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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Ben’s Foot! notes 2016年08月25日

16/17 Ben's Foot! notes ~Week 2-後半~

foot!
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benFoot.png

Week 2:Goalkeeper/manager disputes(後半)

グアルディオラ監督就任により、シティに出場機会がなくなった、イングランド代表GKのJoe Hart。

Pep Guardiola、19日
●"I don't want players to stay if they don't want.
「移籍したいと思っている選手には残って欲しいと思わない。」

●"Maybe Joe will stay here and be a player who will fight with the other goalkeepers to convince me to play him.
「もしかすると、Joeはここに残り、他のGKとスタメンの座を争ってくれるかもしれない。」

●"If he stays he will improve. He understands what we want from our goalkeeper.
「ここに残れば、彼は伸びるだろう。私たちがGKに何を求めているか、彼は良く理解している。」

●"The first thing I am looking for from the goalkeeper is to save. After that he has to be able to play with the ball. He has to be help us to create a good build-up."
「まず、GKに求めるのはセーブだ。それから、ボールを持ってプレーする技術だ。ビルドアップに貢献してもらわないとダメだ。」

●"The big teams don't give me time to create something. People want results immediately."
「ビッグクラブでは、チーム作りの為に時間を与えてもらえない世界だ。即結果が必要だ。」

補足:Pep Guardiola、12日
●"I am not saying he's not able to do it - with training he can do it. With time. But his time is now. It's not about what happens in six months, seven months."
「彼はそんなプレーができないとは言っていない。練習すれば、できるようになる。ただ、時間はかかる。彼の時間は今だ。6ヶ月、7ヶ月後にできるかという話ではない。」

●Guardian紙の報道によると、Hartは初め、極力シティに残って正GKの座を争いたいという考えだったが、シティがBravoなど新たにGKを取る場合、Hartは第3GKになってしまいそうだ。

●だから、移籍せざるを得ないかもしれないが、その場合はすぐに出場できるチームならどこでも良いのではなく、長期的なキャリアを考えてゆっくり決めたいとの考えになった。

●エヴァートンとセビージャがローン移籍に興味を示している。

Ronald Koeman、18日
●"What I don't like is talk about rumours. So many players are linked to Everton, and today it's Joe Hart, but I prefer not to talk about players under contract.
「噂について話すのが好きではない。噂でエヴァートンにリンクされている選手が多くて、今日はJoe Hartの話になったが、私にしては他クラブと契約している選手について話さないほうが良い。」

●"What I can say, though, is that you are always looking for players that will make a stronger squad than we have.
「ただ、一つ言えるのは、チームを強くする選手は常に探している。」

●"We need three goalkeepers. We have Joel, we have Martin, we have a young goalkeeper."
「トップチームにGKが3人必要だ。Joel(Robles)とMartin(Stekelenburg)は居るが、3人目はアカデミーの若手だ。」




それを受けて、「監督とGKが仲良く出来ないとき」の特集が

●英国のフットボール月刊誌、『FourFourTwo』がJoe Hartの件を受けて、「監督とGKが仲良くできないとき」について特集記事を纏めた。

●これまで、正GKと監督が仲良く出来ず、喧嘩別れに終わってしまうケースが意外と多い!

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1. Pepe Reina vs. Brendan Rodgers (Liverpool)

エピソード
●2013年にリヴァプールがMignoletを獲得したが、Reinaのバルセロナ移籍は実現しなかった。その代わりに、クラブがナポリとローン移籍を合意したが、初耳だったReinaはそれに激怒。
●自らのHPにて手紙を載せ、リヴァプールサポーターに対して移籍の背景を説明。

Reinaの言葉
●"It's only natural that I would be disappointed that the Liverpool management agreed to loan me to Napoli without telling me first."
「リヴァプールの監督が私に黙って、ナポリへのローン移籍を合意した。私ががっかりしているのは当然だろう。」

Rodgersの言葉
●"He's already written his (goodbye) letter hasn't he? I was surprised at the letter when you are a loan player."
「彼は既にさようならのお手紙を書いてしまったみたいだね。ただの期限付き移籍だから、驚いたわ。」


2. Alex Ferguson vs Mark Bosnich (Manchester United)

エピソード
●Peter Schmeichelの後任として、10代のときにも所属していたユナイテッドに戻ったBosnich。
●だが、Van der Sarを取りたがっていたFergusonは最初からBosnichの態度を疑い、トヨタカップで活躍するも1年で戦力外へ。
●2013年にリリースした自伝では、FergusonがBosnichを酷評。

