J1第27節　9月24日（土）17:55- J sports Plus
ガンバ大阪×ヴァンフォーレ甲府@万博記念競技場

解説：城福浩　実況：下田恒幸

【G大阪側プレビュー】

16勝6分4敗 64得点42失点 勝点54 1位
チーム内得点ランク：(1)イ・グノ10(2)ラフィーニャ、アドリアーノ9
警告累積3枚：山口、遠藤、二川、明神

チーム創設20周年、西野監督も就任10年目（Ｊ最長）。
記念すべき節目の年に優勝のチャンスが回ってきました。
開幕前、監督も「今年は是が非でも優勝したい！」と宣言。
そんなシーズン途中に、今年補強の目玉アドリアーノが
リーグ得点トップのまま中東へ電撃移籍、
さらに主力に成長した実質2年目「ガンバの至宝」宇佐美も夢だった海外へ移籍。
これ以上ないハンデを背負いました。
しかしっ！監督・選手は即、次ぎの一手で対応。
ショートカウンター主体から持ち前のパスサッカーを復活し、
草津から7月に緊急加入したラフィーニャが予想をはるかに上回る大活躍！
さらに主力流出によって「Ｇ大阪はヤバイ」という風潮が、
他の選手のプライドに火を付けたのかゴールを次々と重ね、
J1最強の攻撃力は落ちるどころか、さらにパワーUP！
過密日程の大事な夏場の8月・9月と11試合負け無しの快進撃中。
対する守備も、攻撃陣と比較されて散々酷評されてきたが意地をみせて、
8月以降、無失点が4試合（3試合連続含む）とここにきて攻守のバランスが整ってきた。
最大の危機をチャンスに変えて全員で乗り越えたG大阪。
「ケガの佐々木、橋本も見通しが立ちそう。
人も戦術もオプションを増やしたい」と話す西野監督。
優勝争いも正念場を向かえ、さらに体制が整いつつある。
05年初優勝以来6年ぶり2度目の王座に向けてチーム一丸で突き進む！

【甲府側プレビュー】

6勝6分14敗 30得点52失点 勝点24 16位
チーム内得点ランク：(1)ハーフナー13(2)パウリーニョ8(3)阿部4
警告累積3枚：ダニエル、パウリーニョ、内山、内田

現在、降格圏の16位に沈む甲府。
三浦前監督の目指すゾーンディフェンスと、堅守速攻がなかなか浸透せず、
2度の泥沼4連敗など低迷し監督交代。
21節からGMだった佐久間氏が新監督に就任、残留に向けてチーム立て直しつつある。
就任後6試合消化し2勝1分け3敗。
まだ浮き沈みが激しいが、前節の福岡戦で、ダニエル・山本（以上出場停止）
吉田（U-22召集）守備の要3人を欠きながら総力戦で大一番を制し、
15位大宮との勝ち点差を4まで縮めてきており、残留への望みをつないでいる。
佐久間監督は、現在の課題を「立ち上がり」「ミスからの失点」2点を挙げる。
さらに問題はそこから立ち直れない事。
失点後にチームが毎度バラバラになってしまうのは、残留争いには致命的。
勝利の福岡戦も2点リードのあと失点後チームはドタバタ。
今季の無失点試合はここまでわずか1つだけ。
今日の相手はJ1最強の攻撃力を誇るG大阪。
失点の可能性は高いだけに、いかに立ち直れるか!?
前回対戦では大逆転勝利した相手。今日は前節欠場した主力3人も復帰予定。
奇跡の残留する唯一の方法は勝ち点を重ねるのみ！自信を持って戦え！！

【予想スタメン】

★G大阪(4-4-2）
-------------------
----ラフィーニャ-イ・グノ-----
--二川------------武井--
-------遠藤--明神--------
-------------------
--藤春---山口--高木---加地--
-------------------
---------藤ヶ谷---------

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
下平：右第4腰椎横突起骨折（8/24・柏戦)
中澤：頚椎捻挫(8/20・名古屋戦)
橋本：右膝前十字靭帯損傷、右膝外側々副靭帯損傷(2/10・練習試合)
佐々木：右膝蓋大腿靭帯損傷及び右膝内側々副靭帯損傷（8/4・トレーニング中）

★甲府(4-5-1）
--------ハーフナー---------
-------------------
-パウリーニョ---片桐-----柏---
-------井澤--山本--------
-------------------
--吉田---富田--ダニエル-市川--
-------------------
---------荒谷---------

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
石原：右膝内側側副靭帯損傷（8/4トレーニング中）

片山D