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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

スタッフブログ 2014年06月12日

Manchester Moaning News 29

foot!
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イングランドのフットボールの特徴を適当にまとめると、
「速くて、激しくて、真っ直ぐな」フットボール。

ひとことでいえば、
愚直、ですね。

goo辞書には、
[名・形動]正直なばかりで臨機応変の行動をとれないこと。また、そのさま。ばか正直。「―に生きる」
と書いてあります。
これは去年のユナイテッドによくあてはまります。

が、「正直」というところがちょっと違うような気がします。
どちらかというとその真逆で、
「不正直」なのではないか。
不正直で不器用。
それがイングランドのサイコーにラブリーなところ。

もちろんわたしはそんなイングランドが好きです。
フットボールだけでなくて音楽も文学もビールも(映画はあんまり好きなものはないですけど・・・)

ロングボールは日本では確かに人気ありません。
しかしあれはイングランドのスタジアムで、
あの曇り空と、あのサウンドの電圧の高い響きのなかでこそ、楽しい。
ミッドフィールドでこちょこちょやられてるとイライラしてくるほどです。

なにはともあれ、
イングランドにはなんとかして、きっと無理でしょうけれど、
嘘でもいいから、予選を突破してほしい。
そして、意外と堂々と突破するような気がする日本とやってほしい。

期待されたら裏切るし、
期待されなければ裏切らない。
そんなイングランドですが、
万が一、予選突破してしまったら劇的に変身するのか。

わたしはしないと思います。
イングランドの不正直というのはそういうもので、
そこがチャーミング・ポイントなんです。

日本と対戦したら日本が勝つと思います。
イングランドは負ける。

日本をイングランド風にわかりやすくまとめると、
「正直で器用」
ひとことでいえば、実直。

だから両者の戦いは、
愚直 vs. 実直。
字面だけだと愚直のほうが強そうですが・・・

ただし、なにかの間違いがあって、
イングランドの不正直のダークネスが無制限に無次元に深みを増してしまうと、これはみものです。
おそらく正体不明の無意味さがある種の力となって、
無意味に勝利を呼び寄せることになるのではないか。
もちろん勝利そのものもまた無意味なものになるはずですが・・・・

で、ジャズ・ワールドカップ・イングランド代表。
愚直といえばこのひと、
タビー・ヘイズ。
「レイト・スポット・アット・スコッツ」

140612_01.jpg

で、もひとりの奇跡の代表も。
デレク・ベイリー。
「Ballads」

140612_02.jpg


 

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