J1第28節　10月1日（土）13:25～ J SPORTS 4

サンフレッチェ広島×ヴィッセル神戸@広島ビッグアーチ

解説：玉乃淳　実況：西岡明彦

【広島側プレビュー】

11勝6分10敗 40得点39失点 勝点39 7位
チーム内得点ランク：①李13②佐藤9③森﨑浩、ムジリ5
警告累積3枚：ムジリ、服部、盛田、森脇、中島

昨年ナビスコ準優勝。今年は悲願のタイトルに向かって、
リーグ開幕6戦負け無しと絶好のスタートを切ったが、
現在7位と選手たちにとっては不本意な順位といえる。
大事なポイントとなる夏場の7月以降、本来の攻撃的な姿勢を見失い4試合勝ちなし。
8月も上位相手に勝ち点を伸ばせず優勝争いから脱落し、
現在も波に乗れない状況が続いている。
失点も目立つが、広島の魅力はやはりリーグで異彩を放つ「攻撃サッカー」。
その攻撃面も、ここまで40得点（平均1.48/リーグ8位）は少し寂しい感じ。
C大阪・磐田戦と2試合で7得点とようやくエンジンがかかり始めた感もあったが、
前節は最下位の福岡相手に、攻撃陣が再三の好機を潰す大ブレーキで福岡の闘志の前に敗戦。
福岡は「ボール奪取」を全選手が意識、前線から守備を徹底、
広島攻撃陣のリズムが完全に狂うと同時に自らの攻撃に好影響を及ぼした。
（2失点目、盛田のミスは典型的）
実は今日の相手神戸もこの戦い方を実戦するチーム。同じ徹は踏みたくない。
今日はどういった対応をして神戸をいなせるか？
連敗は2度しかないが、連勝は1度だけ。
『いかに見てる人が面白いと思うサッカーをするかを考える』by監督。
ただ内容も大事だが、今はまず結果が欲しいのが正直なところ。
独自の攻撃サッカーを貫いて、少しでも上位浮上のきっかけをつかみたい。

【神戸側プレビュー】

10勝5分12敗 34得点39失点 勝点35 11位
チーム内得点ランク：①大久保8②吉田7③ポポ、パク・カンジョ5
警告累積3枚：大久保、田中、石櫃

昨年、3人の監督交代を経て奇跡のJ1残留を果たした神戸。
その残留劇を演出した和田監督が引き続き率いて、
5月に3連勝をマークするなど快進撃、一時期4位まで順位を上げました。
がっ!? その後7試合勝ち星無し！
最近では4連勝したかと思いきやG大阪（●0-4）、柏（●0-4）、名古屋(●1-3)と
上位陣の強さに完敗など、波が非常に大きなチーム。
残留争いには巻き込まれず、まだ多少の余裕があるが、現在2連敗中の11位。
流れは決して良くないだけに勝ち点を獲って、安全圏をいち早く確保したい。
課題は、
先制された場合：13試合 1勝 1分 11敗（平均得点0.38/平均失点2.00）
先制した場合：　13試合 9勝 3分 　1敗（平均得点2.23/平均失点1.00）
つまり先制点を取られると、全くチームが機能しなくなる。
戦い方に当然問題あるかと思うが、メンタル面にもかなり問題アリ？
逆に先制すれば数字は攻守共に良い方向へ跳ね上がる。
先制された時に、その後どうやって立て直して得点を奪えるか？
前節の名古屋戦は個の力に屈しての逆転負けだが、実は今年初の逆転負け。
前半は、自慢のハードワークが炸裂し、
積極的に圧力をかけ、高い位置からのプレスで、ボール奪取して先制点に繋げた。
90分間続けられなかったが、前半は見事に術中にはめた試合。
今日も『コンパクトな陣形』が勝敗を分けるキーポイントとなりそう。
福岡の広島に対する戦い方は、充分参考になる。
今日はおそらく名古屋戦と同じメンバーで挑みそう。
涼しくなってきた今、神戸の選手は最後まで走り切れるか！？
目標である、クラブ初の1ケタ順位を最後まで追いかける！

【予想スタメン】

★広島(3-6-1）
－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－－－
－－－－－高萩－－－－－－李－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－山岸－－－－－－－－－－－ミキッチ－－
－－－－－森崎浩－－－－青山－－－－－－
－－－水本－－－－中島－－－－森崎和－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－西川－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
なし

★神戸(4-4-2）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－大久保－－吉田－－－－－－
－ボッティ－－－－－－－－－－－パク－－
－－－－－－－三原－－松岡－－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－相馬－－－河本－－北本－－－近藤－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－徳重－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
茂木：体調不良
小川：右足関節脱臼骨折(7/9・名古屋戦)
都倉：右足第5中足骨疲労骨折(6/22・鹿島戦)

片山D