J1第10節　5月6日（日）16:50～　J SPORTS 4
名古屋グランパス×川崎フロンターレ@豊田スタジアム
解説：三浦淳寛　実況：西岡明彦

【名古屋側プレビュー】
4勝2分2敗 12得点9失点 勝点14 6位
チーム内得点ランク：
（1）金崎夢生3
（2）玉田圭司2、ケネディ2、永井謙佑2
（5）ダニルソン1、田中隼磨1
警告：
3枚...田中隼磨（前節警告2回により退場、今節出場停止）
2枚...阿部翔平、小川佳純、ダニルソン　
1枚...楢崎正剛、田中マルクス闘莉王、磯村亮太、吉村圭司、永井謙佑

鳥栖、札幌と昇格組に連勝を飾ったものの、
広島に引き分け、浦和に敗れるなど苦しいゲームが続いた名古屋。
不動の左SBを務める阿部翔平が目の不調から出場が難しく、
ここ2試合は共にダニエルを最終ラインに組み込んだ
3-4-3を採用していたが、特に攻撃面では
完全にシステムをモノにしていない様子が窺えた。
さらに、今節はこれまた不動の右SBおよび右WBとも言うべき、
田中隼磨が出場停止。
ストイコビッチ監督も頭を悩ます要素が増えてしまった。
そんなチームに追い風を吹き込むのは、絶対的なエース・ケネディの復帰。
彼が不在となった5節以降は、札幌戦こそ3ゴールを奪ったものの、
他の3試合はいずれも1ゴールに終わっている。
ケネディの貢献度は本人のゴールもあるが、
周囲にゴールを取らせる働きというのが非常に大きい。
ここ2試合で7失点と守備に不安を抱える川崎相手に、
帰ってきた大砲を頂く攻撃陣が火を噴くか。

【川崎側プレビュー】
4勝1分4敗 13得点15失点 勝点13 9位
チーム内得点ランク：
（1）矢島卓郎3
（2）レナト2
（3）伊藤宏樹1、田中裕介1、田坂祐介1、小林悠1、
山瀬功治1、中村憲剛1、實藤友紀1、大島僚太1
警告：
2枚...レナト
1枚...井川祐輔、ジェシ、田坂祐介、小宮山尊信、中村憲剛、小松塁、森下俊

Jリーグでは初の指揮となる風間八宏監督が就任。
初戦こそ監督にとっても古巣となる広島に完敗を喫したが、
前節は磐田に打ち合いの末、4-3で勝ち点3を奪取した川崎。
出入りの激しいサッカーではあるものの、
1つ新指揮官の"色"が垣間見えたゲームではあった。
広島戦と磐田戦ではスタメンが3人入れ替わり、
稲本潤一もCBからボランチへ移るなど、
メンバー構成はいまだ固まっていない状況で
まずは風間色の浸透に重きを置いている印象もある。
ただ、2試合連続の7失点はやや看過できない所。
前々節は田中雄大を、前節は登里享平を起用した左SBの、
つまり相手の右サイドを崩されて失点するシーンが目立った。
相手のスカウティングはしないと言われている指揮官だが、
このサイドにおける守備の修正をしないと、
田中隼磨不在とはいえ、間違いなくそこを突いてくるであろう
名古屋のアタックを抑えきれるかどうかには疑問符が付く。
川崎の左、名古屋の右はこのゲームの中でも
特に注目して見たいポイントではないだろうか。

<【予想スタメン】
★名古屋(4-2-3-1）
－－－－－－－－－ケネディ－－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－永井－－－－－玉田－－－－－金崎－－－
－－－－－－ダニルソン－－－藤本－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－石櫃－－－増川－－－闘莉王－－小川－－
－－（三都主）－－－－－－－－－－－（石櫃）－
－－－－－－－－－－楢崎－－－－－－－－－

《出場停止》
田中隼磨（浦和戦にて警告2回で退場）
《主なケガ人》
高原幹：左膝前十字靭帯断裂（3/3・練習試合ツエーゲン金沢戦/全治6ヶ月）
田中輝希：右足関節挫傷（3/21・ACLセントラルコースト・マリナーズ戦/全治2週間）
新井辰也：左第5中足骨骨折（練習試合関西学院大学戦/全治3ヶ月）

【予想スタメン】
★川崎(4-3-3）
－－－－－－－－矢島－－－－－－－
－－楠神－－－－－－－－－－小林－－
－－－－－－中村－－大島－－－－－－
－－－－－－－－稲本－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－
－－登里－－森下－－井川－－田中裕－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－西部－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
ジェシ：左膝後十字靭帯損傷（4/18・ナビスコ仙台戦/全治3ヶ月）
黒津勝：アキレス腱周囲炎（2011年）
小宮山尊信：左足関節遊離体、左足関節骨棘障害の除去手術（全治8週間）
柴崎晃誠：内転筋負傷（4/18・ナビスコ仙台戦）

土屋