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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
新体制発表レポートも今回がラスト。
会場は柏市市民文化会館大ホール。
ということで、今日取材したのは
今シーズンをディフェンディングチャンピオンとして迎える
柏レイソルの新体制発表会です。
柏駅からも北柏駅からも徒歩20分前後の
市民文化会館に通じる道には
おそらく会社から直接駆けつけたであろうサポーターの姿が多数。
ホールに入ってみても、やはり今シーズンへの
さらなる期待に満ち溢れている様子がよく伝わってきます。
司会を務めるのは、Jリーグ中継でも実況としてお馴染みの桑原学さんと、
応援番組の『レイソルタイム』MCを務める岡田亜紀さん。
お2人が開会を宣言されて、第1部が幕を開けました。
まずは、御手洗尚樹・代表取締役社長の挨拶からスタート。
「厳しいという言葉がいくつあっても足りないくらい試練の年」に当たって、
「Best performance for the team」というフレーズで一体感を強調します。
続いて寺坂利之・常務取締役はスタジアムの現状写真を用いながら、
「竣工は3月2日。一番最初に使うのは3月11日のマリノス戦」と具体的な日程にも言及。
以降は、実際のスタジアム運営に関するアレコレを
登壇した運営担当の広川邦生さんが説明する形になりました。
大きくポイントを絞ると、
①ホームとアウェイの入れ替え②席種
③入場ゲート④場内導線
についての説明。
①に関しては、Jリーグの試合ではベンチの位置が逆になると。
ただ、ACLに関してはベンチの変更ができず、昨年同様の位置になるそうで、
選手のロッカールームはJリーグ、ACL共に昨年と逆になるそうです。
そして、スタジアム自体の収容人数は15,349人ということになりました。
これに関連して、②の席種はいわゆるゴール裏の"柏熱地帯"が2,312席の増加。
また、コーナーの部分はヨネックスシートという名前で60席の増加。
基本的には価格帯の安い席が増加した形になっています。
他に目立ったトピックでは、日立社宅跡地に駐輪場ができるとのこと。
約1,500台分のスペースを確保できるそうで、
お近くの方もグッと行きやすくなるのではないでしょうか。
続いて発表されたのはセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)への支援。
セーブ・ザ・チルドレンとは、1919年にイギリスで発足された
世界120カ国に拠点を持つ、"世界最古かつ最大級の"国際NGO。
今回、リーグ戦ユニフォームのパンツにロゴが掲出されますが、
これはスポンサーとしての形ではなく、
レイソルが寄付をする格好で、世の中にSCJをPRするという試みです。
具体的な支援の内容は、ベトナムでの教育事業支援活動に対する金銭的支援とのこと。
また、SCJのスタッフが「子供の接し方」に関する研修を選手、スタッフに行う、
双方向的な取り組みになるようで、既に第1回目の研修は終了。
これもJリーグの中でもあまり例のないケースだと思います。
今後は少しSCJに関してもチェックしてみたいですね。
事前質問事項への回答で注目を集めたのは、やはりチーム強化に関して。
小見幸隆・強化本部統括ダイレクターが話し始めると、
期せずして場内から拍手が起こります。
お話を簡潔にまとめると、
「すべてのゲームを戦うと60試合を超える。
今シーズンは29人くらいの体制で行くが、28番目も29番目もなく
全員が公式戦に出られるレベルを持っている。
力を既に持っている選手という補強をしたつもり。
ウエイト的に守備陣の強化は主眼でやった。
次に軸になれるだろうCFという所も気にして補強した」
ということでした。
すると、桑原さんから
「ちょっと突っ込んでみますか」という魅惑の一言が。
岡田さんが間髪入れず、
「兵働選手の移籍に関する質問が多数寄せられていたんですが、
なぜレンタルだったのかというお話は聞いてもよろしいですか?」と。
これに小見ダイレクターも「あんまりよくないですけど、いいでしょう」と
前置きしてサポーターを笑わせながら、
「ジェフさんからすればどうしてもJ1に上がりたいという中で、
キャプテンシーを持った、技術も経験もある兵働に目を向けたと。
