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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Ben’s Foot! notes 2016年11月25日

16/17 Ben's Foot! notes ~Week 15~<後半2>

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Week 15 <後半2>: ドイツのミュラー選手VSサンマリノの報道官

サンマリノとのアウェイ戦で0-8と圧勝したドイツ。ミュラー選手の試合後コメント
●「サンマリノのようなチームと試合をすることはプロサッカーとは全くかけ離れたものだ。過密日程の中、こんな試合をする意味が分からない。」

●「彼らにとっては、世界の強豪チームと対戦できる特別な機会なのは理解できる。ラフなプレーを使ってしか守れないのも理解できる。だからこそ、このような試合では無駄なリスクを負うのではないかと疑問に思う。」

●出典: Goal.com


サンマリノ国内オリンピック委員会の報道官、Alan Gasperoni氏がFBで面白く反応
●"Dearest Thomas Muller,
「愛しいトーマス・ミュラーへ」

●"You're right. The games like that on a Friday night, they're nothing. To you. On the other hand, dear Thomas, you do not need to come to San Marino for almost nothing in a weekend in which, without the Bundesliga, you could have spent with your wife on the sofa of you luxury villa or, who knows, you could have taken part in some events organised by your sponsors to bank several thousand euros.
「そうだね。この前の金曜日のような試合は、あなたにとって意味がなかったよね。ブンデスリーガがないことで、あなたは妻と豪華な邸宅のソファーに腰をかけていられることができたはずだったね。或いは数千ユーロを稼ぐためにスポンサーによって組織された何かのイベントに参加することもできたはずだったね。そんな週末に、あなたはほぼ無償でサンマリノまで来る必要はない。」

●"I believe you, but allow me to give 10 good reasons for which I think the San Marino-Germany match was very useful and if only you could could think about it and let me know what you think:
「それは理解できるよ。しかし、私はサンマリノ対ドイツの試合が非常に意義のあるものだったと思っているので、10の理由を挙げさせて下さい。これについてちょっと考えて、ご意見を教えて頂ければ幸いです。」


その「10の理由」とは
●1. It served to show you that not even against the teams as poor as ours you can't score a goal - and don't say you weren't p***ed when Simoncini stopped you scoring...
「(1)この試合から我々のような弱い相手にさえ、あなたがゴールを決められないということが分かった。あなたのゴールをGKのSimonciniが拒んだことに怒っただろうね。」

●2. It served to make it clear to your managers (and even at Beckenbauer and Rummenigge) that football is not owned by them but by of all those who love it, among which, like it or not, WE are included.
「(2)サッカーは強豪チームだけのものではない。サッカーを愛する全員のものだ。あなたたちにとっては嫌かもしれないが、その中には我々も含まれる。この試合をすることで(Beckenbauer氏とRummenigge氏も含む)あなたの監督たちにそれが伝わっただろう。」

●3. It served to remind hundreds of journalists from all over Europe that there are still guys who follow their dreams and not your rules.
「(3)欧州各国のジャーナリスト数百人にとって、あなたたちのルールではなく自分たちの夢を負う選手がまだ居ることが分かっただろう。」

●4. It served to confirm that you Germans you will never change and that history has taught you that "bullying" is not always guarantee of victory.
「(4)あなたたちドイツ人は今も変わらない。傲慢な態度では勝利につながるとは限らないと歴史で学ばなかったのかね。」

●5. It served to show the 200 guys in San Marino who play the game for whatever reason why their coaches ask them to always work their hardest. Who knows - maybe one day all their sacrifice will not be repaid with a game against the champions of the world.
「(5)それぞれの理由でサンマリノでサッカーをプレーする200人にとって、コーチに全力を尽くすことを求められる理由が改めて確認できた。いつの日にか、世界王者と試合をする機会に恵まれる可能性の為に、みんなが頑張っているのだ。」

●6. It served to your Federation (and also to ours) to collect the money of image rights with which, in addition to paying you for your trouble, they can build pitches for the kids of your own country, schools, and make football stadiums safer... Our Federation, I'll let you in on a secret, is building a new football pitch in a remote village called Acquaviva. You could build it with six months of your salary, we'll do it with the rights of 90 minutes of game. Not bad right?
「(6)あなたのサッカー協会にとって、放映権料で良い収入になっただろう。そのお金であなたの報酬を支払う他、あなたの国の子どもたちにピッチや施設を作ることできる。スタジアムを更に安全にすることもできる。因みに、我々の協会はAcquavivaという小さな村で現在、サッカーピッチを作っているよ。あなたはたった半年の給料でできることだが、我々はこの試合の放映権料でそのコストを賄おうと思っている。良いだろ?」

