J1第22節　8月20日（土）18:25～ J sports Plus
鹿島アントラーズ×サンフレッチェ広島@カシマスタジアム

解説：三浦淳寛　実況：西岡明彦

【鹿島側プレビュー】
9勝4分8敗 33得点30失点 勝点31 6位
チーム内得点ランク：①田代7②大迫、増田4
警告累積3枚：新井場、野沢、西

水曜日、ACLの影響で未消化だったセレッソとのゲームに臨んだアントラーズ。
4-5-1の布陣も予想される中、
フェリペ・ガブリエルと大迫の2トップでスタート。
フェリペの前線起用は意外に思えたが、
ボールの収まり所としてはかなり機能していた印象。
そして大迫も豪快かつ繊細な同点弾で、存在を大きくアピールした。
さらに相手が前半で退場者を出す中、
苦しみながらも相手のミスを狡猾に突いて、
増田のゴールでしっかり勝ち切るあたりに勝負強さが戻ってきた感も。
このゲームで鍵を握るのは左SBに入るアレックスか。
システム的には3-6-1とミスマッチになる広島の中で、
縦へのパワーでアクセントになるのは右WBを務めるミキッチ。
このサイドで主導権を握られると、
広島のストロングでもある3人の攻撃陣が
ライン間のスペースに潜り込む回数も増えてくることが予想される。
攻守でリズムを掴むために、アレックスの推進力をチームで後押ししたい。

【広島側プレビュー】
9勝5分7敗 30得点28失点 勝点32 5位
チーム内得点ランク：①李10②佐藤6③森崎浩5
警告累積3枚：森崎浩、ムジリ、服部、盛田、森脇

広島スタジアムに王者・名古屋を迎えて戦った前節は
前半で森崎浩司を負傷で欠くと、
名古屋のパワーとスピードに屈し、3失点を喫して完敗。
3枚目の警告を受けた選手も多く、苦しいゲームになってしまった。
そんな中で、一際輝きを放ったのは高萩。
ゴールには繋がらなかったものの、目を見張るようなラストパスを連発。
攻撃陣を完全に掌握し、牽引していた。
例年のような安定感を欠く感のある鹿島ディフェンスも、
彼のアイデア溢れるパスには手を焼くことが予想される。
ただ、ここ数試合は佐藤がなかなか流れに絡めていない点は懸念材料。
絶妙のラインブレイクから裏を取って抜け出すという日本屈指の能力が、
チームのスタイルもあってか、最近は鳴りを潜めている印象。
献身的なプレーでチームを助けている点は大いに評価されるべきだが、
やはりチームを乗せるには彼のゴールが不可欠。
コーナーフラッグを掴む、お馴染みのパフォーマンスが見られれば、
自ずと広島の勝ち点3奪取が見えてくる。

【予想スタメン】

★鹿島(4-4-2）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－大迫－－フェリペ－－－－－－
－－野沢－－－－－－－（興梠）－－遠藤－－
－－－－－－小笠原－－増田－－－－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－アレックス－－中田－－岩政－－－西－－
－－－－－－－－－－－－－－－（新井場）－
－－－－－－－－－曽ヶ端－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
本田：左足首負傷
柴崎：右第4中足骨基部骨折(6/22神戸戦）

★広島(3-6-1）

－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－－－
－－－－－高萩－－－－－－李－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－山岸－－－－－－－－－－－ミキッチ－－
－－－－－－中島－－－－－青山－－－－－－
－－－水本－－－－森崎和－－－－森脇－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－西川－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
森崎浩：左足カカト

土屋