で、本人とジェフと話をして、何とかレンタルで1年間貸してくれないかと
いうことになったので、苦渋ですが決断しました」と明確に答えてくれました。
さらにサポーターからの質問コーナーでは
グッズに関してや、雨が降った場合にアウェイチームが着替えるスペースについて、
新体制発表会の動画配信に関してなど、鋭い質問が飛び出しますが、
回答側は簡潔な答えに終始した印象です。
ただ、ここでも強化に関して
「人の動きはまだあるんでしょうか?」という質問に小見ダイレクターが回答。
「レイソルのあの選手が欲しいとか、貸してくれというのは必ず出てくる話なので、
そういうことで1人動くと、また動くこともあって具体的には何とも言えないが、
シーズン途中にはあっても、春先まではこのままで行こうと思っている」
と答えていました。
これで1部は終了。
印象としては非常にちゃんとした会だなあと。
若干堅いぐらいの雰囲気で、進行していったように思いました。
ところが、休憩を挟んで始まった第2部ではあの人が
早速さすがのチカラを発揮してくれちゃいます。
この日一番の拍手に迎えられて登場したのは、
もはやレイソルの歴史に間違いなく名を刻んだ名将・ネルシーニョ監督。
まずは、「コンバンハ」と日本語でガッチリ来場者のハートをキャッチすると、
「ここでまた皆さんにお会いできて、とても嬉しく思っています。
ここから我々は皆さんと共に、去年と同じように努力をしながら、
真剣に進んでいきたいと思っています」と嬉しいメッセージ。
さらに「先ほど裏で聞いていたんですが、
第1部は皆さん非常にシリアスな雰囲気だったので」と会場に笑いを巻き起こすと、
「ちょっとその堅いのをほぐしましょう!」という言葉の後は、
もちろん「イチ、ニ、サン」「ヴィットーリア」の大合唱。
これには岡田さんも「敵いませんね」と話し、
桑原さんも「ネルシーニョ監督の一声ですべてをほぐして頂きました」と笑顔。
全体の空気を読んだ、さすがのパフォーマンス。
今シーズンもその手腕には大いに期待できそうです!
続いては、2012シーズンのスローガン発表。
ネルシーニョ監督から発表されましたが、
ここも言うまでもなく"VITORIA"。
ちなみに、スローガンが書かれたパネルを掲げたのは小見ダイレクターでした。
監督曰く「変えるわけにはいきません。いいものは続けたいと思っています」と。
そして、再び「イチ、ニ、サン」「ヴィットーリア」の大合唱。
いやあ、いつの間にかすっかりコレ、お決まりになっています。
お次はACLユニフォームと
リーグ戦ユニフォームの2012年モデル(チャンピオン仕様)の発表。
モデルは「レイソルが誇るイケメンモデル」(桑原さん)、
ACLの1stユニフォームが北嶋秀朗、2ndユニフォームがジョルジ・ワグネル、
リーグ戦ユニフォームが田中順也となりました。
ここで、堂々のパフォーマンスを披露したのは田中。
岡田さんの説明に従う形で、
チャンピオンマークとなった右袖のJリーグマーク、
2つになったエンブレム上部にある優勝回数の星を過剰にアピール。
ところが、袖のスポンサーマークのロゴが見つからずキョロキョロ。
ただ、パンツに入ったセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのロゴは
しっかり見つけて、笑顔で再アピールしてくれました。
ユニフォームの感想を聞かれた北嶋は
「キタジ~」という子供の声援にも「ハイ、ドウモ~」と余裕の対応。
しかし、「デザインも非常にナウいですね」という
最年長らしい一言はいかがなものでしょう。
次のジョルジは監督同様「コンバンハ」としっかり日本語でご挨拶。
「この黒のユニフォームが僕たちに幸運をもたらしてくれることを期待しています」と
素晴らしいコメント。
そして、最後の田中はチャンピオンマークに触れ、
「この金色のJリーグマークが毎年柏のユニフォームに入るように頑張りたいと思います」と
サポーターをしっかり沸かせてくれました。
ということで、前編はここまで。
明日の後編ではいよいよ新加入選手が登場。
それぞれの挨拶で見えてきた各選手の横顔とは?
そして、あの人の質問に全員が困惑??
さらに、大学時代から注目していたので
個人的にかなり期待しているあの選手のお話などを中心に
お送りしたいと思います。
お楽しみに~
土屋
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