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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
J1第26節
サガン鳥栖×柏レイソル@ベストアメニティスタジアム
解説:玉乃淳 実況:西岡明彦 インタビュアー:森田みき
【玉乃淳氏によるマッチレビュー】
Q、ゲームの全体的な印象を教えて下さい。
A、本当にスリリングな試合を期待していたのですが、
展開が膠着せずに、負けたら優勝争いから脱落するという
緊張感のある中で、期待通りスリリングな試合になったので、
サッカーファンとしては非常に良かったです。
Q、序盤の柏が押し込めた理由はどのあたりでしょう?
A、前半は圧倒的に力の差がありましたよね。
1試合通して見ても、やっぱり柏の方が力はありましたし、
その中でセットプレーで立て続けにゴールを奪われてしまったということも、
不運と一概には片付けられないのが今の柏かなと。
最近の連勝できない柏を見ると、
何かしら原因があるのではないかと。
そういった印象です。その何かは正直わからないです。
Q、序盤の鳥栖がリズムを握れなかった要因は何でしょう?
A、柏が思ったよりもアグレッシブに来て、
早い時間で先制点を取りたいという気概が感じられたので、
それに対して受けて立ってしまったというのが
大きかったのではないかと思います。
Q、負傷を押して出場していた豊田陽平もコンディションは悪そうでしたね。
A、あまり動けていなかったですね。
競り合いにも参加していなかったですし、
いつもの運動量はなかったのですが、
ボールがしっかり入った時にはしっかり収まっていたので、
さすがだなという感じはしましたね。
Q、後半開始から柏が2人を交替しましたが、
あの采配はどう見ましたか?
A、より攻撃的に行くのは当たり前ですが、
茨田のようなトップ下に近い選手をボランチに置いて、
いかにレアンドロ・ドミンゲスにボールを集めるかというシフトを組んだと。
それは功を奏したのですが、またさらに1点入れられてしまったので、
柏としてはどうしようもなくなってしまったと。
それ以降は縦に縦に、ゴールへ速くという形になってしまったので、
もったいない3失点だったと思います。
あとは、もう少し攻撃的なシステム変更があっても
今後は面白いのかなという
課題が見えた試合でもあるのではないでしょうか。
Q、柏は3失点目が大きかった印象です。
A、2-0で気分も良くなった鳥栖の方が
運動量も落ちずに立ち上がりから行けたということが
3点目の要因だと思います。
イケイケになっていましたし。
やはり終了間際の2得点というのは、気分が乗りますよね。
Q、鳥栖は"やり切った"のではないでしょうか?
A、そうですね、プラン通りというか、
自分たちの形を90分間通せたゲームだと思います。
鳥栖が負ける時は自分たちのゲームをしていても
全然うまくいかない時があるのですが、
自分たちの形というのをユン・ジョンファン監督が
植えつけているので、それが今シーズンの
勝ち点を積み上げている要因になっていると思います。
Q、中継の中で鳥栖がボールを保持することの
重要性について触れていましたね。
A、点差があったという余裕もあったと思うのですが、
あれを1-0からでもできるようになれば、
もっと得点をした後のオプションの幅も
広がるんじゃないかなと思うので、
今日の勝ち点だけではなくて、
今後の戦い方にも希望の光が見えたのではないかなと思いました。
そんな中で次節は広島との直接対決が非常に楽しみです。
Q、残りのゲームで鳥栖が目指すのはどういう所でしょう?
A、もうここまで来たらトップ3でしょう。
ACL圏内まで行くしかないですね。
そこまでいければ来年の強化費であったり、
色々なクラブの形態も変わってくると思うので、
ここが踏ん張り所でしょうね。
再放送スケジュールは
9月25日(火)10:15~12:30 J SPORTS1
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!
土屋
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