチャンス。左SBの織田樹(1年)を起点に、Aチームに兄を持つジャーメイン・アレックス(1年・FC厚木JY DREAMS)とのワンツーからトベ満陸(1年・F.C KASUKABE)が抜け出すも、右足から放ったボールが選んだのは左のポスト。先制弾とはいきません。
「守備がメインになっちゃってた」(中原コーチ)東山もCBの宮脇虎次郎(2年・ガンバ大阪JY)を中心に何とか相手の攻撃を凌ぎ、50分にも危ないシーンを日野が果敢なクリアで回避。そのCKからトベのキックに関根陸斗(1年)が飛び付いたヘディングは左に逸れ、スコアレスで突入する最後の10分間。
52分も流経柏の高速カウンター。途中出場の庄司拓弥(1年・クラブ・ドラゴンズ柏)が左へ好パスを付けると、スピードを落とさずに走り込んだトベが独走。しかし、ここも全力で戻った東山ディフェンス陣の前に、トベは中への切り返しを余儀なくされ、放ったシュートに体から飛び込んだのは何と3人のディフェンダー。最後まで両チームにゴールは生まれず。「まだまだ自分自身がやれていないというか、やらされているので、もっと必要なことを自分自身で気付いて、自分たちでやってくれたらいいですね」とは中原コーチ。第3試合はお互いに勝ち点1ずつを分け合う結果となりました。 土屋
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