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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

ワールドカップ 2010年06月24日

(38)グループC アメリカ×アルジェリア

foot!
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グループC
2010/6/23 16:00 ロフタス・ヴァースフェルド(プレトリア)
アメリカ×アルジェリア

天候:晴れ 気温:19度 観客:35,827人
主審:フランク・デ・ブリーケレ(ベルギー)

【アメリカ】
GK
1 ティム・ハワード
DF
6 スティーヴ チェルンドロ■
15 ジェイ・デメリット■
3 カルロス・ボカネグラ(C)
12 ジョナサン・ボーンスティーン
MF
10 ランドン・ドノヴァン①
4 マイケル・ブラッドリー①
19 モーリス・エドゥ
8 クリント・デンプシー①
FW
9 エルクレス・ゴメス
17 ジョジー・アルティドール
SUB
18 ブラッド・グザン
23 マーカス・ハーネマン
2 ジョナサン・スペクター
5 オグチ・オニェウ
21 クラレンス・グッドソン
7 ダマルカス・ビーズリー
11 スチュアート・ホールデン
13 リカルド・クラーク
16 ホセ・フランシスコ・トーレス
22 ベニー・ファイルハーバー
14 エドソン・バドル
20 ロビー・フィンドリー■■(警告累積による出場停止)
監督
ボブ・ブラッドリー(アメリカ国籍)

(4-4-2)
-----ゴメス--アルティドール----
-------------------
--デンプシー--------ドノヴァン--
------エドゥ--ブラッドリー-----
------------------
ボーンスティーン-ボカネグラ-デメリット-チェルンドロ
-------------------
-------ハワード-------

【アルジェリア】
GK
23 ライス・エムボリ
DF
2 マジド・ブゲラ
5 ラフィク・ハリシェ
4 アンタル・ヤヒア(C)
MF
21 フエド・カディル
19 アッサン・イエブダ■
8 メディ・ラセン■
3 ナディア・ベルハジ
FW
13 カリム・マトムール
11 ラフィク・ジェブール
15 カリム・ジアニ
SUB
1 ルネス・ガウアウィ
16 ファウジ・シャウシ
12 アビブ・ベライド
14 アブデルカデル・ライファウィ
18 カルル・メジャニ
20 ジャメル・メスバフ
6 ヤジド・マンスーリ
17 アドレーヌ・グエディウラ
22 ジャメル・アブドゥン
7 リャド・ブドゥブ
9 アブデルカデル・ケザル
10 ラフィク・サイフィ
監督
ラバフ・サーダン(アルジェリア国籍)

(3-4-3)
-------ジェブール-------
-ジアニ----------マトムール-
-------------------
-ベルハジ--ラセン--イエブダ--カディル--
-------------------
--ヤヒア---ハリシェ---ブゲラ--
-------------------
--------エムボリ--------

【マッチレポート】
2試合続けてビハインドを追い付いての2引き分け。
粘りを見せて結果は出したが、いまだに勝ち点は2と苦しんでいるアメリカ。
最低でも勝ち点1は、ただ実質勝ち点3のみが求められる決戦に挑む。
アルジェリアは前節、イングランド相手に貴重な勝ち点1を強奪。
こちらは得点をできるだけ挙げての勝利が、次へと繋げる絶対条件。
13秒、早くもマトムールが豪快にミドルをバーの上へ。
積極的なアルジェリアが最初に決定機を創出。
6分、何気なく蹴られたブゲラのフィードをデメリットは空振り、
ジェブールがワントラップボレーを放つと、ボールはクロスバー直撃。
7分はアメリカ、アルティドールが右に振り、今大会初スタメンとなった
ゴメスは突如エリア外からミドルはエムボリがセーブ。
立ち上がりからまずは攻撃的な両チーム。打ち合いが期待される。
9分、アルジェリアはGKのキック、今度はチェルンドロが空振り、
ジェブールのボレーは左に外れたが、この対応2連発はいかがなものか。
最初の15分はやや地に足が着かない感じのアメリカを尻目に
勝つしかないアルジェリアが積極果敢に前へ出て行く展開になった。
17分はアメリカ、チェルンドロのアーリー、ファーでゴメスのボレー。
バーの上に外れるが、ここもブゲラは完全にマークミス。
お互いにディフェンス対応には不安定な部分が見え隠れする。
20分、アメリカにラッキーな形で訪れた絶好機。
エリアに侵入したブラッドリーをアルジェリアは3人で囲み、
ボール奪取もハリシェは軽率な小さいクリア、右で拾ったのはフリーのゴメス、
エムボリがセーブ、跳ね返りを再びゴメスがシュート、
ファーでデンプシーが押し込むも、副審はフラッグを上げる。
相当微妙な判定。ただ、ゴメスは一発で決める必要があった。
ここでポートエリザベスが動く。イングランド先制。
それでもこのままならこの2チームがグループリーグで消える。
アルジェリアは今日もジアニが目立つ。左サイドにとどまらず、
ピッチを縦横無尽に動いて、アメリカの穴を探し続ける。
ジアニとドノヴァン、2人のボールタッチの差がそのまま
攻撃の手数に繋がっているように感じる。
しかしボールを持ったらやはりドノヴァン。
35分、右サイドから、走り込むデンプシーに速いボールを通す。
デンプシーのシュートはエムボリがまたもセーブ。
1分後、チェルンドロのクサビをドノヴァンがワンタッチで落とすと、
ブラッドリーは再びドノヴァンへ、GKを浮かしてかわすも、
ドノヴァンと重なったアルティドールは思い切りぶちかまし、
ボールはGK不在のゴールを遥かに越えていく。
ようやくアメリカ不動の10番にもリズムが出始め、
終盤はアメリカが主導権を奪還してハーフタイムへ突入した。

