J1第10節　5月6日（日）14:50～　J SPORTS 1
柏レイソル×サンフレッチェ広島@日立柏サッカー場
解説：玉乃淳　実況：八塚浩

【柏側プレビュー】
2勝2分4敗 11得点13失点 勝点8 15位
チーム内得点ランク：
（1）レアンドロ・ドミンゲス3
（2）増嶋竜也2
（2）近藤直也1、酒井宏樹1、澤昌克1、北嶋秀朗1、田中順也1、工藤壮人1
警告：
2枚...増嶋竜也、大谷秀和、澤昌克、レアンドロ・ドミンゲス、リカルド・ロボ
1枚...那須大亮、田中順也、茨田陽生、橋本和、藤田優人、栗澤僚一

鳥栖と日立台で対戦した前節は、
先制しながら追い付かれてのドローとなり、
リーグ戦は3試合白星のない柏。
8試合で13失点という守備の崩壊が
ここまでの不調を招いている最大の要因と考えられる。
昨シーズンはほとんど不動と言ってよかった
酒井宏樹、増嶋竜也、近藤直也、橋本和の4バックも、
今シーズンはケガや出場停止で揃わないことも多く、
その穴を新加入選手で埋めている部分も
なかなか安定感が出てこない理由かもしれない。
とはいえ、攻撃に目を移すと好材料は多い。
まず、最前線には軸としてコンディションの上がってきた
北嶋秀朗がスタメン定着してきたこと。
ACLのブリーラム・ユナイテッド戦もそうだったが、
北嶋のポストプレーで全体が落ち着き、
レアンドロ・ドミンゲスの能力が発揮され始めているのは間違いない所。
北嶋自身も鳥栖戦で今季初ゴールをマークしている。
さらに、序盤は不調からスタメン落ちも経験した
ジョルジ・ワグネルが復調してきたこと。
やはり、他チームが警戒していてもやられてしまう、
ブラジリアンコンビの躍動は、柏復活の必須条件だ。

【広島側プレビュー】
5勝1分3敗 14得点7失点 勝点16 3位
チーム内得点ランク：
（1）佐藤寿人7
（2）平繁龍一2
（3）千葉和彦1、石原直樹1、山岸智1、森脇良太1、大崎淳矢1
警告：
2枚...青山敏弘、ミキッチ、高萩洋次郎、森脇良太
1枚...ファン・ソッコ、千葉和彦、森崎和幸

前節は新潟に倍近いシュートを浴びせながら、
0-1という悔しい敗戦となった広島。
ただ、リーグで2番目に少ない失点に代表される、
守備陣の安定感はJ1でも屈指の部類に入り、
今季も複数失点のゲームは1試合しかない。
移籍初年度ながら早くも3バックの中央を任されるなど、
守備陣の要として奮闘を続ける千葉和彦の存在は見逃せない所。
また、ポリバレントさで森保一監督を助けている森脇良太も、
広島にとっては欠かせないキーマン。
3バックの右、右WB、そして左WBと
各ポジションを一定以上にこなす器用さに加え、
名古屋戦で楢崎正剛をぶち抜いた華麗なゴールなど、
勝負所では攻撃面でも結果を出している。
森脇の起用されるポジションが、
そのゲームで森保監督がポイントと考えている部分に
直結している可能性も少なくない。
まずはキックオフを迎えたら、森脇の立ち位置に注目して見るのも、
1つのポイントかもしれない。

【予想スタメン】
★柏(4-4-2）
－－－－－－－北嶋－－田中－－－－－
－－－－－－－－－－（工藤）－－－－－－－
－－ワグネル－－－－－－－－レアンドロ－
－－－－－－－茨田－アン・ヨンハ－－－－
－－－－－－－－－－－（大谷）－－－－
－－－橋本－－近藤－－増嶋－－酒井－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－稲田－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
桐畑和繁：左肩関節脱臼（2/21・練習中/全治4ヶ月）
那須大亮：4/14・仙台戦で負傷交代
菅野孝憲：体調不良のため4/28・鳥栖戦を欠場
福井諒司：足先に痛み

【予想スタメン】
★広島(3-4-2-1）
－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－－
－－－－－高萩－－－－－－石原－－－－－
－－山岸－－－－－－－－－－－ミキッチ－－
－－－－－森崎和－－－－青山－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－水本－－－－千葉－－－－森脇－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－西川－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
横竹翔：心房細動カテーテル手術（全治1ヶ月）

土屋