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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

スタッフブログ 2012年10月20日

高校選手権東京都大会Aブロック展望

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【高校選手権東京都大会Aブロック展望】
本命は各校の監督からも「東京で対戦した中では一番強かった」という声が
頻繁に上がっていた國學院久我山か。
昨年度は全国ベスト16。当時から1、2年生にレギュラーが多く、
今年度の活躍も大いに期待されていたが、インターハイは一次トーナメント敗退。
ただ、李済華監督が「目標はあくまでも選手権」と明言するように、
夏以降は着実に強さを増し、T1リーグでも見事に優勝を勝ち取った。
生命線は渡辺夏彦(2年・FCトリプレッタ)、平野佑一(2年・東京ヴェルディJY)、
花房稔(1年・横河武蔵野FC)で組む3枚の中盤。
大切にパスを紡いでいくスタイルの中、
「去年よりはボールも回ると思う」と李監督も自信を口にしている。
さらに、前線には富樫佑太(2年・ジェファFC)、
最終ラインには「彼よりうまい選手はそうはいない」と
指揮官も絶対の信頼を置くCB巽豪(3年・横河武蔵野FC)に
左SB井上大(3年・横河武蔵野FC)など、昨年からのレギュラーが揃い、
スーパーサブには松村遼(2年・久我山中)も台頭。
目指すは「去年より1つでも2つでも上」(李監督)と
視線の先には全国制覇を確実に捉えている。


その久我山の前に準々決勝で立ちはだかりそうなのが東京朝鮮
T1リーグでも好不調の波が激しい部分はあったものの、
ハマッた時の実力は強烈なものがある。
特に抜群のスピードと体の強さを誇るキム・デセン(3年・ジェファFC)と
ハン・ヨンジュン(3年・東京朝鮮第一中)で組む2トップは都内最高クラス。
中盤のコ・チファン(3年・東京朝鮮中)、
プレースキッカーのコ・ジャンギ(2年・ジェフユナイテッド千葉U-15)も
能力は高く、ダークホースとして注目したい。


インターハイを制し、T2リーグも無敗で駆け抜けた修徳も優勝候補の一角。
夏の長野を経験したことで、「全国大会に出ているチームとやっても、
ある程度一歩も引かずにできるようになってきた」と岩本慎一郎監督も
手応えを掴んでいる様子が窺える。
絶対的なエースの大塚竜太(3年・フッチSC)が負傷離脱している間に、
インターハイでも全国を手繰り寄せる決勝ゴールを上げた
本橋瑞基(3年・クリアージュFC)がポジションを奪取。
1トップの小野寺和也(3年・フッチSC)と共に攻撃力アップに貢献している。
そんな中、キーエリアは「あの2人は外せない」と岩本監督が言及する、
久保祐貴(2年・習志野第一中)と城ヶ瀧大地(3年・フレンドリー)で
構成するドイスボランチ。
劣勢になった時に防波堤として彼らの果たす役割が、チーム浮沈の鍵を握っている。
「ウチとやるのはどのチームもイヤじゃないかな」と笑う岩本監督。
7年ぶりの全国を虎視眈々と狙う。


修徳同様に7年間優勝から遠ざかっている成立学園
今大会での復活を期す有力校の1つ。
インターハイ予選では準決勝で実践学園に敗れ、
あと1つで全国を逃す悔しい状況を経験した。
チームの中心は「彼がウチの精神的支柱」と
森岡幸太監督も認めるボランチの吉村郷史(3年・桶川西中)。
フィールドプレーヤーでは唯一昨年からレギュラーを務める
大友郁也(3年・成立ゼブラFC)が中盤の中央で
「奪ってから時間をかけてゆっくり攻める」(森岡監督)チームをコントロールする。
また、縦に侵入できるMF松井優斗(3年・横浜F・マリノスJY)、
高い技術を誇る高溝黎磨(3年・横浜F・マリノスJY)、
裏への抜け出しが持ち味の千葉嘉人(3年・成立ゼブラFC)と
アタッカー陣は人材豊富。ゼブラ軍団の逆襲は果たして。


他にも、168センチのCB林洋輔(3年・八王子上柚木中)を中心にした粘り強い守備から、
エースの野田陸斗(3年・緑山SC)、秋葉遼太(1年・練馬開進一中)らが
チャンスを確実に決め切るスタイルの都立駒場
今年度から渡辺陽介監督が就任し、
インターハイで全国に出場した昨年と「考え方としては真逆」の
スタイルを指向しながら、斎藤朝太郎(2年・かえつ有明中)、
深山竜太(2年・大豆戸中)、江渡凌介(3年・かえつ有明中)、
鈴木美勇士(3年・台東FC)など面白いタレントを揃えるかえつ有明
都内でも有数のプレーメーカー私市一樹(3年・東海大菅生中)を中心に、
3年生主体のチームで地区予選から勝ちあがってきた東海大菅生などが注目校。


明日の2回戦は都内4会場で、第1試合は10時からキックオフされる。
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土屋

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