ボブ・ブラッドリーは後半開始から決断。
ゴメスに替えたファイルハーバーを中盤に入れて、デンプシーをFWに上げる。
一転、静かな立ち上がりとなった後半に
スイッチを入れたのはアルティドール。57分、抜群のスピードで左サイドを切り裂き、
クロスを送ると、ハリシェは体勢が悪くクリアできない。
デンプシーが狙いすましたシュートは右ポストにぶつかり、
跳ね返りも押し込むことはできない。
デンプシー自身5本目、6本目となるシュートもゴールは陥れられず。
悔しがるボブ・ブラッドリー監督。苦笑いするエムボリ。対照的なシーン。
この時間帯はかなりアメリカが押し込むシーンが増えていく。
64分、ボブ・ブラッドリー2枚目のカードはドイスボランチの一角エドゥを下げて、
FW登録のバドルを投入。これでアルティドールを1トップに
その下へ右からドノヴァン、ブラッドリー、バドルを並べ、
ボランチにはファイルハーバーとデンプシーが入る4-2-3-1にシフトする。
68分、アメリカにまたしても大チャンス。
右SBのチェルンドロがカットイン、デンプシーのリターンを受けて
チェルンドロの左クロス、バドルの頭にドンピシャもボールはエムボリの正面に。
逆にアルジェリアのカウンター、ベルハジが左サイドを疾走して右へ、
フリーのジアニ、シュートはゴール左に外れたが、見応えある1分間の攻防。
後半はアメリカがかなりいい形を創っているものの、1点が遠い。
75分、アルジェリアはGKのキックからゲザルが抜け出してフィニッシュまで。
なるほど、これがアルジェリアの9番か。ようやくその才能の一端は垣間見えた。
79分、左からのFK、ブラッドリーの強烈なシュートはまたもGKの正面を突く。
ノッているエムボリ。栃木グリーンで完敗に試合後の整列しないで
ロッカールームに帰っちゃったこと、ちゃんと覚えてるぞ。
アメリカ最後のカードは80分、3大会連続出場となるビーズリー。
28歳の“ベテラン”にボブ・ブラッドリーは勝ち点3を賭ける。
後がないアメリカはもはやリスクを考えず、前へ出て行く。
多少のアルジェリアが放った枠外シュートには動じない。
89分、ハワードのキックからバドルが左サイドを抜け出すも、
折り返しはアルティドールに届かない。頭を掻き毟るアメリカサポーター。
90分間は消えた。追加タイムは4分。
90分34秒、グエディウラのクロス、サイフィのヘディングはハワードの正面。
カウンター、ドノヴァンがドリブルで走る。人数は4対2、4対2!
アルティドールが中へ、デンプシーのシュートはエムボリが止める、
こぼれたボールに全力で走り込んだドノヴァンが蹴り込む。
90分45秒、アメリカに奇跡が舞い降りた。
“サッカー”の神様が、最後の最後で微笑む。
アメリカは土壇場で3位から首位に浮上してのグループ通過。
アルジェリアも健闘したが、3試合無得点で南アフリカを後にした。

アメリカ 1×0 アルジェリア
【得点者】
アメリカ:ドノヴァン②(90+1分)
【警告/退場】
アメリカ:アルティドール①(62分)、ビーズリー①(90分)
アルジェリア:イエブダ②(12分)、ヤヒア①(76分)②(90+3分)→退場、
         ラセン②(83分)
【交替】
アメリカ:ゴメス→ファイルハーバー(46分)
      エドゥ→バドル(64分)
      ボーンスタイン→ビーズリー(80分)
アルジェリア:ジェブール→ゲザル(65分)
         ジアニ→グエディウラ(69分)
         マトムール→サイフィ(85分)
【AD的Man of the Match】
ランドン・ドノヴァン(アメリカ)

《グループC最終順位表》
①アメリカ 5(1勝2分け・4得点3失点)
②イングランド 5(1勝2分け・2得点1失点)
------------------  
③スロヴェニア 4(1勝1分け1敗・3得点3失点)
④アルジェリア 1(1分け2敗・0得点2失点)

《決勝トーナメント1回戦組み合わせ》
6/26 20:30@ラステンブルグ 
アメリカ(グループC1位)×ガーナ(グループD2位)
6/27 16:00@ブルームフォンテーン 
ドイツ(グループD1位)×イングランド(グループC2位)

写真はドノヴァンもここ行ったかい?グディソン・パークのすぐ隣にある
「エヴァートン」のフィッシュ&チップス屋“BLUE DRAGON”
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AD土屋

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