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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2013年05月03日

J1第9節 甲府×磐田マッチレビュー

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J1第9節 
ヴァンフォーレ甲府×ジュビロ磐田@山梨中銀スタジアム
解説:林健太郎 実況:八塚浩 インタビュアー:中田浩光


【ジュビロ磐田 森下仁志監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、もう非常に残念ですし、サッカーの本質的な部分で負けたと思います。


Q、攻撃陣は前節と比べてどんな部分が足りなかったのでしょうか?


A、攻撃や守備だけではなくて、
今言ったようにサッカーの本質的な所で
執念的な所も含めて、PKの2シーンがそれを象徴していたと思います。


Q、後半は攻撃的な3選手を入れ替えましたが、
交替もそのあたりということでしょうか?


A、そうですね。
もちろんベンチにはエネルギーの高い選手がいますし、
本当に交替で出た選手はよくやってくれたと思います。


Q、金園選手のゴールは気持ちが伝わってきましたね。


A、今まで彼も思う所があったと思いますし、
今日の1点は彼にとって非常に大きいんじゃないかなと思います。


Q、今日は監督が思い描いていたプランとは
少しかけ離れたものになってしまったでしょうか?


A、展開的には難しいものがありましたけど、
甲府さんのやってくることというのは想像できましたし、
だからこそ本質で劣ったというのがすごく残念です。


【ヴァンフォーレ甲府 城福浩監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは今日のゲームを振り返って頂けますか?


A、勝ち点は思うように重ねられていないですけど、
ジュビロさんを分析すればするほど本当に良いチームで、
攻撃のバリエーションもありますし、
個の力もあるので、こういうチームに勝ち点3を取れたというのは
本当に良かったと思います。


Q、前節4得点のジュビロを抑えるプランというのはいかがだったでしょうか?


A、やはり前田遼一というエクセレントな選手がいて、
そこに絡んでいく選手の質も高いという所で、
前田選手に供給するボールの所に行くということと、
彼の所へボールが入った時に、いかにプレッシャーを掛けるかという所と、
彼が動いた後のスペースをいかにケアするかと。
ここはかなり全員が意識を高く持ってやってくれたと思います。


Q、攻撃面では特に前半は右サイドでの展開が多く見えました。


A、もう少しサイドでボールを保持したかったんですけど、
行くべき時に前に行くという姿勢を見せられたので
PKも2つ取れたと思うし、
あのシーンは絶対前に行かなくてはいけないシーンで、
緩急の"緩"という意味ではサイドでボールを回せるシーンを
もう少し創れたらいいなと。そこは課題だと思います。


Q、2本目のPKを取った平本選手の突破は気持ちを感じました。


A、本当に辛抱強く守った中でのスペースを突いた動きだったと思うし、
ああいう形でのカウンターで点を取るのと、
パスを回しながらスペースを突いていくという
両方ができるともっといいなという風に思いますね。


Q、前節のアディショナルタイムに同点に追いついた勢いが
今日も出たなという風に見えました。


A、でも2-0で終わらせなきゃいけないゲームを
ボールの失い方も含めた失点で2-1にしたというのは大きな反省材料ですし、
ああいう風にどっちに転ぶかわからない展開にするようでは、
J1で勝ち点を重ねられないと思うので、
隙を作らないようなチーム作りをしていきたいと思います。


Q、最後にサポーターへメッセージをお願いします。


A、今日は本当に多くのサポーターに来ていただいて、
遠出することもなく小瀬のスタジアムへ来てくれたことに感謝しますし、
多くの人と喜び合えるようなゲームをもっともっと多くしたいと思います。
次はアウェイですけど、
サポーターと一緒に気持ちを持って戦いたいと思います。


【林健太郎氏のレビュー】
(甲府)
結果から見れば2点目を取れたことが非常に大きかった印象です。
2-0で勝てていればということだったので、
やはり最後の1失点が余計だったということでしょうね。
ただ、守備陣はしっかり構築されていますし、
この安定感はチームとして自信にしていっていいでしょう。


前線のウーゴと平本も良い働きをしましたし、
中盤の山本と佐々木が中心になって、
よく足を止めず、集中を切らさずによく守りました。
メンバーも決まってきて、試合の進め方もそうですし、
ある程度J1の中で手ごたえを感じているのでしょう。


1試合平均で失点が0点台ということも
守備の安定を表していると思います。
その中で先ほど話したように、
今日は課題としていた2点目がしっかり取れたということは、
守備から攻撃に移るという意味でも、
一歩前進、一歩成長したかなと言えそうです。
大事なのはこれを継続していくことです。


(磐田)
1つ勝って安心してしまったということはないんでしょうけど、
やはり森下監督もおっしゃった本質的な部分、
走る所とか戦う部分で相手に劣っていたと。
技術とか戦術云々の前にそこで劣っていたかなという感じはしましたよね。
そこを監督が残念に思っていたことはよく伝わってきました。
今日に限ってはどんな選手がいても、
ファイトしないと勝てないということでしょうか。


もちろん相手がいることなので
前節と同じように行くとは思っていないはずですけど、
やっぱり森下監督のコメントを聞くとその通りだなと。
守備の出足ですとか、ボールへの反応というのは
甲府の方が確実に上回っていたなという気はしますから。
そこで負けていたら試合は勝てませんよということだと思いますね。


攻撃面では前に収まらないというか、コースがなかったので
山本康裕が前に入っていく機会がなかったですし、
小林裕紀も前にボールを入れていくタイミングがなかなかなかったですよね。
甲府の守備陣の狭いスペースを突いていくだけの技術が
山田や松浦にはあっただけに、そこを求めていたと思いますが、
2人も生きてこなかったですから。
そうなると攻め手がなかったように感じました。


再放送スケジュールは
5月4日(土)12:00~14:15 J SPORTS 3
5月5日(日)6:00~8:15 J SPORTS 3

となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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