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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2010年07月21日

T-1リーグ第9節 駒澤大学高×国士舘@駒沢第2

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ここまで8試合で7勝1分けと、T-1唯一の無敗で首位を独走している駒澤大学高校(以下、駒澤)。日曜日に2位の帝京が敗れたため、このゲームに勝てば優勝が決まります。対するは4勝2分け2敗で現在5位の国士舘。昨年度はなかなか結果が出ず、今年は名門復活を期すシーズンになるでしょうか。この大事な一戦に、駒澤はいつもベンチから大きな声で檄を飛ばしている大野祥司監督が、夏休み中ということもあって1年生の林間学校で不在。指揮官に嬉しい知らせを届けたい所です。さて、ゲームは立ち上がりからカウンター気味に山本亮太(3年・VIVAIO船橋)と高須雅也(2年・フレンドリー)の2トップを走らせる形の多い駒澤ペース。また、山本やSHの東呈次(2年・FC駒沢U-15)らの仕掛けからFKを獲得してチャンスを創出。3分には黒木海人(3年・ヴェルディ相模原)、13分には高平将史(3年・サウスユーベFC)が共にサインプレーからニアの長澤卓巳(3年・東京Vユース)に合わせ、シュートまでは打てませんでしたが、攻勢を強めます。14分にも右サイドから黒木がシュート気味のクロスを送ると、DFに当たったボールが右のポストを直撃するなど、駒澤にゴールの匂いも漂っていましたが、先制したのはファーストチャンスをキッチリとモノにした国士舘。24分、田中渓人(2年・ヴェルディ調布)が左サイドを抜け出し、中へ折り返すと赤木隼人(2年・ヴェルディ調布)のシュートは駒澤GK斉藤正樹(2年・FC東京U-15深川)が防いだものの、最後は田中渓がプッシュ。ヴェルディ調布2トップのカウンター一発で国士舘がリードを奪いました。その後も展開は攻める駒澤に、守る国士舘が続きますが、国士舘は相手のドリブルや左右の揺さぶりにもよく対応し、チャンスの芽をバイタルへ侵入される前に摘んでいきます。26分に東が枠に飛ばしたミドルも、GK八木澤純(3年・Jスポーツ)がファインセーブ。国士舘の粘り強い守備が光った前半は、0-1で45分間を終えました。まずは何とか1点を返したい駒澤は、「絶対逆転するぞ!」という声が飛び交う、いい雰囲気で後半のピッチに散りましたが、またもゴールは国士舘に。48分、後方から蹴られたフィードに抜け出した赤木は、左サイドからクロスを送ると、体勢の悪かった駒澤DFはクリアしきれず、ボールは自分のゴールへ。予想外のオウンゴールで、国士舘がアドバンテージを2点に広げました。こうなると、もう無理をする必要のない国士舘はある程度縦というか、駒澤DFラインの裏に蹴って、田中渓と赤木を走らせるような攻撃を徹底。逆に駒澤はボールの奪い所がしっかり定まらず、全体的にラインも下がってしまって、いい攻撃を見せられません。国士舘は54分に松本隆之(3年・江戸川西葛西中)が右サイド深くをえぐって、田中渓のヘディングシュートを導き出すなど流れも引き寄せると、62分にトドメの一太刀。ハーフウェーライン辺りでボールを奪うと、2トップだけでカウンター。赤木のパスから田中渓が右に流れてシュート、斉藤が体でブロックしましたが、こぼれ球を赤木が押し込み、0-3。実質、試合は決してしまいました。せめてもの意地を見せたい駒澤も、79分には宮崎力太郎(3年・FC.GIUSTI)のクロスから最後は山本がボレーを放つも、枠は捉えられず。80分にも池田慶介(3年・フレンドリー)のサイドチェンジを、黒木がうまくコントロールして、フィニッシュまで持ち込みますが、ボールは枠の左へ。今日は1点がどうしても奪えません。国士館は87分、途中出場のクルーズ・アンソニー豪(2年・ヴェルディ調布)が決定機を掴み、駒澤の左SB池田にライン上でクリアされはしたものの、終盤は攻め切る姿勢も見せる充実ぶり。そのまま0-3で国士舘がT-1優勝に待ったを掛ける完勝を飾ってみせました。王座を懸けたゲームに負けた駒澤は、選手たちもさすがにガックリ。試合後は座り込んで、なかなか立ち上がることができませんでした。次節となる第10節は8月23日。駒澤は勝ち点4差の2位帝京と直接対決。勝てば文句なしの東京制覇。負ければ、他のチームにも優勝の可能性が出てきます。2010年のT-1もあと残り2試合です。    AD土屋


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