●7. It served to a country as big as your pitch in Munich to go in the paper for a good reason, because a football match is always a good reason.
「(7)あなたのミュンヘンにあるスタジアムと同じぐらいの面積の国が良い理由で新聞に取材してもらうきっかけとなった。サッカーの試合は必ず、良い理由になるからね。」

●8. It served to your friend Gnabry to begin with, in the national team and scoring three goals.
「(8)あなたの友達、Gnabryにとっては意味があっただろう。代表デビューを果たし、3ゴールも決めたよね。」

●9. It made some Sanmarinese people a little happy to remember that we have a real national team.
「(9)サンマリノの国民にとって、本格的な代表チームがあるということに快感を覚えることができた。」

●10. It's served to make me realise that even if you wear the most beautiful adidas kits, underneath you're always the ones that put white socks under their sandals.
「(10)そして最後に、あなた達が一番美しいアディダスのユニフォームを着るとしても、中身はサンダルに白い靴下を履く、同じダサい人たちだということを私は再確認できた。」

●With Love, your Alan.'
「Alanから愛を込めて」


ベンは「代表戦の試合数を減らす」という意味では賛成かも...

代表ウィークが多過ぎて、クラブのシーズンを邪魔するという声も多い
●現状では、代表ウィークが年に5回ある。欧州シーズン中に4回、終了後に1回ある。

●しかし、「ウィーク」と言っても、クラブサッカーがほぼ2週間も中断するわけだ。

●その2週間では、各代表チームは2試合しか行えない。何か不効率な気がする。

●だから、ベンが提案したいのは、代表「ウィーク」による中断を2週間から3週間まで拡大し、その間に4試合を行うことだ。

●しかし、この代表期間はシーズン中に1回のみ、またシーズン終了後に1回。

●こうすると、現在10試合から8試合へと代表戦を減らすことで、毎シーズン、代表戦の為の中断は1回だけで済むことになる。(2試合減らす為には、予備予選が必要か)

●又、代表チームにとって、現状より集中して準備することも、注目を集めることもできる。

●最後に、欧州予選を夏までに終えることができれば、ベンが以前、提案した「W杯予選・大陸間プレーオフの拡大」をコンフェデの代わりにでも開催することができそう!


因みに... ベンが3年前に書いた記事から、「W杯予選・大陸間プレーオフの拡大案」
●私から提案をするなら、各大陸に自動的に与えられる出場枠は合計22にとどめて、ホーム&アウェイの大陸間プレーオフに参加するチーム数を20ヶ国に拡大するというものだ。

●たとえばスウェーデンがポルトガルと、ガーナがエジプトと対戦するのではなく、欧州のチームにはアフリカで、あるいは地球の裏側での厳しいアウェーゲームに挑むことが求められるようになる。

●プレーオフの組み合わせは、同じ大陸のチーム同士が対戦しないという点を除いてはランダムな抽選で決定する。UEFAチャンピオンズリーグのベスト16と同じようなものだ。シードとノーシードの区別はない方が望ましい。

●こうすれば、最終的な大陸連盟ごとの出場枠数は当てずっぽうな理由や政治活動、あるいは過去のパフォーマンスといったものではなく、直近のピッチ上ので結果によって決定されることになる。

●ウルグアイがアンマンでの試合でヨルダンを5-0と粉砕したことは、今回の予選の前に南米の出場枠を減らしてアジアの自動出場枠をもう1つ増やしていたとすれば、大きな愚行になっていたということを証明している。

●だが一方で、別の機会にはウズベキスタンがルーマニアを破るということもあるかもしれない。

●大陸間の勝負を行って、すべてに適切な答えを出そうじゃないか。

【W杯出場枠案】
●AFC+OFC(注):出場枠3、大陸間プレーオフ枠4
●CAF:出場枠4、大陸間プレーオフ枠5
●CONCACAF:出場枠2、大陸間プレーオフ枠2
●CONMEBOL:出場枠4、大陸間プレーオフ枠2
●UEFA:出場枠9、大陸間プレーオフ枠7
●(注:OFCから1チームがAFC2次予選以降に参加)   出典:Goal.com

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