J1第25節　9月11日（日）17:55～ J sports Plus
浦和レッズ×モンテディオ山形@埼玉スタジアム2002

解説：水沼貴史　実況：西岡明彦

【浦和側プレビュー】

6勝10分8敗 31得点31失点 勝点28 13位
チーム内得点ランク：①原口8②柏木、マゾーラ、エジミウソン3
警告累積3枚：原口、マゾーラ

リーグ優勝、世界3位など、ビッグクラブの仲間入りをしたが、
近年は、選手の入れ替えもあり低迷。
今シーズンはペトロビッチ新監督を迎え、久々に大型補強をしたものの、
始まってみればここまで6勝で負けが先行。
なんといっても10分け（5試合連続含む）は多過ぎ。
17節（6/22）から8試合負け無しと一時期上昇気流を描き始めたが、
最近5試合は、勝ったり負けたりで3試合勝ちのない状況。
勝負の8月に再び勢いが止まってしまった。
戦力を見ると、A代表の柏木（23歳）、原口（20歳）、
U-22代表の山田（21歳）、濱田（21歳）と20代前半に代表クラスがごっそり。
さらに元代表、海外代表もいて、Ｊリーグ屈指の戦力を誇っている。
ただ、「ボールの奪い方、得点の仕方」という基本のコンセプトが見えず、
個人の能力にばかり頼っていては、
コンディションに左右されるばかりで、チームとして波が出てしまう。
2年間の世代交代と若手の育成は着実に行われており、
あとは開花するのを待つのみ！? 個々の能力はハンパないだけに、
一枚岩になった時はどんなサッカーを見せるか？
上位チームにとって浦和は常に不気味な存在のはず！
ここから巻き返し＆順位を荒らす台風の目になるか！？

【山形側プレビュー】

4勝5分15敗 20得点37失点 勝点17 17位
チーム内得点ランク：①大久保4②太田、山﨑3
警告累積3枚：西河、宮本、秋葉

「粘強/ねっづく」精神で残留を続けたJ1も3年目だが、降格が現実味を帯びてきた。
手薄な戦力のやりくりに長ける名将小林監督は健在ですが、今年ばかりはかなり苦悩。
昨年までの粘り強い戦いが完全に影を潜めた。
故障者が続出したのもありますが、カラーだった「守り勝つ」戦いは、
守備が持ちこたえられず（平均失点1.54/13位）、
攻撃面では、「アタッキングサードの崩し」をテーマに改善を目指していたが、
前線にタレントがおらず、
大事な所で決める絶対的エースが不在で決定力不足（平均得点0.83/17位）。
今シーズンは前線から果敢にボールを奪いにいくが、
前掛かりになった裏を突かれて失点するケースが多い。
今年先制した試合はわずか3試合！常に相手を追いかける展開が続いている。
もし先制すれば7/24福岡戦以来７試合ぶり！
後半戦、広島から緊急獲得した山崎（移籍後3ゴール）が、
前線からの守備＆得点力を発揮しているのは大きな救い。
現在15位大宮との勝点差は11！もう後が無い！！。
残り10試合は総力戦。この後も川崎、C大阪と地力あるチームとの対戦が続く。
まずは先制点を、そしてその先の勝ち点を奪いにいく！
今日は残留に向けてとてつもなく大きな試合。
浦和戦から、奇跡の残留劇ははじまるか！？

【予想スタメン】

★浦和(4-2-3-1）
－－－－－－－デスポトビッチ－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－原口－－－－－田中－－－－－マルシオ－－
－－－－－－－柏木－－鈴木－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－宇賀神－－永田－－山田暢－－－平川－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－加藤－－－－－－－－－

《出場停止》
高橋
《主なケガ人》
なし

★山形(4-4-2）
－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－山﨑－－大久保－－－－－－
－－宮沢－－－－－－－－－－－－太田－
－－－－－－－佐藤－－秋葉－－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－石川－－－園田－－前田－－－宮本－－
－－－－－－（石井）－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－清水－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
長谷川：右ハムストリングス肉離れ 全治4週間(8/20・大宮戦にて負傷)
伊東：右膝内側側副靭帯損傷 全治8週間(7/6・浦和戦にて負傷)
船山：左膝外側半月板損傷 全治3週間(7/2・新潟戦にて負傷)

片山D