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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
実は11月に1回ポ〜ンと投げてから
完全に投げっぱなしになっていた欧州各国弐部事情。
すっかりシーズンなんか終わっちゃいましたが、
来たるべきシーズンへの予習ということで
一応総括的なことをしておきたいと思います。
【イタリア・セリエB】
(昇格)1位・Lecce、2位・Cesena、プレーオフ勝者・Brescia
1位Lecce、2位Brescia、3位Cesenaまでが昇格の可能性を残して迎えた最終節。
それぞれポイントも74、72、71と拮抗していた。
まず、LecceはSassuoloとスコアレスドローながら、優勝での昇格決定。
Bresciaは下位に沈んでいたPadovaにまさかの敗戦で3位転落。
Piacenzaを1-0で下したCesenaが大逆転で20シーズンぶりのセリエA帰還を果たした。
昇格プレーオフ準決勝第1戦、6位CittadellaはBresciaにホームで1-0の先勝。
5位Torinoは4位Sassuoloと1-1で引き分ける。
第2戦はBresciaが1-0で勝利し、アグリゲートスコアが並んだ場合には
シーズン上位だった方が勝ち抜けというレギュレーションで薄氷の決勝進出。
もう1試合はSassuoloをアウェイで1-2と葬ったTorinoが決勝へ駒を進める。
スコアレスドローの第1戦を経て、迎えた運命の第2戦。
Bresciaが2点先制するも、86分にTorinoが追いつくなど、
白熱したゲームはそのままBresciaが何とか逃げ切り。
昨シーズンプレーオフ決勝で敗れたリベンジを果たして、6シーズンぶりの昇格を決めた。
(得点ランキング)
※以下、2部のみ掲載。データは名前(所属クラブ・ゴール数)。
1位Éder(Empoli・26)、2位Mirko Antenucci(Ascoli・24)
Rolando Bianchi(Torino・24)、Mauricio Pinilla(Grosseto・24)
【イングランド・チャンピオンシップ】
(昇格)1位・Newcastle、2位・West Bromwich、プレーオフ勝者・Blackpool
シーズンを通じてほとんど首位だったNewcastleは
5試合を残した4月で早々に昇格決定。最後はポイントも102まで伸ばす。
また、2位のWest Bromwichも同じく4月中にプレミア復帰決定。
プレーオフに臨む4クラブは、1月以降ほとんど6位以内に入っていた
Nottingham Forest、Cardiff、Leicesterがすんなり決まり、
終盤に失速したSwanseaを残り2節でかわしたBlackpoolが最後の1枠に駆け込んだ。
プレーオフ準決勝第1戦は、まずBlackpoolがホームでNottingham Forestに2-1の勝利。
一方、LeicesterはホームでCardiffに0-1と痛恨の敗戦。
第2戦はどちらも凄まじい点の取り合いに。
Nottingham Forestのホームゲームは66分までは2-1とアグリゲートで並んでいたが、
72分にDobbieのゴールでBlackpoolが勝ち越すと、
Campbellが76分、79分のゴールでハットトリックを達成。
Nottingham Forestの12シーズンぶりプレミア復帰はここで潰える。
Cardiffのホームゲームも壮絶を極めた熱戦。
Cardiffが先制するも、アウェイのLeicesterがここから3点を奪って逆転に成功。
69分にPKで何とかCardiffも追い付き、アウェイゴールが適用されないルール上、
共にアウェイチームが勝利しての3-3で延長戦突入。
残り30分でも決着付かず、ファイナルへの切符はPK戦に委ねられる。
先攻のLeicester、後攻のCardiff共に3人目まで全員成功。
ちなみにLeicesterの3人目は元ペルー代表のNolberto Solanoだった。
しかし、Leicester4人目は痛恨の失敗。5人目も歩調を合わせ、
Cardiffが激闘を制して、最後の戦いに挑む。
迎えたファイナルは82244人で埋まったウェンブリー。
9分はCardiffのChopra、13分はBlackpoolのAdam、
36分はCardiffのLedley、39分はBlackpoolのTaylor-Fletcherと両者譲らず2-2。
前半終了間際の45+1分、BlackpoolはOrmerodが勝ち越しゴールを奪うと、
それがそのまま決勝点。Blackpoolが初のプレミア昇格を決めた。
(得点ランキング)
1位Peter Whittingham(Cardiff・22)、2位Nicky Maynard(Bristol City・20)
3位Gary Hooper(Scunthorpe United・19)
【スペイン・リーガアデランテ・セグンダディビシオン】
(昇格)1位・Real Sociedad、2位・Hércules、3位・Levante
