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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2013年04月15日

J1第6節 浦和×湘南マッチレビュー

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J1第6節 
浦和レッズ×湘南ベルマーレ@埼玉スタジアム2002
解説:水沼貴史 実況:八塚浩 インタビュアー:日々野真理


【湘南ベルマーレ チョウ・キジェ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返っていただけますか?


A、浦和さんはボールを動かす力が高いので、
それに対して下がり過ぎないでという所で言うと、
前半は失点はしましたけど、
あの場面以外という言い方が正しいかどうかはわかりませんが、
我々のやろうとしていることはそこそこうまくいっていたと思います。
後半さらにもうちょっと前がかりにして、
相手の勢いを削ごうとやったのも、あとちょっとという感じでした。
ただ、そこでこっちはミスが出るし、
浦和さんはミスがないという所で
シュートまで持って行かれているという違いは
当たり前ですけどすごく感じました。
ただ、ここでやっぱり足を止めないで、
また日々練習を積み重ねて前進していきたいと思います。


Q、自分たちのやり方を貫く中で、
今日足りなかったポイントはどういう所でしょう?


A、守備の連動や奪うという所で言うと、
J1に上がってから連続性とかはさらに上がってきたかなと思うんですけど、
攻撃になった時に自分たちで自分たちのボールを失くしてしまって、
相手に攻撃権を与えてしまうという所が、
去年もそうなんですけど、今年も継続しての課題ではあります。
ただ、そのことがあるからといって、
ただ後ろからボールを蹴って、
リスクを避けたサッカーを彼らにさせるつもりはないので、
そこは当たり前ですけど、日々もっともっと積み重ねてやっていきたいなと思います。


Q、監督が就任されて1年目のプレシーズンに練習試合で対戦した
浦和のペトロヴィッチ監督に掛けられた言葉が
すごく影響があったという風に伺っているのですが、
それ以来となるペトロヴィッチ監督との対戦はいかがでしたか?


A、浦和さんの攻撃守備っていう所で言うと、
僕も本当に映像も何度も見て参考にさせてもらった部分もあったし、
あの時も本当に手も足も出ないような感じで、
確か30分を3本か4本だったと思うんですけど、
今日も全部入っていたら4、5点入っていたと思います。
ただ、今日もペトロヴィッチさんに終わった後も
「こういう形で続けていくことが大事だ」みたいに言ってもらえたので、
本当に真摯に受け止めて、やっていきたいと思います。


Q、次はホームで大分戦です。意気込みをお願いします。


A、早く肉体的にも精神的にもリフレッシュして、
次は絶対勝てるように頑張っていきたいと思います。


【浦和レッズ ペトロヴィッチ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは今日のゲームを振り返って頂けますか?


A、相手は失うものがないというような状況なので
我々にとっては非常に難しいゲームになると思っていました。
それに加えて2週間で5試合目という連戦の中でのゲームでしたので、
難しいゲームだと思っていましたが、
振り返れば非常に良いゲームだったと思います。
もしかしたらもう1点2点取れていてもおかしくない内容でしたが、
勝利できたことには非常に満足しています。


Q、過密日程の中でハーフタイムにあえて「走ることを怠らない」と
話したことが1つのポイントだったように思いますが、いかがでしょう?


A、我々のサッカーというのは非常に運動量が必要なサッカーですので、
その部分はどの試合でも常にやらなくてはいけないと思っています。
もちろんアウェイの試合もあって長旅もあって
選手が非常に疲れた中での試合だったと思いますが、
選手たちは歯を食いしばって
そのへんをやってくれたのではないかと思っています。


Q、ACLもある中で監督にとっても2年目のこのシーズンは
かなり手応えもあるのではないでしょうか?


A、我々チームの成長というのは、
この間の試合の記者会見でも言いましたが、
3年分くらいのチームの仕事というのを
我々は1年でやってのけてきたと。
それくらい我々のチームの進歩というのは
非常に早い段階で進んだと思っています。


Q、2位と3位という形で迎える
さいたまダービーに向けて一言お願いします。


A、長い間なかったと思うんですけど、両チームが上位にいる
本当に意味での「ダービー」という試合になると思いますが、
両チームともここまで非常に良い結果をリーグ戦で残してきていて、
その上でのダービーということで非常に興味深く、
面白いダービーになるのではないかと思っています。


【水沼貴史氏のレビュー】
(浦和)
浦和は戦い方を見ていても本当に強いですね。
今日も完勝だったと思います、
ゲームをしっかりコントロールできていましたし、
ボールも動かしているので、
相手がなかなか取りに行けないのもわかります。


興梠もようやく点も決められて、
最後もう1点取れそうな場面もあって、
優しさが出たなという感じでしたけど(笑)、
マルシオに取らせようというのもチームって感じがしますよね。


柏木のゴールは力を入れ過ぎることなく、
うまくボールを風に乗せたなという感じでした。
あのゴールはゲームを決める上でも非常に大きかったと思います。


「何度も優勝していますが」と興梠が言っていましたが、
そういう優勝を経験している選手が言うというのは
それなりの雰囲気がチームから感じられるのではないでしょうか。


(湘南)
厳しい状況にはあると思います。
ただ、選手たちは今日もハイプレスで臆することなく戦っていましたね。
ボールを回されている分、どうしても疲労が出てきてしまいますし、
ボールを奪った時に疲労を抱えながら前に出て行くので
技術がブレたりとか、そういうシーンはちょっと多かったですね。
そのへんを体力を付けろというわけじゃないですけど、
ブレない技術があったり、落ち着いたプレーであったり、
自分たちの時間を少しでも長くできるようになってくると、
もっと良い戦いができるとは思います。


ちょっとプレッシャーを掛けられたり、
囲まれたりした時に慌ててしまうんですよね。
そこを打開していく力と、走っていった時の精度は必要だと思いますね。
最終的にすごくプレッシャーが掛かった状態で
パスを出したりシュートを打ったりしなくてはいけないので、
そこがやっぱりJ2とは違いますからね。
1対1で抜き切れるほどJ1は簡単な相手ではないですし、
シャドーの動きになると思いますが、
サポートだったりが重要になってくると思います。


あとは、今日は芝の感覚も間違いなく影響があったと思います。
BMWスタジアムはボールがある程度凄く走りますから。
ここはちょっと芝が長めですよね。
試合前によく水を撒いたりしますが、
それに戸惑っていた部分はあったのかなと思います。


後は若いチームですから
埼玉スタジアムが初めてという選手もいたかもしれないですね。
この雰囲気になかなか慣れなかったりとか、
圧倒されてしまったりだとか、そういう部分もあったかもしれません。


そろそろやり方を変えるような選択を迫られる時期かもしれませんが、
僕はチョウ監督はブレないで行くと思いますね。
ある意味もう「J1は厳しいぞ」ということをわかった上で
チャレンジの年にしていると思うので、
やらせてあげたいサッカー、選手たちが成長するサッカー、
それを貫いていくと思います。


次の湘南と大分のゲームは
両チームにとっても大事な戦いになると思います。
さいたまダービーも面白いと思いますが、
そのゲームもちょっと見逃せないですね。


再放送スケジュールは
4月15日(月)25:00~27:15 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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