今シーズンは浦和の阿部勇樹や槙野智章、新潟の矢野貴章など
海外から戻ってきて、Jリーグでプレーする選手が
代表経験者にもチラホラ見られます。
そこでちょっと思い付きました。

日本国籍を持つJリーガーの中で、
海外クラブでのプレー経験を持つ選手を一覧にしてみました。
一応、基準として短期留学は除き、
公式プロフィールに"所属"としてクラブ名が記載されている
場合のみをカウントしています。
今回はまずJ1の選手のみを掲載しました。
では、以下どうぞ！

【仙台】
柳沢敦...サンプドリア（イタリア・03-04）、メッシーナ（イタリア・04-06）
【鹿島】
中田浩二...マルセイユ（フランス・04-06）、バーゼル（スイス・06-08）
小笠原満男...メッシーナ（イタリア・06-07）
【浦和】
梅崎司...グルノーブル（フランス・06-07）
槙野智章...ケルン（ドイツ・11-12）
阿部勇樹...レスター（イングランド・10-12）
【大宮】
鈴木規郎...アンジェ（フランス・09-10）
【柏】
澤昌克...スポルティング・クリスタル（ペルー・05）、コロネル・ボログネシ（ペルー・06）、
デポルティボ・ムニシパル（ペルー・07）、シエンシアーノ（ペルー・08）
水野晃樹...セルティック（スコットランド・07-10）
【FC東京】
平山相太...ヘラクレス（オランダ・05-06）
【川崎】
稲本潤一...アーセナル（イングランド・01-02）、フルアム（イングランド・02-04）、
ウエストブロムウイッチ（イングランド・04、05-06）、ガラタサライ（トルコ・06-07）、
フランクフルト（ドイツ・07-09）、レンヌ（フランス・09-10）
【横浜FM】
大黒将志...グルノーブル（フランス・05-07）、トリノ（イタリア・06-08）
中澤佑二...アメリカ（ブラジル・96-97）
中村俊輔...レッジーナ（イタリア・02-05）、セルティック（スコットランド・05-09）、
エスパニョール（スペイン・09-10）
【新潟】
ブルーノ・カスタニェイラ...アルビレックス新潟シンガポール（シンガポール・10-11）
小澤英明...スポルティボ・ルケーニョ（パラグアイ・10）
菊地直哉...カールツァイス・イェーナ（ドイツ・08-09）
矢野貴章...フライブルク（ドイツ・10-12）
【清水】
小林大悟...スタバエク（ノルウェー・09）、イラクリス（ギリシャ・09-11）
伊藤翔...グルノーブル（フランス・06-10）
小野伸二...フェイエノールト（オランダ・01-06）、ボーフム（ドイツ・07-10）
高原直泰...ボカ・ジュニオルス（アルゼンチン・01-02）、ハンブルガーSV（ドイツ・02-06）、
フランクフルト（ドイツ・06-08）、水原三星（韓国・10）
【磐田】
川口能活...ポーツマス（イングランド・02-03）、ノアシェラン（デンマーク・03-04）
菅沼実...ヴィトーリア（ブラジル・05）
【名古屋】
三都主アレサンドロ...ザルツブルク（オーストリア・06-08）
【G大阪】
沼田圭悟...CALバリリ（ブラジル・09）、CAグアスアーノ（ブラジル・10）
【神戸】
相馬崇人...マリティモ（ポルトガル・09-10）、コットブス（ドイツ・10-11）
野沢拓也...CFZ・ド・リオ（ブラジル・99）
大久保嘉人...マジョルカ（スペイン・04-06）、ヴォルフスブルク（ドイツ・08-09）
伊野波雅彦...ハイデュク・スプリト（クロアチア・11-12）
【広島】
千葉和彦...AGOVVアプルドーレン（オランダ・03-05）、ドートレヒト（オランダ・05-06）
【鳥栖】
室拓哉...ベイ・オリンピック（ニュージーランド・06）

Jリーグクラブでの在籍以前に海外クラブでプレーしていた、
いわゆる"逆輸入"選手は全部で5人。
柏の澤はペルーのクラブを渡り歩き、コパ・リベルタドーレスにも出場。
しかもペルー代表からも打診を受けたという、かなりの実績を持っています。
また、広島の千葉も高校を卒業してからオランダへ渡り、
2部の2クラブでプレーをした後に新潟へ加入した経緯が。
清水の伊藤とG大阪の沼田も、高校卒業後にそれぞれ
フランスとブラジルに渡ってプレーしています。

残る1人は鳥栖に所属する室で、彼はこれまた異色のキャリア。
出身大学は関西外国語大学と、
Jリーガーとしては現在まで後にも先にも唯一の大学を卒業しています。
ただ、在学時には既に東京Vの特別指定選手も経験するなど、
当時から名前は知られており、
沖縄かりゆしFCからニュージーランドのクラブを経て、
2007年に東京Vへ加入。晴れてJリーガーとなった訳です。

なお、所属クラブの国を見ると
ドイツが一番多く7クラブ（稲本と高原はフランクフルト）。
次がイングランドとブラジルで5クラブ。
イングランドは稲本が1人で3クラブを稼いでいます。
その次にオランダとイタリア、ペルーが4クラブとなっています。
まあ、ペルーは全部澤の所属クラブですけど。

逆に1クラブだけというのが
スイス、トルコ、シンガポール、パラグアイ、ギリシャ、スコットランド、
アルゼンチン、韓国、デンマーク、オーストリア、クロアチア、ニュージーランド。
結構多彩な国の名前が並んだ感があります。
なお、スコットランドは中村俊輔と水野が共にセルティックに
在籍していましたが、クラブは1つということで載せました。

ちなみに上記に名前の出てきている
スポルティング・クリスタルとボカ・ジュニオルスには
Foot！でおなじみの亘崇詞さんも在籍経験があるということも
付け加えておきたいと思います。
明日はJ2編をお届けする予定です。
写真は梅崎司、伊藤翔が住んでいた
グルノーブルの街にあるかわいいロープウェー。

土屋