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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2012年06月28日

J1第9節 G大阪×名古屋マッチレビュー

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J1第9節 ガンバ大阪×名古屋グランパス@万博記念競技場
解説:水沼貴史 実況:八塚浩 インタビュアー:中田浩光


【水沼貴史氏によるマッチレビュー】
Q、ゲームの全体的な印象を教えて下さい。


A、グランパスとしては早い時間に2点を先行して、
しっかり終わらせなくてはいけないゲームを追いつかれたので、
たぶん後味の悪い試合だろうなと思います。
ガンバとしては十分に気をつけていたモノで2点も取られたということで、
その部分ではそれも後味が悪いだろうなと。
でも、ガンバは疑惑かもしれないですけど
1点を前半で返したというのが、選手のモチベーションアップにも繋がったし、
後半は選手交替して、たぶん監督の意図していたことが
出たのかなという風には思います。
グランパスはストイコビッチ監督が"疲労"というような言い方をしていましたが、
どうも中盤がスカスカで、あのバランスでは守り切れないなあというのが
ちょっと見えたので、運動量でカバーするのか、
ポジションでカバーしていくのかという所で、
その辺はうまく修正しないといけないですね。
あとは永井も最初は点を取りましたけれど、
その後はイマイチで、後半になったら消えてしまいました。
結局、最後に出て行って受けるだけじゃなくて、
もっと受けて捌いてもう1回出て行くみたいな所ができるようになってくると
いいのかなという風には思いましたね。


Q、グランパスはダニルソンの投入で、田口とのドイスボランチにシフトしましたが、
あまりうまくいかなかったのはどういう部分に原因があったと思いますか?


A、たぶん田口が考えたのは、「2人になったからちょっと楽になったな」と。
で、トップ下が1枚になったので、そこの3人の関係と
中盤は三角形が逆になったので、
そこが微妙にうまくいかなかったのかなと。
2人になった分だけ後ろの人は安心したけど、
前の人はちょっとやれなくなったとか、
そんな感じだったのかなという気はしましたね。


Q、ガンバは後半押し込む時間が長かったですが、
前半と何が一番変わったのでしょう?


A、前線が違いました。
前半は佐藤が前に1枚で、遠藤がその下に入っていましたが、
やっぱり降りてきちゃったりしていたので、
そこに阿部が入ったのは大きかったなという気はしますね。
そこの構成力じゃないのかなと。
あとは右サイドに武井が入って、
相手の攻撃を消していたという部分もあると思いますし、
グランパスの疲労に助けられた部分もあったのかもしれないですね。
ミスも多くなってきましたし。
でも、阿部の投入が一番大きかったんじゃないかなと感じました。
点を取れなかったからダメだという松波監督の厳しい意見もありましたが、
もちろんそうですけど、相手に脅威やダメージを与えていたとは思います。


Q、ガンバは今野を左SBにして、藤春を1列上げたのが
奏功していたように見えましたが、あの狙いと効果はいかがでしょう?


A、狙いは藤春を攻撃的にさせたいのと、
今野から金正也にして中に高さを出したかったのもあると思います。
あとは、最初に今野が左に出た時はまだ永井がいたので、
永井対策という部分もあったんじゃないかと。
効果はあったと思いますよ。
うまくやったんじゃないでしょうか。


再放送スケジュールは
6月28日(木)22:15~24:30 J SPORTS1
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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