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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2012年05月13日

J1第11節 神戸×名古屋マッチレビュー

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J1第11節 ヴィッセル神戸×名古屋グランパス@ホームズスタジアム神戸
解説:三浦淳寛 実況:下田恒幸 インタビュアー:林智美

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【三浦淳寛氏によるマッチレビュー】
Q、ゲームの全体的な印象を教えて下さい。


A、今日の試合は90分通して両チームとも
自分たちのサッカーを追求した、見応えのある試合でしたね。


Q、名古屋の入り方が非常に良かった印象です。


A、前節の反省を踏まえて、修正されているなと思いました。
入り方が素晴らしくて、前線にクオリティの高い選手がいるのですが、
そういう選手がボールを失った時に切り替えが速いと。
前に前にプレスに行くので、神戸の攻撃を自由にさせなかったですよね。
ボールを持った時は攻撃力のある選手、
技術の高い選手がたくさんいるので、
いい攻撃もできていましたし、チャンスも増えていたので、
凄く今日は90分通して良かったと思います。


Q、中継の中でも永井謙佑の献身性について触れていましたね。


A、永井はもちろん攻撃の時はボールを持ったらスピードがあるんですけど、
相手にチェイシングする時のアプローチの速さは素晴らしいですよ。
90分通して足も攣らずによく持ったなと。
だから、コンディションも凄く良くて、
オリンピックに期待できるなと思いました。


Q、フリューゲルス時代の同僚の楢崎正剛も
ファインセーブを連発していました。


A、楢崎の何がいいって、安定感ですよ。ポジショニングがいいです。
嘉人(大久保)が1対1になったシーンも
もちろん闘莉王が戻って守備をしたというのもありますが、
楢崎のポジショニングが悪かったら、
シュートを打つ方は凄く楽なんですよね。
だから、ああいう細かいようですけど
1つ1つのポジショニングといった技術の高さは素晴らしいです。
GKも技術ってあると思うんですけど、
彼のそういう技術は本当にレベルが高いです。


Q、神戸も持ち味は出ていたように見えました。


A、そうですね。守備に関してはそう思います。
非常に前線からアプローチを速く行って、
ボールを取ったらショートカウンターという意識は、
安達ヘッドコーチが指揮を執るようになって、
選手の中に浸透していると思います。
ただ、攻撃は闘莉王と増川は背が高いので、
そこに放り込んでも跳ね返されるだけですし、
解説の中でも言いましたが、もっとサイドから攻めた方がいいと。
あとは、ボールをテンポ良く動かしたい中で、
動かした時のミスですよね。
単純なミスがまだまだあるので、そこは修正したいなと。
選手の距離感も、もう少し近付けて、
遅攻になった時に慌てずに焦れずに、
ボールを動かすことで相手を動かしながら
サイドチェンジとかを使っていけるようになると、
今回の大型補強で獲得した選手の力が
もっともっと生きてくると思います。


Q、神戸は前線の人も配置も入れ替えましたが、
あまり機能しなかった印象を持ちました。


A、そうですね、まあ嘉人がもう少しコンディションが上がってくると、
もっとボールに触れる機会があると思いますし、
確実に能力のある選手ですから。
ただ、攻撃の時のテンポの悪さと確率の低いパスが
まだまだ結構あるので、その確率を上げて、
さらにチャンスになるような試合展開を意識したいですよね。
センターは強いからサイドからもっと崩していこうというような意思統一が
選手全員でできると、もっともっとチャンスが増えてくると思います。


Q、最後に久しぶりのホムスタはどうでしたか?


A、いや~、やっぱりスタジアムに入った時の
サポーターの「おかえり」って言葉とか
横断幕とか凄く温かいですよね。
ヴィッセルで頑張ってきて良かったなって思いました。
あとは、このスタジアムもサポーターも
本当に最高の雰囲気だから「いい所だな」って思いますね。


再放送スケジュールは
5月13日(日)8:00~10:15 J SPORTS1
5月15日(火)24:30~26:45 J SPORTS1

となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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