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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
グループE
2010/6/14 13:30 サッカー・シティ(ヨハネスブルグ)
オランダ×デンマーク
天候:晴れ 気温:16度 観客:83,465人
主審:ステファン・ラノワ(フランス)
【オランダ】
GK
1 マールテン・ステケレンブルフ
DF
2 グレゴリー・ファン・デルヴィール
3 ヨニー・ハイティンハ
4 ヨリス・マタイセン
5 ジオヴァニ・ファン・ブロンクホルスト(C)
MF
6 マルク・ファン・ボメル
8 ナイジェル・デ・ヨンク
7 ディルク・カイト
10 ウェズレイ・スナイデル
23 ラファエル・ファン・デル・ファールト
FW
9 ロビン・ファン・ペルシー
SUB
16 ミシェル・フォルム
22 サンデル・ボスフケル
12 ハリド・ブラルーズ
13 アンドレ・オーイエル
15 エドソン・ブラーフハイト
14 デミー・デ・ゼーウ
18 スタイン・スハールス
20 イブラヒム・アフェライ
11 アリエン・ロッベン
17 エルイェロ・エリア
19 ライアン・バベル
21 クラース・フンテラール
監督
ベルト・ファン・マルヴァイク(オランダ国籍)
(4-2-3-1)
-------ファン・ペルシー-------
------------------
V・デル・ファールト-スナイデル----カイト-
-----デ・ヨング--ファン・ボメル-----
-------------------
-ジオ-マタイセン-ハイティンハ-V・デルヴィール-
-------------------
-------ステケレンブルフ-------
【デンマーク】
GK
1 トーマス・セーレンセン
DF
6 ラース・ヤコブセン
3 シモン・キアル
4 ダニエル・アッガー
15 シモン・ブスク・ポウルセン
MF
2 クリスチャン・ポウルセン
10 マルティン・ヨルゲンセン(C)
19 デニス・ロンメダール
12 トーマス・カーレンベリ
20 トーマス・エネヴォルセン
FW
11 ニクラス・ベントナー
SUB
16 ステファン・アンデルセン
22 イェスパー・クリスティアンセン
13 ペル・クロルドルップ
23 パトリック・ムティリガ
5 ウィリアム・クヴィスト
7 ダニエレ・イェンセン
14 ヤコブ・ポウルセン
21 クリスティアン・エリクセン
8 イェスパー・グロンキア
9 ヨン・ダール・トマソン
17 ミッケル・ベックマン
18 セーレン・ラーセン
監督
モアテン・オルセン(デンマーク国籍)
(4-2-3-1)
--------ベントナー--------
------------------
-エネヴォルセン-カーレンベリ-ロンメダール-
-----ヨルゲンセン--C・ポウルセン-----
-------------------
-S・ポウルセン-アッガー-キアル-L・ヤコブセン-
-------------------
-------セーレンセン-------
【マッチレポート】
日本と同じグループのオランダとデンマーク。
グループEの初戦はヨーロッパ同士の好カード。
オランダは予想通りロッベンがベンチスタートなのに対して、
デンマークはベントナーもキアルもセーレンセンも出場してきた辺りに
さすが知将モルテンというより、若干のセコさを感じてしまうのだが…
また、ロッベンの欠場にはサッカー以外の面で残念な部分がある。
だって、ロッベンが出てればオランダは背番号が
高校の部活みたいに1から11までで統一されたのに…
まず6分にスナイデル、7分にエネヴォルセンと共に35m近い距離の
直接FKを打ち合って始まったゲームは、
圧倒的なポゼッションのオランダに、しっかり引いて守備を固めるデンマークという
まさにイメージ通りの流れが展開される。
ロッベンの欠場により、左SHでスタメン出場していたファン・デル・ファールトが
スナイデルの動いた中央のスペースに入り込み、フィニッシュワークに出没。
20分、21分と続けざまに惜しいシュートを放つ。
デンマークも27分、左サイドからロンメダールのクロスに
ファーでベントナーがわずかにゴール左に外れるヘディングを見舞うと、
34分には素晴らしいサイドチェンジからロンメダールのシュート、
37分にもベントナーの巧みなポストワークから最後はカーレンベリがフィニッシュ。
どちらもステケレンブルフのセーブに遭ったものの
堅守速攻をまさに地で行くスタイルは、負けにくいチームの本領でもある。
45分、ロンメダールの突破はファウルで止められるも、ラノワ主審はプレーオン。
結果的にCKになったものの、これが先を見越した“世界基準”の判定だった気がした。
終わってみればオランダが攻めていた印象こそあったが、
シュート数は5本ずつという所に、前半はデンマークの思惑通りに
進んだ45分間だったと言えるのではないか。
しかし後半開始早々のエアポケットをオランダは見逃さない。
やや長いフィードにファン・ペルシーが快足を飛ばして追いつく。
飛び出したGKも含めて一瞬混乱したゴール前に上げられたクロス、
ファーでS・ポウルセンがヘディングのクリアも、頭を振り過ぎて
思いとは逆の方向へ。これがアッガーの背中に当たってゴールに転がり込む。
信じられないオウンゴール。労せずオランダに先制ゴールが記録された。
ちなみに、FIFA.comはオウンゴールを赤いボールで表示することがわかったのも収穫。
これで無理をせず、ある程度サイドバックも攻め上がりを自重したオランダに
デンマークはカウンターを含めた攻撃のスペースを与えてもらえない。
62分にはオルセン監督、ベントナーを下げてベックマンを投入。
73分にもカーレンベリに替えて弱冠18歳のエリクセンが送り出され、
デンマークはピッチに6人の30代と1人の10代が混在する。
ファン・マルヴァイク監督が67分に切った1枚目のカードはエリア。
ファン・デル・ファールトに替わり、左サイドにポジションを取ると、
69分にはその左サイドを爆発的なスピードで突破し、チャンスを創出。
73分にもファン・ボメルのフィニッシュを導くクロスを上げるなど、
再びオランダの推進力を1段押し上げる働きを披露する。
するとやはり試合を決めたのはスナイデルとエリア。
85分、スナイデルは難しい体勢から、驚異的なスルーパス。
ラインの裏へ飛び出したエリアのシュートはセーレンセンがよく弾いたものの、
ポストに当たったボールが選んだのは、カバーに入った2人のDFではなくカイト。
後半は完全にゲームを支配しきったオランダが
初戦としては申し分のない2-0というスコアで、デンマークを一蹴。好発進を切った。
なお、デンマークは88分にアフェライの決定的なシュートを
オウンゴールを喫してしまったS・ポウルセンが超スーパークリア。
この失点マイナス1は今後の展開にどう関与してくるか。
オランダ 2×0 デンマーク
【得点者】
オランダ:シモン・ブスク・ポウルセン=O・G(46分)、カイト①(85分)
【警告/退場】
オランダ:ナイジェル・デ・ヨンク①(44分)、ファン・ペルシー①(49分)
デンマーク:キアル①(63分)
【交替】
オランダ:ファン・デル・ファールト→エリア(67分)
ファン・ペルシー→アフェライ(77分)
デ・ヨング→デ・ゼーウ(88分)
デンマーク:エネヴォルセン→グロンキア(56分)
ベントナー→ベックマン(62分)
カーレンベリ→エリクセン(73分)
【AD的Man of the Match】
ウェズレイ・スナイデル(オランダ)
写真は、オランダといえばのキャラクター・ブルーナを生んだ街「ユトレヒト」
AD土屋
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