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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2013年03月10日

J1第2節 川崎×大分マッチレビュー

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J1第2節 
川崎フロンターレ×大分トリニータ@国立霞ヶ丘競技場
解説:三浦淳寛 実況:八塚浩 インタビュアー:高木聖佳

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【大分トリニータ・田坂和昭監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、90分間を振り返って下さい。


A、前半と後半で明らかにサッカーが変わったなと。
もちろん相手あってのことですけど、
後半は押し込まれる時間がかなり多かったので。
それでも、何とか全員で失点を1点に抑えることができて、
勝ち点1を取れたのは非常に大きなことだったと思います。


Q、立ち上がりからかなりアグレッシブでしたが、
フロンターレを相手にどういうゲームプランで臨まれたのでしょう?


A、前回の試合の改善すべき部分をしっかり修正して
この試合に出さなくてはいけないという部分で、
得点シーンもしっかりボールを動かしながらゴールを奪えましたし、
守備の所では押し込まれましたけど、
しっかり守備の組織を整えながら耐えましょうという所で、
前半は非常にいい内容でした。


Q、その前半に対して、後半崩された要因はどういう部分が考えられますか?


A、もちろん相手がシステムを変えてきたことや、
個で打開された所もあったんですけど、
1点取られたシーンも多少のミスが続いてからの失点なので、
そこを下を向くんじゃなくて、2点目を取りに行かなくてはいけなかったなと。
前半での追加点だったり、後半も取られた後に取り返すということは
やっていかなくてはいけないと思います。


Q、ただ、あれだけ攻め込まれた中でも最小失点でした。


A、どことやっても厳しいのは変わらないので、
みんなよくポジションを取りながら修正して、
よく1点で抑えたと思います。


Q、ここまでのJ1での2試合は、どういう部分に手応えを感じていますか?


A、もちろん満足はしていませんし、
その中で選手は一生懸命戦っていますけど、
まだまだ複数得点を取らなくてはいけない、
そうしなくてはJ1では勝てないというのはわかっていますので、
追加点を取れるような作業をもっとやっていかなくてはと思います。


Q、今後に向けて一言お願いします。


A、一戦一戦我々らしい戦いをして、
何とか勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います。


【川崎フロンターレ・風間八宏監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、お疲れ様でした。


A、疲れましたね。
ゴールが目の前まで来ていたのになかなか点が入らなかった。
特に前半は眠っていました。
後半からは自分たちのサッカーができていたと思いますけど、
やっぱり力が入るね、ゴール前では。それだけだと思います。


Q、ゴール前のシーンでは監督が膝を叩く姿も多く見られました。


A、それだけチャンスは多かったと思いますし、
彼ら自身もそれだけの自負はあると思うので、
崩すところまで行って、最後の所で絶対に入れようという気持ちが強過ぎるというか、
リラックスしてコースを狙うトレーニングもしているんですけど、
そこが非常に残念な所。
もう1点取れれば何点も入ったゲームだと思います。


Q、3バックからスタートした意図をお願いします。


A、いつも言っている通り、選手の起用が変わればやり方は変わるというのが1つ。
それから、實藤なんかも非常に調子が良かったですし、
後ろの安定感を出したいなという所。
両ワイドで(田中)裕介と登里にもう少し攻撃参加させたり、
本当に一番の狙いは(大久保)嘉人とレナトを下げたくないという所に
あったんですけど、前半はやはり全体的に眠っていましたね。
集中力が全然欠けていました。


Q、後半から4-3-3に変えて、うまくいきましたね。


A、今のチームは色々なことができるので
少し形を変えればもちろん自分たちの優勢になると。
それから前半を見ていて、一番前と中盤が空いてしまいました。
それではあまり面白いサッカーができないので、
そういう意味では(中村)憲剛をその後ろに置くことで
自分たちの間合いをしっかり創ってできたと思います。


Q、大久保選手は得点を取りました。チームにとって大きいですね。


A、大きいと思いますね。
この前の試合でも彼をトップでも使おうと思っていたんですけど、
(ウチの)動きをすごく覚えてきてますので。
ああいう動きも、ここに来るまではなかった動きだと思うんですよね。
その中でしっかり点を取ってくれる。
本当に力が抜けていて、しかも動きもいいですから。
ボールも取られませんし、軸になってくれる選手だと思います。


Q、今後に向けて一言お願いします。


A、もちろん我々にとっては残念な結果ではありますけど、
サッカーの内容は十分見せられたと思います。
ですから、選手は自分たちで何が悪かったかわかっていると思いますので、
そこに1週間取り組んでいきたいと思います。


【三浦淳寛氏のレビュー】
(川崎)
個人では稲本が守備でうまくバランスを取っていましたし、
前線の高い位置からプレッシャーに行っていましたよね。
非常に今日はいいプレーだったと思います。
あと、大久保も良かったですね。
もちろんゴールを取ったというのもありますけど、
チャンスをたくさん創っていましたし、
コンディションが良さそうな感じがありました。


風間監督のサッカーはボールを失うことを考えていないと思うんです。
自分たちがボールを繋ぎながら、相手のミスを突いていくサッカーだと思うので、
それに応じたボールの受け方をする中で、
不用意なミスパスがあるとカウンターを受けてしまいますよね。
そのミスパスを減らすことが大事ではないでしょうか。


攻撃にはタレントもいますし、
ボールがスムーズに動いた時には非常に相手は怖いはずです。
特に良かったのはアタッキングサード、
高い位置で両ワイドを使った時の攻撃には迫力を感じました。
特に後半の内容が続けられれば、いい成績を残しそうな感じは受けました。


(大分)
シュートを結構打たれていますけど、
1点しか失点していませんし、体を張ってよく守っていました。
あとは、フロンターレにだいぶ走らされましたよね。
守備で体力を使ってしまいました。
その辺の体力の回復具合とかは気になるところですね。


前線は高い位置からボールを持っている選手にプレッシャーへ行けていました。
後半は中盤の丸谷と木村が少し最終ラインに吸収されて、
2つのラインがくっついた状態になってしまいました。
この配置だと丸谷と木村が2列目からプレッシャーに行けると思うんですけど、
逆にこの2枚が下がってしまうと、守備の時間が長くなってしまいます。


ゴールのシーンはゴール前に人数を掛けることができていたので、
チャンスになりましたよね。
全員攻撃全員守備は続けてほしいですが、
その中でもボールを持った時にもう少し落ち着いて、
前線でボールをポゼッションすることができれば、
しっかりとした守備からのカウンターも効いてくると思います。


個人で見ると西は効いていた印象です。
阪田も前半はレナトをよく抑えていました。
あのマッチアップは面白かったんですけど、
後半はだいぶレナトに押されていましたね。


J1ではどのチームも攻撃にタレントがいますから、
そこを常に抑えるのはなかなか難しいと思います。
後半スタートと同時にフロンターレにスイッチが入った感じがあって、
それでトリニータが受けに回った所はあったかなと。
受ける時間が長くなってしまったので、
そこを前半同様に高い位置からプレッシャーに行ければ、
また違った展開になったかもしれません。


それでも、勝ち点1を取ったことは大きいですよね。
選手というのは結果が付いてくることによって
内容もどんどん上がってきますし、
選手の調子も上がってきますから。
少ないチャンスをモノにできれば、
トリニータも結果が付いてくると思います。


再放送スケジュールは
3月10日(日)7:00~9:15 J SPORTS 3
3月12日(火)10:30~12:45 J SPORTS 3

となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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