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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

スタッフブログ 2012年01月29日

FC町田ゼルビア 2012新体制発表会レポート・前編

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「普通の街の、普通の街クラブ」(守屋実代表)が迎える夢の始まり。
今日は今シーズンからJリーグに参入する
町田ゼルビアの2012新体制発表会に行ってきました。
ということで、今回はそのレポート・前編をお届けしたいと思います。


会場は、昨年のユニフォームの胸スポンサーでもあり、
今シーズンはユニフォームの腕の部分に名前が入ることから
文字通り「側面から支援させて頂く」と理事長の小粋な発言もあった玉川学園。
その講堂で行われた新体制発表会には、なんと500人ものサポーターが集結。
開始前から熱気に溢れていました。


15時。開演の時間。
すると、10人の楽器を手にした若者が舞台へ登場。
突如としてハイクオリティなオープニングアクトを繰り広げます。
聞けば納得。彼らは玉川学園高学年吹奏楽団ファンファーレメンバー。
この吹奏楽団は各大会で賞を獲りまくってるらしく、
ちょっとビックリするほど上手でした。


下川浩之代表取締役の
「町田を全国に発信できる素晴らしい年になる」という挨拶が終わると、
ホールの後方から登録全選手と監督、コーチが登場。
一際大きな声援を浴びていたのは、やはり地元出身の戸田和幸。
また、今シーズンからGKコーチに就任した吉田宗弘、
そしてアルディレス新監督にも大きな拍手が送られます。
見ると、新加入の6人はいずれも首にゼルビアのマフラーを巻いて登場。
わかりやすいですね~


なお、実はメディアに配布された資料では
新加入となる平本一樹の背番号が9になっていたんです。
しかし、8番の小川巧に続いて登場したのは10番のドラガン・ディミッチ。
「アレ、欠席かな??」と思っていると、
23番を付ける久利研人の登場に続いて、「背番号25、平本一樹!」という
普段はスタジアムDJを務める、本日の司会・和田翼さんのアナウンス。
どうやら、こだわりのある背番号に変わっていたようです。
今回の加入選手の中でも目玉的存在なので、
マフラーを巻いての登場には、ホッと一安心しました。


その後、石阪丈一・町田市長による関東2部時代の思い出も含めた挨拶を経て、
監督、コーチ、選手は舞台に用意されていた椅子に座ったのですが、
ここで注目を集めたのはGKの石田良輔。
左右に分かれた椅子の空いているところを見つけられず、まさに右往左往。
直後、チーム指針発表で登壇した唐井直GMに
「石田もレンタルから完全移籍になったので、ちょっと目立ったんだと思います」と
軽くイジられると、場内は笑いに包まれました。
ちなみに市長や市議会議長の挨拶時に一番しっかりと拍手をしていたのは、
アルディレス監督だったことも付け加えておきます。


その唐井GMのチーム指針発表は、
やはり経験のある方だけあってユーモアも抜群。
「2年前はこの場所で『おはようございます』と言いましたが、
去年は『ドブロ・ユトロ』で、今年は『ブエノス・ディアス』。
毎年監督が変わっています。本当ならそうなればGMはクビになるものですが、
何とかやらせてもらっています」と笑わせながら、
「監督は変わろうが、僕らはブレません」とハッキリ言い切ると、サポーターは拍手喝采。
「J2の中でも一番小さいグループのクラブだが、
小さいながら存在感のある、魅力のあるサッカーをしているチームという
表現ができればと思っている」と決意を語りました。


続いて、アルディレス監督の「こんにちは」と日本語で始まった挨拶。
印象的だったのは
「やっぱりピッチの中での仕事は一番やりがいがあるし、
ピッチの中での自分を一番好んでいる」という部分。
ロンドンで5人のお孫さんと快適に暮らしていたそうですが、
やはり一度監督業に足を踏み入れた方々にとって、
現場での仕事というのは何物にも替え難いんですねえ。
また、講堂入口の壁面に書いてあった
"No Vision, the people perish"というフレーズを引用して
今後のビジョンの話をするなど、さすがのパフォーマンス。
今シーズンの監督会見もかなり楽しみです。


サポーターお待ちかねの新加入選手挨拶では
トップバッターの戸田が正直な加入の要因を告白。
「何もない2年間で、引退も現実問題として捉えていた」中で、
進退を懸けてゼルビアの練習に参加し、
そこで「もう1回サッカーがしたいなと思った」という話を披露。
「この街がなければ、プロサッカー選手という道に進むことはできなかった街に、
一回りして戻ってきました。僕もサッカーが大好きですし、
そういうチームでもう1年サッカーができる。毎日本当に幸せです。
もう一度ピッチの上で輝きたいと思う。自分にできる限りのことはすべてやります。
町田ゼルビアは僕にとって最後のチームです」と力強く語ると、
ホールは今日一番の拍手に包まれました。


残る5人の新加入選手の中で、存在感を発揮したのは
法政大学から加わったFWの鈴木孝司。
「今までお世話になった皆さん」というフレーズを
なかなか思い出せずに四苦八苦。
期せずしてサポーターから笑いが漏れていました。
かなり独特のキャラクターで、
今後は子供を中心に人気が出そうですね~


ということで今回はここまで。
明日の後編では守屋代表によるキャッチフレーズ発表や、
新ユニフォーム紹介、全選手挨拶、突然の質問コーナーに加えて、
私が個人的に最も期待している
勝又慶典選手のお話もご紹介したいと思いますので
お楽しみに~
写真[1]machida.jpg
土屋

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