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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2012年09月17日

高校選手権東京B1回戦 堀越×都立狛江@駒沢第2

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horikoshi0916.jpg第3試合も地区予選をサヴァイヴしてきたチーム同士の対戦。すなわち、今大会4試合目となる両チームが駒沢の地で相対します。過去2度の全国出場を誇りながら、最後に東京を脱出したのは21年前となる堀越。第5地区予選では3回戦で当たった東亜学園に苦戦を強いられ、PK戦で振り切るようなゲームも経験してきています。対するは、代表決定戦でT2リーグ所属の日大三と死闘を演じると、こちらもPK戦で競り勝ち、第6地区代表を勝ち取った都立狛江。断続的に降っていた雨もすっかり上がり、強い陽射しが差し込むピッチで、ゲームはスタートしました。
序盤は狛江に好リズム。前線の鈴木洸宣(3年・町田成瀬台中)を中心に、しっかりボールを繋ぐスタイルを披露すると、7分にはチャンス到来。CBの古川尚亮(2年・FC町田ゼルビアJY)が右へフィードを送り、追い付いた関野佑介(2年・調布五中)は大外へクロス。走り込んだ伊藤和希(3年・FC多摩)のボレーはわずかにゴール左へ外れたものの、惜しいシーンを創り出します。
ただ、堀越には1回のチャンスで決め切るスナイパーの存在が。11分、一発のフィードで左サイドをうまく抜け出した角田悠之助(2年・FC Branco)が中へ折り返すと、受けた大川力哉(3年・JACPA)は1人かわして強烈なシュート。GKも弾き切れず、ボールはゴールネットを揺らします。頼れるストライカーの一撃で堀越が先制しました。
こうなると、一気呵成に攻め込む堀越。13分、18分と共に角田が惜しいシュートを放つと、21分に追加点。犀川稔久(3年・東京ウエスト)、戸田裕仁(3年・AZ'86tokyo-ome)と右サイドで回したボール。越沼悠(3年・AZ'86tokyo-ome)のクロスは、そのままGKの頭上を越えてゴールへ飛び込み、点差が広がりました。
以降も堀越は磐石のゲームコントロール。25分のピンチも鈴木洸宣のシュートをGK鈴木悠生(2年・川崎住吉中)がファインセーブで凌ぐと、29分にはCKから最後は犀川がわずかに枠を外れるヘディング。そして押し込む紫に訪れた、3度目の歓喜は40+1分。鈴木信司(2年・青梅FC)の右CKを、高い打点のヘディングで豪快にゴールへ叩き込んだのはCBの長谷川翔一(3年・三菱養和調布)。3-0というスコアで、最初の40分間は終了しました。
ハーフタイムを挟んでも変わらない流れ。43分、犀川が粘って左サイドをドリブルで完璧にえぐり、折り返したボールを大川が難なくプッシュ。4点目が入ります。点差が開く中、一矢報いたい狛江の咆哮は53分。左から川村元(3年・多摩青陵中)がCKを蹴り込むと、後半から投入された大沼環(2年・FC駒沢)のヘディングが炸裂。ようやく1点を返しました。
撃ち合う両者。56分は堀越。カウンターから3対1の状況をドリブルしていた越沼は冷静にジャッジして、フリーの大森政弥(3年・JACPA東京)へラストパス。大森もCBらしからぬシュート技術で5点目をゲット。1分後の57分は狛江。関野が堂々たる中央突破からゴールをこじ開け、チーム2点目。気付けば5-2というハイスコアに。
そんなゲームを締め括ったのは、堀越の"9番"。お互いに選手を入れ替えながら迎えた75分。再三鋭い仕掛けを見せていた途中出場の大河内直樹(2年・足立第十四中)がPKを獲得すると、迷わずスポットにボールを置いた大川がキッチリ沈め、ハットトリックを達成。さらに79分にも鈴木信司のパスから、大川は距離のあるシュートを左ポスト内側に当てながらねじ込み、自身4点目となるチーム7点目で打ち止め。終わってみれば破壊的な攻撃力を披露した堀越が狛江の挑戦を退け、次のラウンドへ駒を進める結果となりました。        土屋

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