10月4日の第6節以降、一度たりとも昇格圏外に消えることのなかった
Real Sociedadが残り3節で首位に立つとそのまま優勝でフィニッシュ。
ゴール数はリーグ10位と、それほど得点力は高くなく、
失点も37と決して少なくはなかったが、1点差勝利が11試合と粘り強い戦いで、
最終節を残して4シーズンぶりの昇格を決めた。
また、年明けの段階では12位だったものの
4連勝を含む11戦負けなしと、3度の連勝で一時は首位にも躍り出るなど
底力を発揮したLevanteも最終節を前に昇格決定。
また、2節以降はほとんど昇格圏内に入っていた3部からの昇格組FC Cartagenaも、
41節終了時で3位以内に入る可能性を絶たれ、
残り1つの枠は68ポイントで並んだHérculesとBetisが争うことになる。
なお、ポイントが並んだ場合の順位決定は直接対決の結果。
両者は1勝1分けでHérculesが優位に立っていた。
迎えた最終節、Hérculesは降格が決まっていたReal Uniónとアウェイで、
Betisは昇格が決まっていたLevanteとホームでの対戦。
17分、HérculesのPortilloが先制弾。
18分、BetisのJuandeが先制弾。
28分、BetisのCaffaが追加点。
48分、BetisのJonathan Pereiraが3点目。ほぼBetisの勝利は決まる。
54分、Real UniónのDescargaがゴール。しかし自らのゴールに。
Hérculesが13シーズンぶりにプリメーラへ戻ってくる。
(得点ランキング)
1位Jorge Molina(Elche・26)、2位Christian Stuani(Albacete・22)
3位Marco Rubén(Villarreal B・18)、Toché(FC Cartagena・18)
【ドイツ・ツヴァイテブンデスリーガ】
(昇格)1位・Kaiserslautern、2位・St. Pauli
13節以降、トータルで半年に渡って首位を守り続けたKaiserslauternは
2試合を残して5シーズンぶりの昇格決定。
また、14節以降はほとんど2位だったSt. Pauliも9シーズンぶりの1部復帰。
前回ブンデスから降格したシーズンは、翌シーズンに3部へ転落。
2007/2008シーズンに2部へ戻ってくると、それから3シーズンで再び1部へと返り咲いた。
3位に入り、ブンデス16位と戦うプレーオフへの挑戦権を得たのはAugsburg。
相手は昨シーズンもプレーオフを戦い、昇格したNürnberg。
プレーオフ好きですねえ。ただ、そこはプレーオフ好き。
2試合合計3-0で見事防衛。今シーズンの昇格は2チームとなった。
(得点ランキング)
1位Michael Thurk (Augsburg・23)、2位Marius Ebbers(St. Pauli・20)
3位Erik Jendrisek(Kaiserslautern・15)、Mahir Saglik(Paderborn・15)
Christopher Nöthe(Greuther Fürth・15)
【フランス・リーグドゥ】
(昇格)1位・Caen、2位・Brest、3位・Arles-Avignon
驚異の5節から順位表の頂上に君臨し続けたCaenはアッサリ昇格。
2度の5連勝で、こちらも17節以降は2位をキープし続けたBrestも
1990/1991以来、20シーズンぶりとなるリーグアン昇格を早々に決めた。
最後の1枠は、Metzが2月以降キープしてきた3位から残り6節で転落。
最終節を前にして、Arles-Avignon(57pts)、Metz(56pts)、
Clermont(54pts)、Angers(54pts)と4チームに昇格の可能性があったが、
Metzは敗れ、Angersは引き分け、
Clermontとの直接対決を制したArles-Avignonが
クラブ創設97年目にして初めてトップディヴィジョンへ登り詰めた。
(得点ランキング)
1位Olivier Giroud(Tours・21)、2位Anthony Modeste(Angers・20)
3位Sebastián Ribas(Dijon・16)
その他の国ではオランダのエールステ・ディビジからはDe GraafschapとExcelsiorが、
ポルトガルのリーガ・デ・オンラからはBeira-MarとPortimonenseが、
スコットランドのフットボール・リーグからはInverness Caledonian Thistleが、
ベルギーのセカンド・ディヴィジョンからはいまやすっかり有名になったLierseとEupenが、
それぞれトップディヴィジョンへ昇格しています。
今シーズンの各国弐部にはどんなドラマが待ち受けているのか、
既に今から相当楽しみですねえ。
写真は5年前にミニ・エスタディでバルサBと戦っていた3部時代のエルクレス。
いよいよプリメーラまで来ましたか。
AD土屋
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