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このブログについて

J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

マッチレビュー 2012年03月10日

J1開幕戦 G大阪×神戸マッチレビュー

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J1第1節 ガンバ大阪×ヴィッセル神戸@万博記念競技場
解説:水沼貴史 実況:西岡明彦

takashi&akihiko.jpg


【水沼貴史氏によるマッチレビュー】
Q、ゲームの全体的な印象を教えて下さい。


今日のゲームに関しては、神戸が良かったと取っていいかもしれない。
監督も言っていたけど、ボールに対するプレッシャーがちゃんと掛かっていたし、
1試合通してとは行かなかったけど、
そこの意識はずっと高く継続していた部分があった。
あとは(大久保)嘉人が凄く良かったね。
前線で90分間通じてずっと絶対的に怖い選手になっていたから、
それでガンバもラインが上げられなかった所があったと思う。


ガンバはボールを持った時に、
トライアングルをいっぱい作っておいて、
ポゼッションして逆に振って、みたいな展開がほぼなかったでしょ。
アレじゃやっぱり苦しいね。
藤春も加地もいつもはもっといい形で上がれるけど、
そういうような時間を創るボール回しが全然できてなかった。
それができなかったらガンバじゃないからね。
スタイルが壊れてしまうのが怖いなっていう風に思った。
せっかく創り上げてきたものが、違うスタイルになってしまうというのはね。


Q、神戸がやらせなかったというより、ガンバができなかったという印象ですか?


ガンバは運動量もさほど上がってなかったと思うし、
コンビネーションの部分で合ってないっていうのはあったかな。
ただ、それは相反するもので、たぶん神戸の良さも出たし、
ガンバがそれにハマってたっていうのもあったと思う。
でも、怖くてももっと繋ぐのがガンバだったのに、
結局そこを避けて通るようなプレーを選択することが
今日は凄く多かったと思う。


Q、神戸のセットプレーは威力がありましたね。


アレは本当に大きいなあ。
堅守速攻のチームって全部が全部それだけじゃ
シュートに繋がらないし、点が取れない。
で、ボールを奪ってフィニッシュまで行くか、
もしくはコーナーキックに相手が逃げたりとか、
どこかでカウンターを仕掛けようとした時に
ファウルをもらってそこからFKになるとかが形としては考えられるよね。
そういうチャンスは継続していけば出てくると思うから、
そこで点を取れれば、ああいうチームには一番大きな得点機会になるでしょ。
やっぱりキッカーが1人入っただけで全然違うんだなあって思ったね。


Q、失点はやや偶発的でしたが、神戸の守備面はどうでしたか?


ボールへのプレッシャーが掛かっている時はいいけど、
それがちょっとルーズになる時が体力の消耗と共にあるし、
あとは今日の終盤みたいに変な奪われ方をした時に、
そこでファウルして相手にFKを与えたりっていうのはあるよね。


あとは外国籍選手に対しては、もうシュートレンジの意識を変えないとダメだね。
「あっ、外国籍選手だ」と思った瞬間に、
「ここからは打っても入らないだろう」って考えは絶対に消さなきゃダメかなと。
ゼロックスも含めた開幕からの2試合で
ジョルジ・ワグネルとパウリーニョと、
2ゴールもミドルシュートからのゴールが生まれている訳だからね。
他のチームにも今日のパウリーニョとか
ジョルジ・ワグネルのシュートっていうのは、
意識改革という意味では教訓になると思うよ。


Q、ガンバがもう少し調子を上げていくには何が必要ですか?


まず、スタッフと選手たちの距離感は気になった。
二川が交替して監督と握手する時とかも、
「(交替が)早いんじゃない?」みたいな感じがあったじゃない?
ちょっと難しいような気もするけどね。
でも、ある意味では選手たちでできちゃうチームだから、
その辺は次のゲームでどうやって改善していくのか見ものかな。


再放送スケジュールは
3月11日(日)7:00~9:15 J SPORTS1
3月12日(月)11:00~13:15 J SPORTS1

となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!


土屋

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