J1第21節　8月13日（土）18:55～ J sports Plus
サンフレッチェ広島×名古屋グランパス@コカ・コーラウエスト広島スタジアム

解説：水沼貴史　実況：下田恒幸

【広島側プレビュー】
9勝5分6敗 30得点25失点 勝点32 5位
チーム内得点ランク：①李10②佐藤6③森崎浩5
警告累積3枚：ムジリ、森脇

開幕から6戦負けなしと、絶好のスタートを切った今シーズン。
攻撃は佐藤寿人・李のコンビで多くのチャンスを生み、
守備も安定感を保ったが、水本や青山ら主力が負傷すると勢いが止まり、DF陣が完全崩壊。
不安定な守備は攻撃面でも悪影響を及ぼし、一時は9位まで順位を落とした。
7月不調の要因は、らしくないロングボール中心のシンプルな攻撃が多く、
暑さを踏まえた「省エネ」、失点減を狙った「セーフティー」が完全な裏目に。
もうひとつは、2点目が取れなかった事。
7月の3敗は全て先制したが、ミスから逆転を許した展開。
先制すると「守ってカウンター」の意識で、本来の攻撃的姿勢を見失っていた。
しかしっ！最近2試合は、1トップ2シャドーが流動的な動きを見せ、
前線にボールが入れば両サイド、3バックが果敢に攻撃参加。
リスクを冒す、本来のサッカーを取り戻して無失点で現在2連勝中。
今回の相手は絶好調の名古屋だが、前回7/23に対戦したばかり(●2-3)でデータ充分！
前回と状況が異なるチーム好調の今、必ずリベンジしたい。
そして5位とはいえ、首位の柏（勝ち点41）
3位、4位の名古屋・G大阪は1試合少ない中で（勝ち点39）
これ以上は上位に離されたくない勝負どころ！
勝てば優勝戦線生き残り、負ければ脱落、
本来の姿を取り戻した広島に上を狙う権利が残されている。
『たとえ負けても広島の楽しいサッカーを見せたい』とペトロヴィッチ監督。
王者相手に自分たちの攻撃サッカーを貫けるか!?

【名古屋側プレビュー】
11勝6分2敗 35得点20失点 勝点39 3位
チーム内得点ランク：①玉田10②ケネディ9③磯村、藤本3
警告累積3枚：阿部、中村

Jリーグ・ACLの2冠を目指してスタートしたが、主力が次々と負傷。
まさに野戦病院化。リーグで勝てず、
ACLもベスト16で早々に敗退と王者の面影を失っていたものの、
しかしっ!?主力陣が復帰したのと同時に、なんと5/21の12節・柏戦以降、
14試合負けなしのチーム記録樹立（リーグ記録：09年・鹿島の17試合）。
只今6連勝中と絶好調！完全に上昇気流へ乗った。
ただ、明るい話題だけでなく、またトラブル発生！
不動の守護神GK楢崎が、練習中に右足首を負傷。
長期離脱は避けられず、昨年MVPで精神的支柱の主将を欠いて、
残り16試合を戦わなければならない可能性も。
絶大な存在感を持つ男の離脱はどういう影響をもたらすか？
攻撃陣は玉田（10点）、ケネディ（9点）に加え、
新加入の藤本が攻撃の軸となり、3人を中心にチャンスを創る。
また最近、闘莉王・増川・小川・永井（リーグ初）に初ゴールが生まれ、
どこからでも点が取れ始めている印象も。
高さアリ、スピードアリ、パス回しアリ、今の攻撃は抑えようがない状態。
1試合少ない中で勝ち点39（首位の柏と2差）は事実上の隠れ首位。
連覇への道筋が確実に開けた、この勢いはどのチームが止めるのか!?

【予想スタメン】
★広島(3-6-1）
－－－－－－－－－佐藤－－－－－－－－－
－－－－－高萩－－－－－－李－－－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－山岸－－－－－－－－－－－ミキッチ－－
－－－－－－森崎浩－－－－中島－－－－－－
－－－盛田－－－－森崎和－－－－森脇－－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－西川－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
水本：頭蓋骨骨折、急性硬膜外血腫（5/7甲府戦）
※ベンチ入りの可能性も？

★名古屋(4-3-3）
－－－－－－－－ケネディ－－－－－－－－
－－玉田－－－－－－－－－－－－－小川－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－藤本－－－ブルザノビッチ－－－－－
－－－－－－－－－中村－－－－－－－－－
－－阿部－－－増川－－闘莉王－－－田中隼－－
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
－－－－－－－－－高木－－－－－－－－－

《出場停止》
なし
《主なケガ人》
楢崎：右腓骨筋腱脱臼（8/6練習中）
吉村：右膝外側半月版損傷、右脛骨骨挫傷（4/27練習中）
金崎：左ハムストリング肉離れ（6/12練習中）
ダニルソン：左ハムストリング

片山D