Fergusonの言葉
●"A terrible professional... turned up three hours late for his first day's training and he was overweight".
「ひどいプロフェッショナルだった。初日の練習には3時間も遅れたし、しかも体重オーバーだった。」

●"We played down at Wimbledon and Bosnich was tucking into everything: sandwiches, soups, steaks. He was going through the menu."
「ウィンブルドンとのアウェイ戦のとき、Bosnichは食べてばっかり。サンドイッチからスープとステーキまで、メニュにあるものを全部喰っていた。」

Bosnichの言葉(豪・Fox Sports、via Herald Sun紙)
●"The fact remains that I was the only player he signed twice at Manchester United. I'm honoured to be mentioned.
「Fergusonがユナイテッドで2回も獲得した選手は私だけだった。自伝で私の話をしてくれたのも、光栄だ。」

●"The bottom line is he wants to sell books. I wouldn't be sat here, we wouldn't be talking if he didn't have the faith he had in me originally."
「結局のところ、彼は本をたくさん売りたがっているだろう。だが、私のプレーを評価していなかったら、2回の移籍も今の話も実現しなかったね。」


3. Victor Francoz vs Mike Ford (Oxford City)

エピソード
●2014年、飼猫が木に登って下りられなくなった。Francozが登って助けようとしたが、木から落ちて、脹脛に深い傷を負ってしまった。
●治療を受ける為にフランスに帰って、監督を困らせた。

Fordの言葉(Oxford Mail紙)
●"It's ridiculous. I've not got any sympathy for him at all because he's done it to himself. You just don't get professional players climbing trees."
「馬鹿だろう。完全に彼が悪いので、可哀想だと全く思えない。プロだったら木に登ったりしないだろう。」


4. Jerzy Dudek vs Rafa Benitez (Liverpool)

エピソード
●2005年CL決勝戦のPK戦でPKを2つ止めたDudekだが、その夏、Benitezが正GKとしてReinaを新たに獲得した。
●Dudekはそれに驚き、移籍を求めた。Benitezは協力すると約束したが、ケルンからオファーが来ても耳を傾けようとしなかった。Dudekはそれを聞き、練習場で怒り出した。
●結局、2007年にレアル・マドリーへ移籍した。

Dudekの言葉
●"To be completely honest, I genuinely considered punching Rafa in the face. Then the consequences of doing so flashed through my mind. Punching a Liverpool manager who had won the European Cup only a few months earlier wouldn't have looked too good on the CV, I guess, but I was still angry."
「正直に言えば、Rafaの顔を殴りたかった。だが、本当に殴ればどうなるかがちらりと心に浮かんだ。たった数ヶ月前にCL優勝をもたらしたリヴァプール監督を殴れば、履歴書にはあまり箔が付かないだろうね。しかし、それほど怒っていたのだ。」


5. Louis van Gaal vs Victor Valdes (Manchester United)

エピソード
●U21試合の出場を断ったとされたValdes。Van Gaalのフィロソフィーとのスレ違いで、1人で練習するように強制された。

Valdesの言葉
●"What if I were to hit the post and were to lose consciousness, and if I swallowed my tongue?"
「もしセーブの練習で頭がポストにぶつかり、意識を失い、舌が気道を塞いだら、助けてくれる人が居ないだろう!」

Valdesの言葉、2016年8月19日(Sky Sports)
●"I don't have any bad words for Van Gaal or Manchester United. They helped me through my injury and the manager gave me my chance as a footballer at Barcelona and then again at United.
「Van Gaalとマンチェスター・ユナイテッドについて、文句は全く無い。怪我からの復帰でサポートしてくれたし、Van Gaal監督はバルセロナでもユナイテッドでもチャンスをくれた。」

●"He's like a father figure to me. I don't want to remember the last six months in a bad way - for me he is in the top. We are still friends and there is no problem between us.
「彼は私にとって、お父さんのような存在だ。この半年のことは悪い思い出ではない。私にとって、彼はトップクラスの監督だ。今も友達だし、問題は全然無い。」


