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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
J1第8節
べガルタ仙台×サガン鳥栖@ユアテックスタジアム仙台
解説:玉乃淳 実況:八塚浩 インタビュアー:高木聖佳
【サガン鳥栖 ユン・ジョンファン監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?
A、アウェイでの仙台さんが相手という所で、
ウチが先制点を挙げて良いゲーム運びができていた中で
最終的な結果を持ってこれずに、少し残念だなという感じですね。
Q、立ち上がりから選手たちはアグレッシブに戦っていましたが、
どんな言葉をかけてピッチへ送り出したのでしょう?
A、前回のナビスコ、カップ戦の良い流れを
しっかりと今日も継続していこうと。
あとは我々の本来の姿というものを
しっかり出して戦っていこうという話はしました。
Q、そのアグレッシブさが先制点のFKを取る場面にも繋がりましたね。
A、そうですね。本当に選手たちの積極的な姿勢から、
そういう場面が創り出せたのかなと思います。
Q、ハーフタイムに"サイド"という言葉もありましたが、
具体的にはどんな指示を出されたのでしょう?
A、相手は後半かなり圧力を持って前に出てくるだろうという所で、
まずしっかりと守備を安定させた中で
カウンターで突いていこうという意図はありましたし、
そこはなかなか行く所と行かない所がありましたが、
あとはいかにサイドを攻略していくかという所で
相手を揺さぶることができると思うので、
そういう意図がありました。
Q、追加点のチャンスもありましたが、
勝ち点2を失ったというゲームだったでしょうか?
A、そういう風に捉えればそういう考え方もできるかもしれませんが、
この勝ち点1というものを次に繋げていくということが
さらに大事になっていくと思いますね。
Q、今後に向けて最後に一言お願いします。
A、過密日程というのは我々だけではなくて、
どこもそうだと思いますので、その中で我々チームとしての
精神力や集中力であったりという所を持って戦えれば、
よりいいゲームができてくるかと思いますので、
それをやるための準備をしっかりとしていきたいと思います。
【ベガルタ仙台 手倉森誠監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは今日のゲームを振り返って頂けますか?
A、もうお互いに非常にタフなゲームだったなと。
もう少しテンポを上げたゲームというのをイメージしていたんですけど、
鳥栖が意外と立ち上がりは勢いがあったけども、
その後はまず守備だという所、1点先制したのもあると思いますが、
それに対して自分たちが仕掛けるような形になって、
仕掛けの部分でスピードが変わらずに、
交替などでそういった所を高めながら点を狙いつつ、
後半は同点に追い付いた所までは良かったんですけど、
その後はお互いに消耗戦で、決定的な所で外し合ったなと。
逆に言えばウチの方が少しチャンスが多い中で、
終盤にまた向こうにビッグチャンスを与えるという流れで、
終わってみれば1対1は妥当だったのかなと思います。
Q、この勝ち点1はどう評価されますか?
A、今年は12位と15位の対決として見られていますが、
去年は2位と5位の対決なので、
そんなに大きな差のあるチーム同士の戦いではないし、
去年もお互い1対1、1対1の戦いで、
今回も1対1だったので、そういった因縁めいたライバル心もあるし、
お互いにこの引き分けに満足はしていないと思いますけど、
悔しさという部分を5月の試合に繋げていって、
我々は這い上がる所を是非示していきたいと思います。
Q、交替出場の武藤選手もいい動きをしましたし、
リャン・ヨンギ選手もボランチの位置で効いていましたね。
A、まずはもう相手も守備を固めているという所と、
全体のスピードが変わらない中で、
武藤のスピードをチームにはめこめればという所でした。
1つは仕事しましたけど、惜しいシーンが何回かあって、
それを決め切るか決め切れないかという所が
これから自分たちが高みへ行くための宿題だと思います。
Q、選手の疲労というのは影響しましたか?
A、これはACLを戦っている我々だけではなくて、
Jリーグもナビスコで連戦になっていると。
やっぱりこの中で勝ち切ることができるチームが、
優勝していくんだろうなと。
是非そうなるための努力をしていきたいなと思います。
Q、この後すぐにACLの決勝トーナメント進出に向けて、
非常に大切な試合が待っています。
A、本当にビッグゲームを前にしているし、
今日勝ち点3を取れずに歯がゆい思いをしたサポーター、
もちろん我々も歯がゆさはありますから、
決勝トーナメント進出を決めて
その歯がゆさを晴らしたいなと思うし、
初出場で決勝トーナメントに進出できるということは
クラブの歴史上でも快挙だと思いますから、
まずはそれを成し遂げて5月攻勢と行きたいですね。
Q、最後にサポーターへメッセージをお願いします。
A、まず選手たちは毎試合毎試合優勝争いの気持ちで
やり切る出し切るという所までやってくれていると。
勝ち切るという所がなかなか今はできない状況ですけど、
ACLの予選を戦い抜いて、その中で勝ち切れるような成長を示して、
シーズン終盤には喜びを分かち合えるという所を信じて
一緒に戦って欲しいなと思います。
【玉乃淳氏のレビュー】
(仙台)
勝負所を待っていた印象ですね。
90分間ガンガン行くのは難しかったのかなと。
これはお互いに言えることですが、
勝負所で決定機を外してしまったので、
今日の試合に関して言えば、非常にもったいないと思います。
仙台はホームでしたし、勝ち点3が欲しかったですよね。
前半は仙台らしいというか、
ネガティブな意味でもあり、彼らの特徴でもありますが、
緩い立ち上がりの中、後半はエンジンを掛けられたので、
あそこでもう1点追加点が欲しかったでしょうね。
後半にリャン・ヨンギのポジションが変わってからは、
仙台の中盤に"段差"が生まれましたし、
ダイヤモンドみたいな形を鳥栖は捕まえられなかったですから。
あと、やっぱり赤嶺とウイルソンは攻撃に厚みが出ますし、
ボールが収まるポイントが1つから2つになったので、
かなり可能性を感じさせる2トップだなと改めて思いましたね。
これが一番攻撃力を爆発させられる形だと感じました。
(鳥栖)
決して悪くなかったと思います。
前半から激しいプレスでハードワークしていましたし。
ただ、やはりもう1点は欲しかったですよね。
とはいえ、豊田の運動量は再三GKからのゴールキックがある中、
ああやって競るだけでなく、競り勝っていたじゃないですか。
あれはものすごく体力を使うと思うんですよね。
本当は攻撃に専念させてあげたいんですけど、
チーム的にそういうわけにもいかないので、
彼は十分役割を果たしたと思います。
ナビスコの勢いも生かされていましたね。
ものすごくアグレッシブな守備からの
速い攻撃というのは随所に見られましたから、
これを続けていくことでしょうね。
間違いなく言えることは鳥栖と対戦するチームはイヤだということです。
本当に相手にしたら難しいチームですから。
一番印象に残ったのはキム・ミヌです。
彼の運動量と上がるタイミングは素晴らしかったですし、
ゴールに向かっていった姿勢は非常に評価したいですよね。
あまり得意ではない守備をしながらあの攻撃参加ですから、
底知れぬポテンシャルがあるのだと思います。
再放送スケジュールは
4月29日(月)13:00~15:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!
土屋
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