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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2013年04月20日

J1第7節 大宮×浦和@NACK5

foot!
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写真.JPG
昨シーズン第24節のダービー(浦和1-1大宮)から現在J1タイ記録の17戦無敗。
記録更新をかけて臨む3位大宮。
一方、前節の湘南戦でやっと興梠が移籍後初ゴールを奪い、
チームに勢いがついた感のある2位浦和。
気温9°と寒く小雨が降る中行われたさいたまダービーは、
過去最高となる(2012.4/21vs浦和12,708人を抜き)13,016人がNACK5に詰めかけた。

「ダービーでは、毎回ゲームの入り方が悪い」とゲーム後ミシャが嘆いていたが
序盤からゲームの主導権を握ったのは、ホームの大宮だった。
開始3分、高橋の欠場によりDFラインのセンターに入った片岡がFKのこぼれ球からシュートするも
ボールはバーを直撃する。
8分には、渡邉大剛のクロスから最後は青木がシュート。
青木のシュートは、ポスト左へと外れるが、大宮は2トップのズラタンかノヴァコヴィッチに
一度ボールを当ててからサイド攻撃というシンプルな形で浦和ゴールに迫っていく。
逆に浦和は、大宮のコンパクトな守備に苦戦。ミスパスなども目立った。
そんな中、21分にDFラインの裏へと抜けた原口がGK北野と接触し、(脇腹あたり?を)負傷。
その後、一度ピッチに戻るも27分。マルシオと交代を余儀なくされる。
浦和の攻撃があまり上手くいっていなかったとは言え、原口のスピードが使えなくなったのはかなり痛かった。
高いDFラインを敷く大宮にとっては、裏へのケアは興梠1人だけで良くなった。
金澤が「浦和の1トップと2シャドーを抑えることが出来た」と言うように
浦和は攻撃の形を作れず、前半シュートはわずか3本だった。
前半は大宮ペースとは言え、公式戦3試合連続ゴール中のズラタンのファーストシュートは、36分。
FKの流れからシュートを放つと、その4分後にもFKから頭で合わせ、ポストをヒットする。
徐々にエースがゴールの匂いを漂わせると、アディショナルタイム。
浦和はDF那須がズラタンとの接触で出血し、止血をするためピッチの外へ。
大宮が1人多い状況の中、47分。右サイドの渡邉が左サイドへと流れ、下平とのワンツーから
ライン深くまで抉り中へと折り返す。これをゴール前でズラタンが難なく合わせ大宮が先制する。
アシストした渡邉も良かったが、その前の下平の浮かしたパス!
下平のパスに「あっぱれ!」(張本風に)

前半最後の最後で大宮がゴールを奪い、1点リードで折り返すと、後半、浦和は3バックの両サイド
槙野と森脇を高い位置へと上げ、リスクを負った攻撃に・・・
49分 啓太のパスから興梠がシュート。その2分後には、前半あまり目立たなかった梅崎が右サイド
ドリブルで仕掛けゴール近くまでいくなどいつもの浦和らしさが見え始める。
75分には中盤で浦和がボールをカットし、ショートカウンター。柏木がドリブルで仕掛け
興梠にスルーパス。これは、興梠がオフサイドを取られるも、この試合初めて大宮DFの裏を
上手く破ったシーンだった。
一方でリードしているだけに後半無理はせず、しっかりと守れていた大宮。
渡邉は浦和の攻撃、特に槙野の攻め上がりについて「サイドが行くのかセンターが行くのか
しっかりと連携が取れていた」と言うように、決して慌てていない印象を受けた。
79分のセットプレイでもゴール前の混戦から槙野がシュートするもDFが体を張ってブロック。
大宮の集中の糸は最後まで切れなかった。

結局、1対0でさいたまダービーを制し、J1新記録となる18戦負け無しとなった大宮。
ゲーム後ベルデニックは、こんなことを言っていた。
「(17戦無敗記録の)鹿島はJリーグの歴史の中で優勝を何度もし、大きな結果を残している。
この記録が、我々が鹿島のように大きなクラブになる一つのきっかけになるのではないかと思う」

「マジで鹿島みたいなクラブになりそうだなこりゃ」と週末1人で感じたFoot中島より

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