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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

ワールドカップ 2010年06月13日

(6)グループC アルジェリア×スロヴェニア

foot!
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グループC
2010/6/13 13:30 ピーター・モカバ(ポロクワネ)
アルジェリア×スロヴェニア

天候:晴れ 気温:19度 観客:30,325人
主審:カルロス・バトレス(グアテマラ)

【アルジェリア】
GK
16 ファウジ・シャウシ
DF
2 マジド・ブゲラ
5 ラフィク・ハリシェ
4 アンタル・ヤヒア(C)
MF
21 フエド・カディル
19 アッサン・イエブダ
8 メディ・ラセン
3 ナディア・ベルハジ
FW
13 カリム・マトムール
11 ラフィク・ジェブール
15 カリム・ジアニ
SUB
1 ルネス・ガウアウィ
23 ライス・エムボリ
12 アビブ・ベライド
14 アブデルカデル・ライファウィ
18 カルル・メジャニ
20 ジャメル・メスバフ
6 ヤジド・マンスーリ
7 リャド・ブドゥブ
17 アドレーヌ・グエディウラ
22 ジャメル・アブドゥン
9 アブデルカデル・ケザル
10 ラフィク・サイフィ

(3-4-3)
-------ジェブール-------
-ジアニ----------マトムール-
-------------------
-----ラセン---イエブダ-----
ベルハジ------------カディル
--ヤヒア---ハリシェ---ブゲラ--
-------------------
--------シャウシ--------

【スロヴェニア】
GK
1 サミール・ハンダノヴィッチ
DF
2 ミショ・ブレツコ
4 マルコ・シュレル
5 ボシュティヤン・チェサル
13 ボヤン・ヨキッチ
MF
17 アンドラス・キルム
18 アレクサンデル・ラドサフリェヴィッチ
8 ロベルト・コレン(C)
10 ヴァルテル・ビルサ
FW
11 ミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチ
14 ズラトコ・デディッチ
SUB
12 ヤスミン・ハンダノヴィッチ
16 アレクサンデル・セリガ
3 エルヴェディン・ジニッチ
6 ブランコ・イリッチ
19 スアド・フィレコヴィッチ
22 マテイ・マヴリッチ
15 レネ・クーリン
20 アンドレイ・コマッチ
21 ダリボル・ステヴァノヴィッチ
7 ネイチ・ペツニク
9 ズラタン・リュビヤンキッチ
23 ティム・マタフツ

(4-4-2)
----デディッチ--ノヴァコヴィッチ----
-------------------
--ビルサ-----------キルム--
-----コレン--ラドサフリェヴィッチ---
------------------
-ヨキッチ--チェサル--スレル--ブレツコ-
-------------------
-------ハンダノヴィッチ-------

【マッチレポート】
グループステージ第1節の中でも屈指の渋いカードという印象の
アルジェリア対スロヴェニアだが、ちょっと考えればこんなカードは
ワールドカップでもない限り、なかなか見ることもないだろう。
そういう意味でかなり貴重なカードだと自分に言い聞かせて、キックオフを迎えた。
2分、いきなりアルジェリアにチャンス。ゴール前約25mの距離からベルハジのFKが
スロヴェニアの守護神S・ハンダノヴィッチを襲う。
予想に反して打ち合いになるかと思わせるような立ち上がりだったが、
ここからは共に低い位置でボールを回し合う静かな展開となっていく。
最初の25分で両チーム合わせてシュートはわずかに2本。
目立っていた選手は、積極的なオーバーラップを見せていた
アルジェリアの左SBベルハジくらいで、なかなか個で局面を打開するような
選手もシーンも見られないまま、時間ばかりが経過していく。
そんな中、36分にはこういう展開につきもののセットプレーからアルジェリアに決定機。
左CKからハリシェが頭で合わせたが、ボールは枠のほんのわずか右へ逸れる。
40分にはアルジェリア、ベルハジの突破からクロスが入ると、
マトムールのシュートはバーの上へ消えていく。
43分、ようやくスロヴェニアに可能性を感じさせるシーンが。
中央、ビルサのミドルはGKシャウシのファインセーブに阻まれる。
あまりに動きのない前半は、当然のようにスコアレスで帰結した。

後半に入っても大きな変化は見られないままに推移。
51分にアルジェリアの司令塔ジアニが焦れて強引に放ったミドルが
このゲームを象徴しているように感じてしまう。
ただ、3-5-2のWB2枚の内、ベルハジは前半から上がっていたが、
ある程度自重していた右のカディルも後半は積極性を発揮したため、
サイドで押し込むことの多くなったアルジェリアがペースを握り始める。
58分にはイタリアのシエナでプレーするゲザルが登場。
70分にはジアニの左クロスに頭で合わせるなど、
期待を抱かせたが、その感情はすぐさま失望に変わる。
73分、縦へのフィードにゲザルは届かないと見るや、腕を差し出す。
腕は届いたが、これはサッカー。バトレス主審は当然イエローカードを提示し、
14分前にもつまらないトリッピングで1枚カードをもらっていたために、退場。
あまりに軽率な2回の愚行でアルジェリアは数的不利を享受する。
すると79分、1人多いスロヴェニアに歓喜の時が。
中盤左サイドでボールを受けたコレンが右スミを狙ってシュートを放つと、
GKシャウシはボールのバウンドを読み違えて、後ろに逸らしてしまう。
GKの後ろとは、当然、即ゴール。
後半初の枠内シュートでネットを揺らしたスロヴェニアが、
そのまま追加タイムも含めた15分あまりをやり過ごし、
幸運も味方に付けて、ロシアを倒した勝負強さを世界に印象付ける結果を得た。

アルジェリア 0×1 スロヴェニア
【得点者】
スロヴェニア:コレン①(79分)
【警告/退場】
アルジェリア:ゲザル①(59分)②(73分)→退場、イェブダ(90+5分)
スロヴェニア:ラドサフリェヴィッチ①(35分)、コマッチ①(90+3分)
【交替】
アルジェリア:ジェブール→ゲザル(58分)
         マトムール→サイフィ(81分)
         カディル→ゲディウラ(82分)
スロヴェニア:デディッチ→リュビヤンキッチ(52分)
         ビルサ→ペツニク(84分)
         ラドサフリエヴィッチ→コマッチ(87分)
【AD的Man of the Match】
サミール・ハンダノヴィッチ(スロヴェニア)

写真は、アルジェリア戦を見に来ていたジダンの故郷「マルセイユ」
085marseille.jpg
AD土屋

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