J1第6節　4月14日（土）14:50～　J SPORTS 1
浦和レッズ×ヴィッセル神戸@埼玉スタジアム2002
解説：三浦淳寛　実況：八塚浩

【浦和側プレビュー】
3勝1分1敗 7得点4失点 勝点10 6位
チーム内得点ランク：
（1）柏木陽介2、マルシオ・リシャルデス2、ポポ2
（4）デスポトビッチ1
警告：2枚...柏木陽介、鈴木啓太
1枚...梅崎司、平川忠亮、槙野智章、デスポトビッチ、阿部勇樹、濱田水輝

開幕戦こそペトロヴィッチ新監督が
昨年まで指揮を執っていた広島に敗れたものの、
以降の4試合を3勝1分けで駆け抜け、
6位にまで浮上してきた浦和。
結果が内容の向上を生む格好で、
次第に"ペトロヴィッチ色"が浸透してきている感がある。
また、ここ2試合でいずれもFWらしいゴールを決めたポポと、
前節でPKを含む2得点を挙げたマルシオ・リシャルデスの好パフォーマンスが、
なかなか定まらなかった1トップ問題を解決する可能性も十分に出てきた。
一方、守備面でも昨シーズンは終盤戦以外、
満足に出場機会を与えられなかった坪井慶介が
2節からは4試合続けて右CBとして出場し、
最後尾からチームに落ち着きをもたらしている。
これとチームが2節以降負けていないことも、無関係ではないだろう。
確実に攻守の歯車がかみ合いつつある現状。
"強い"浦和の復活へ、舞台は整いつつあるか。

【神戸側プレビュー】
2勝0分3敗 5得点9失点 勝点6 12位
チーム内得点ランク：
（1）大久保嘉人2
（2）近藤岳登1、都倉賢1、橋本英郎1
警告：2枚...高木和道、三原雅俊
1枚...近藤岳登、相馬崇人、北本久仁衛、都倉賢、大久保嘉人、
伊野波雅彦、橋本英郎、徳重健太

野沢拓也、橋本英郎、伊野波雅彦ら主力クラスを大量補強し、
大きな注目を集める中で開幕2連勝と
最高のスタートを切った神戸が苦しんでいる。
FC東京を皮切りに、鳥栖と清水にも敗れる悪夢の3連敗。
しかも、3試合とも無得点とゴール欠乏症は深刻だ。
2-3で競り勝った開幕の阪神ダービーを思い返すと、
大久保嘉人がシンプルに裏を狙い続けた結果、
相手の意識が中央と裏へ集中し、
結果的にサイドでの攻防で主導権を握ることに成功。
1点目を呼び込んだ相馬崇人のドリブル突破は、
まさにゲームをうまく運べていた証明だったように思える。
今節は清水戦に続いて、大久保は左SHでの出場が濃厚。
2トップが予想される都倉賢と吉田孝行は
補完関係が成立しそうなコンビだけに、
ある程度徹底して長いボールを使い、相手を5バック気味に押し込んで、
サイドの主導権を奪取したい所。
アウェイとはいえ、神戸は早くも正念場を迎えている。

【予想スタメン】
★浦和(3-4-3）
－－－－－－－－－ポポ－－－－－－－
－－－－－－柏木－－M・リシャルデス－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－梅崎－－－鈴木－－阿部－－－平川－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－槙野－－－永田－－－坪井－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－加藤－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
デスポトビッチ：腰痛を発症（3/29）
原口元気：右太腿裏負傷（3/17・柏戦で負傷交代）
山田直輝：左膝前十字靭帯損傷（3/20・ナビスコ仙台戦/全治6ヶ月）

【予想スタメン】
★神戸(4-4-2）
－－－－－－－吉田－－都倉－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－大久保－－－－－－－－－－－－野沢－
－－－－－－　三原－－伊野波－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－相馬－－－高木－イ・グァンソン－－奥井－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－（近藤）－
－－－－－－－－－徳重－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
北本久仁衛：右脇腹痛（3/24・FC東京戦）
河本裕之：左脛骨疲労骨折（12/13・手術/全治6ヶ月）
田代有三：左足関節遊離体（2011/11/16・天皇杯富山戦　12/8に手術）

土屋