6. Trevor Francis vs Alex Kolinko (Crystal Palace)

エピソード
●ブラッドフォード・シティ戦のスタメンから外されたKolinkoが、パレスの失点にベンチで笑った。それに激怒したFrancis監督がKolinkoを殴り、退席処分と£1,000の罰金を課せられることに。
●Kolinkoは告発をしなかったが、戦力外となり、シーズン終了後に退団。

Kolinkoの言葉
●"I was not laughing in the dugout. The manager punched me on the nose. I have not been given an explanation why he did it. My nose is very sore and bruised."
「ベンチで笑っていたつもりではない。だが、監督が私の鼻を殴った。なんでそんなことをするのか、全然説明してくれない。鼻にあざができて、非常に痛い。」

Francisの言葉
●"Cuff around the ear... bit of fun".
「ただ耳の辺りを叩いただけだろう、遊びで!」


7. Iker Casillas vs Jose Mourinho (Real Madrid)

エピソード
●代表チームメートのXaviとPuyolと会話の機会を作ったCasillasが2012年12月にスタメンから外された。2013年1月に新加入のDiego Lopezが正GKへ。

Casillasの言葉
●"It didn't sit well with him that I spoke with someone from Barcelona to ease the tension in the national team."
「私が代表チームの雰囲気を改善するため、バルセロナの選手と話したのは、どうやら彼にとって宜しくなかったようだ。」

Mourinhoの言葉(レアル・マドリー退任時)
●"Would I do anything differently if I had the chance to do the past three years over again. I should have bought Lopez after my first year."
「この3年間を最初からやり直す機会があれば、何か違うやり方をするのか。そうだ。Diego Lopezを1年目の終了で取るべきだった。」


8. Heurelho Gomes vs Harry Redknapp (Tottenham)

エピソード
●2010/11シーズンにレアル・マドリー戦やチェルシー戦ですごいミスをしてしまったGomes。Redknappは最初、擁護したが、ミスが続くとFriedelを取ることに。Gomesが第3、それから第4GKへ。

Gomesの言葉
●"He doesn't like South Americans much, Brazilians mainly."
「彼は南米人があまり好きじゃないだけだ。特にブラジル人が嫌いだろう。」

Redknappの言葉
●"It's hard, it's awkward. What can I say? I'll tell the wife when I get home."
「難しいね、気まずいよね。何と言ったら良いだろう?家に帰ってカミさんと相談しよう。」


9. Thibaut Courtois vs Marc Wilmots (Belgium)

エピソード
●EURO 16でベルギーがウェールズに負けた後、Courtoisがマスコミの前でWilmotsの戦術を酷評した。
●ドレッシングルームでも監督を責めた。それから、2人が別の部屋で口喧嘩を続けた。

Courtoisの言葉
●"I said what I had to say in the dressing room after the game. I pointed the finger where it had to be pointed."
「試合後のドレッシングルームでは、言うべきことを言い切った。責任を取るべき人を力強く指差した。」

Wilmotsの言葉(ドレッシングルームにて)
●"Do not talk to me, get out!"
「お前は俺に口を出すな。出ていけ!」


10. John Hendrie vs Lars Leese (Barnsley)

エピソード
●26歳までドイツ4部以下のアマチュアリーグでプレーしたLeeseがレバクーゼンの第3GKとして1年を経て、1997年にプレミアリーグに昇格したバーンズリーへ移籍した。バーンズリーは加入するまで、彼のプレーを一度も見ていなかったが、11月にリヴァプールとのアウェイ戦で見事な勝利を果たしたとき、Leeseがマン・オブ・ザ・マッチの大活躍を魅せた。
●そのシーズンは案の定、降格に終わると、FWのJohn Hendrieがプレイングマネージャーに就任したが、Leeseはその就任に驚き、自伝でHendrieを批判した。
●その批判にHendrieが怒り、訴えると脅かした。


Leeseの言葉
●"The year before he hadn't said a single serious word, and now all of a sudden he was talking about discipline and order."
「ただの選手だったとき、彼の口から真面目な言葉を一度も聞いたことがなかったのに、いきなり偉そうに規律とかルールについて喋っていた。」


Hendrieの言葉
●"Lars Leese is a shambles. He's a loser who never achieved anything. What he did in his two years at Barnsley was mercenary."
「Lars Leeseは最低だ。彼は何も達成していない、ただの負け犬だ。2年間、バーンズリーで何もせずに給料だけ貰っていた。」

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