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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2010年07月10日

T-1リーグ第7節 早稲田実業×帝京@清瀬内山

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今日はJR武蔵野線の新座駅から歩いて20分くらいの所に位置する、近年は東京高校年代の主要会場でもある清瀬内山へ、T-1リーグを見にやってきました。対戦カードは、インターハイ予選でも東京を制し、沖縄での全国大会に駒を進めるなど、再び都内最強の地位を取り戻しつつある、5勝1敗で2位の帝京と、3年前には選手権予選で準優勝を果たすなど、着々と力を付けている強豪、3勝3敗で6位の早稲田実業(以下、早実)の激突。組み合わせ次第では、都のファイナルでもおかしくないカードです。素晴らしく礼儀正しい両校の控え選手たちに感心しつつ、まだまだ暑さの厳しい15時キックオフで始まったゲームは、立ち上がりからほぼ互角で推移。攻撃の中心、高木利弥(3年・FC東京U-15深川)と小門勇太(3年・エスポルチ藤沢)は出ていませんでしたが、スピードのあるFW小山雄士(3年・FRIENDLY)と左SH樫本健太(3年・三菱養和巣鴨)をシンプルに生かす攻撃が多く、10分には庵原栄(3年・三菱養和巣鴨)の右クロスに樫本がヘディングで合わせますが、ここは早実GK江口徹(3年・FCみやぎバルセロナ)がファインセーブ。19分にはボランチのキャプテン青柳駿平(3年・FC多摩)のパスから小山が抜け出し、シュートは枠を捉えられなかったものの、形は創ります。対する早実は、基本は長いボールが多い中、3-5-2の2トップ下に入った西村秀樹(1年・日大三中)がアクセントに。14分には右WB平澤遼(2年・浦和JY)のクロスを、フリーで中へ入った西村がワントラップボレー。枠は外れましたが、こちらもチャンスは生み出します。20分過ぎからはかなり膠着した展開になり、帝京がボールを握る時間は長い中でも、早実は堀口純平(3年・常盤平中)とキャプテンの上形洋介(3年・FC東京U-15深川)で組むドイスボランチの2人を中心に、全体的な体格の良さで、競り合いにも粘り強く対応。前半はスコアレスで、45分間が終了しました。後半は開始から帝京が2枚替え。FWに相原敬亮(2年・クマガヤSC)と大野耀平(1年・浦和JY)が入り、小山が右SHに落ちると、これでサイドが一気に活性化。すると62分、小山が左に流れてクロスを送ると、右から飛び込んできたのは樫本。左足のダイレクトボレーがネットを揺らし、両SHの流動性が奏功した形で、帝京が先制しました。後半はほとんどチャンスのなかった早実。71分、途中出場の沼田純典(3年・鴻巣ラホージャ)のパスを、呉田敬介(2年・Forza'02)が胸で落とすと、須田優康(3年・深川三中)のボレーは枠を捉え、帝京GK伊藤剛(2年・FC古河)にキャッチされましたが、後半初のシュートを記録。75分にも大丸瞬(2年・FC東京U-15深川)がカットインからミドルを放つなど、終盤に来てようやく攻撃のリズムが出始めます。そして85分、須田の右アーリーを、だいぶ前に上がり出していた上形が胸トラップ、エリア内で粘ってキープすると、振り抜いた右足から放たれたボールは、左のポストを叩いてゴールの中へ。キャプテンの2試合連発弾で終了5分前に早実が追い付いてみせます。止まらない勢い。追加タイムに入った91分、左サイドでのキープから大丸のクロスに、走り込んだのは3バックの中央で守備に奮闘していた園田慎一郎(3年・Forza'02)。頭で合わせたボールがゴールへ吸い込まれ、逆転。早実が帝京を相手に、ラスト5分からの猛攻でビハインドをひっくり返すという、何ともドラマチックな展開でゲームは終了しました。最後まで諦めず、足を止めなかった“気持ち”が生んだ逆転劇。なかなかスペクタクルな一戦でした。   AD土屋


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