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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
イングランドでジャイアントキリングが着々と進行しています。
今シーズン、カーリング・カップからキャピタル・ワン・カップに
改称されたイングランドのリーグカップ。
プレミアに所属する20クラブと、
フットボールリーグ・チャンピオンシップ(2部相当)、
フットボールリーグ・ワン(3部相当)、
フットボールリーグ・トゥー(4部相当)に所属する72クラブ、
計92クラブで争われるこの大会ですが、
セミファイナルにフットボールリーグ・トゥーのクラブが残っているんです。
そのクラブとはリーグで8位に沈んでいるブラッドフォード。
1回戦でリーグ・ワン所属と格上に当たるノッツ・カウンティに
アウェイゲームながら0-1で勝利を収めると、そこから始まった快進撃。
チャンピオンシップのワトフォード、
リーグ・トゥーのバートン・アルビオンを相次いで撃破し、
4回戦ではプレミア所属のウィガン・アスレティックを
0-0からのPK戦で破る大金星。
余勢を駆って、クォーターファイナルでは
主力級が出場したアーセナルから先制ゴールを奪い、
終了間際に追い付かれながらも、PK戦で振り切る歴史的な勝利を収め、
セミファイナルまで勝ち上がってきてしまったのです!
元々1900年代後半から1920年代前半までは
トップディビジョンに所属しており、
1910-11シーズンにはFAカップを制するなど、
古豪としての実績を持っているブラッドフォード。
以降は3部や4部を主戦場に奮闘していましたが、
1998-99シーズンにディビジョン・ワン(当時の2部相当)で
見事2位に輝き、プレミアの舞台へ。
2008-09シーズンにハル・シティのプレイヤーとして
39歳でトップディビジョン復帰を果たしたディーン・ウィンダースを擁し、
2シーズンのプレミア生活を送っていたチームなので、
覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。
2001-02シーズンからは苦戦の連続で、
現在は4部での戦いを余儀なくされているブラッドフォード。
そんなチームが国内カップ戦のセミファイナルまで進出してきたとあっては
話題にならないはずがありませんね。
プレミアでのプレー経験を持つ選手は片手で足りるくらいの
4部チームは、しかし現地時間8日に
ホームのヴァリー・パレードで行われた
セミファイナル・ファーストレグのアストン・ヴィラ戦でも躍動。
19分にバミューダ諸島代表のナーキ・ウェルスが先制ゴールを挙げると、
77分にも北アイルランド代表のロリー・マッカードルが
追加点を記録して2点差に。その後1点は返されましたが、
終了間際にアイルランドU-19代表のカール・マクヒューが
トドメの3点目をマーク。
3-1でまたもや勝利を収めてしまいました。
セカンドレグは1月22日、ヴィラ・パークでの開催。
ここを潜り抜ければ、夢のウェンブリーが待っています。
ブラッドフォードの勇敢な冒険は果たして...
彼らのジャイアントキリングに是非注目してみて下さい!
土屋
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