以前ご紹介した「ミスターオクトーバーは誰だ？」はこの企画への布石。
シーズンの最終結果に対して、より重要度を増してくるであろう
"ミスターノベンバー"こそが、各クラブの救世主。
今回はそんな人たちを調べてみました。

ということで、過去3シーズンにおける
11月限定の得点ランキングを調べています。
2009、2010、2011の3シーズンにおける
11月に挙げた得点の合計で競い合うランキング。
その時にプレーしていたディビジョンは
J1でもJ2でも関係なく算出することにします。
データは
名前（現在の所属クラブ・2011年11月のゴール/2010年11月のゴール/2009年11月のゴール）
としました。また、今回もまずJ1編から先にご紹介します。
では、以下どうぞ！

★1位...8ゴール
前田遼一（磐田・3/3/2）
豊田陽平（鳥栖・4/4/0）
★3位...7ゴール
エジミウソン（FC東京・-/3/4）
★4位...6ゴール
レアンドロ・ドミンゲス（柏・4/2/-）
★5位...5ゴール
ルーカス（FC東京・1/2/2）
★6位...4ゴール
ジュニーニョ（鹿島・2/2/0）
興梠慎三（鹿島・1/0/3）
藤本淳吾（名古屋・1/3/0）
田代有三（神戸・0/3/1）
★10位...3ゴール
ドゥトラ（鹿島・2/1/-）
マルシオ・リシャルデス（浦和・1/2/0）
渡邉千真（FC東京・0/1/2）
平山相太（FC東京・0/3/0）
矢島卓郎（川崎・1/2/0）
小松塁（川崎・1/2/0）
大黒将志（横浜FM・1/2/0）
中村俊輔（横浜FM・1/2/-）
小川佳純（名古屋・1/1/1）
ケネディ（名古屋・3/0/0）
パウリーニョ（G大阪・0/3/0）
パク・カンジョ（神戸・0/3/0）
野沢拓也（神戸・1/1/1）
吉田孝行（神戸・2/1/0）
石原直樹（広島・0/3/0）
佐藤寿人（広島・1/1/1）
★26位...2ゴール
宮澤裕樹（札幌・1/1/0）
内村圭宏（札幌・2/0/0）
古田寛幸（札幌・2/0/0）
大島秀夫（札幌・0/0/2）
赤嶺真吾（仙台・0/1/1）
菅井直樹（仙台・0/1/1）
深谷友基（大宮・0/2/0）
大谷秀和（柏・0/1/1）
ネット・バイアーノ（柏・-/1/1）
田中順也（柏・1/1/0）
森重真人（FC東京・1/1/0）
中町公祐（横浜FM・1/1/-）
マルキーニョス（横浜FM・-/1/1）
三門雄大（新潟・1/1/0）
押谷祐樹（磐田・2/0/0）
金園英学（磐田・2/-/-）
田中マルクス闘莉王（名古屋・2/0/0）
玉田圭司（名古屋・0/2/0）
ダニルソン（名古屋・0/0/2）
岩下敬輔（G大阪・1/1/0）
川西翔太（G大阪・2/-/-）
家長昭博（G大阪・0/2/0）
北本久仁衛（神戸・2/0/0）
大久保嘉人（神戸・1/0/1）
茂木弘人（神戸・0/1/1）
橋本英郎（神戸・0/1/1）
高萩洋次郎（広島・1/1/0）
大﨑淳矢（広島・0/2/0）
キム・ミヌ（鳥栖・2/0/-）
池田圭（鳥栖・2/0/0）

堂々のオクトーバー、ノベンバーと2冠に輝いたのは豊田陽平！
昨年、一昨年と共に4ゴールずつを集め、
文句なしで"ミスターノベンバー"の座を獲得しています。
豊田の2009年は京都でくすぶっていた時期であり、
実質2年間の10月と11月だけで17ゴールを量産。
いずれもJ2での成績でしたが、
今シーズンはJ1の10月でも堂々の3ゴールを記録しており、
その実力を十分に見せつけたと言っていいでしょう。

その豊田と同点で1位になったのが前田遼一。
2009年から2ゴール、3ゴール、3ゴールと3年間に渡って、
コンスタントに終盤での勝負強さを
発揮し続けてきたことが何より素晴らしいですね。
そして前田は今回リサーチした中で、
唯一10月＋11月×3年間＝6ヶ月のすべてで
ゴールを記録している選手でもあります。

3位と4位には共に2シーズン分での数字で
この順位に食い込んできたブラジアリアンがランクイン。
特にレアンドロ・ドミンゲスは、10月を見るとノーゴール。
いかに昨シーズンの大事なタイミングで
結果を出したかがわかっていただけるかと思います。

そして、5位にルーカスが入っているのも見逃せません。
年間トータルで見ると、2009年は6ゴール、2010年は7ゴール。
G大阪でプレーしていたこの2年間は
年間トータルの約3分の1を11月に集めていたことになります。
彼もまた"ミスターノベンバー"と言えそうですね。

明日はJ2編をお届けする予定です。

土屋