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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

ワールドカップ 2010年06月21日

(30)グループG ポルトガル×北朝鮮

foot!
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グループG
2010/6/21 13:30 グリーン・ポイント(ケープタウン)
ポルトガル×北朝鮮

天候:雨 気温:12度 観客:63,664人
主審:パブロ・ポソ(チリ)

【ポルトガル】
GK
1 エドゥアルド
DF
13 ミゲウ
6 リカルド・カルバーリョ
2 ブルーノ・アウヴェス
23 ファビオ・コエントラン
MF
8 ペドロ・メンデス
19 チアゴ
16 ラウール・メイレレス
FW
11 シモン・サブロサ
18 ウーゴ・アウメイダ
7 クリスティアーノ・ロナウド(C)■
SUB
12 ベト
22 ダニエウ・フェルナンデス
3 パウロ・フェレイラ
4 ロランド
5 ドゥダ
15 ペペ
21 リカルド・コスタ
14 ミゲウ・ヴェローゾ
20 デコ
9 リエジソン
10 ダニー
17 ルーベン・アモリム
監督
カルロス・ケイロス(ポルトガル国籍)

(4-3-3)
--------リエジソン--------
--ロナウド-----------シモン--
--------------------
----R・メイレレス----チアゴ----
--------P・メンデス---------
F・コエントラン-R・カルバーリョ-B・アウヴェス-P・フェレイラ-
-------------------
--------エドゥアルド--------

【北朝鮮】
GK
1 リ・ミョングク
DF
2 チャ・ジョンヒョク
13 パク・チョルジン
3 リ・ジュンイル
5 リ・グァンチョン
8 チ・ユンナム①
MF
17 アン・ヨンハッ
11 ムン・イングク
4 パク・ナムチョル
FW
9 チョン・テセ
10 ホン・ヨンジョ(C)
SUB
18 キム・ミョンギル
20 キム・ミョンウォン
14 パク・ナムチョル
16 ナム・ソンチョル
21 リ・グァンヒョク
6 キム・グムイル
15 キム・ヨンジュン
19 リ・チョルミョン
22 キム・ギョンイル
23 パク・スンヒョク
7 アン・チョルヒョク
12 チェ・グムチョル
監督
キム・ジョンフン(北朝鮮国籍)

(5-1-2‐2)
-----ホン・ヨンジョ----チョン・テセ-----
---------------------
---パク・ナムチョル------ムン・イングク---
---------アン・ヨンハッ---------
チ・ユンナム-------------チャ・ジョンヒョク
--リ・グァンチョン-リ・ジュンイル-パク・チョルジン-
---------------------
---------リ・ミョングク---------

【マッチレポート】
コートジボワールの固い守備組織を崩せず、ドロー発進となったポルトガル。
今日のゲームは44年前の返り討ちを果たして、勝ち点3獲得が必須になる。
北朝鮮は結果的に敗れたものの、ブラジルを予想以上に苦しめる。
ここで勝ち点を奪って、全世界にその力をアピールしたい。
3分、ファーストチャンスは大会の主役になりたいロナウド。
左に流れながらコンパクトに左足を振ると、DFに当たってGKへ。
5分、R・メイレレスの左クロス、DFに当たったこぼれに
何と上がってきていたR・カルバーリョがシュートも枠は外れる。
7分、シモンの右CK、北朝鮮はマークがハッキリしない。
R・カルバーリョのヘディングは左ポスト直撃。
絶対に勝ちたいポルトガルが、少しずつゴールにターゲットをアジャストしていく。
しかし、この日の北朝鮮はブラジル戦とは異なり、前への意欲が高い。
11分、チョン・テセのパスからチャ・ジョンヒョクは強烈なミドル。
12分、チョン・テセの35m近いFKは直接狙うもクロスバーの上へ。
14分、チ・ユンナムの浮き球にチョン・テセはうまく裏を取るが、
ピッチでボールが伸びてトラップは流れる。
決定的なシーンではないものの、いい時間帯を創った北朝鮮。
18分、意外な所から決定機を迎える。
右サイド、ホン・ヨンジョは角度のない所から思い切ってミドル、
GKエドゥアルドが弾くも、ボールはゴール前へ。
そこに走り込んでいたのはパク・ナムチョル。ゴールにGKは不在。
体が伸び切り、ヘディングはヒットしなかったが、やはり今日の北朝鮮は一味違う。
ポルトガルは4-3-3の中盤前目、チアゴとR・メイレレスが
ウーゴ・アウメイダのフォローへと入る意識が目に付く。
雨で濡れたピッチコンディションにもうまく順応し始め、
徐々に攻撃の時間を増やし、相手を自陣に押し込め始めると29分、
シモンが横パスを出している間にビジョンは共有される。
チアゴのスルーパスに反応したのはR・メイレレス。二アサイドに思い切り打ち込む。
ポルトガルがやはりと言うべきか、好機を見逃さずに先制ゴールを奪った。
北朝鮮はブロックをしっかり築いて、跳ね返す部分には強さを発揮するが
この失点に象徴されるように、2列目からの飛び出しに対して
マークを受け渡すのか、付いていくのかが曖昧になってしまう点が惜しまれる。
35分、再びポルトガルにチャンス。右サイドを上がっていくのはチアゴ。
中に折り返すと、DFのクリアは小さい。
拾ったR・メイレレスのシュートは枠の左に外れたが、やはりこの2枚が効いている。
終盤は完全に主導権を手にしたポルトガルのリードで、後半へと折り返した。

何とかゴールを決めたいという意欲に溢れるロナウドは、
後半も48分、49分とシュートを放つが、なかなか想いは成就しない。
そしてここから、そのロナウド以外のアタッカーがゴールショーを開始する。
53分、右からミゲウのアーリークロス、収めたメイレレスはウーゴ・アウメイダとの
ワンツーから右へスルーパス、シモンの右足がGKの股間を破る。2-0。
56分、チアゴが左へスルーパス、オーバーラップしたF・コエントランは中へ、
ウーゴ・アウメイダはまったくのフリーでヘディングを流し込む。3-0。
リエジソンに替わって“ポルトガルのCF”を任された男の一発。
一瞬でも嫌な重圧から解き放たれることはできただろうか。
為す術なく失点を重ねた北朝鮮も58分に2枚替え。
アン・ヨンハッの前に位置したパク・ナムチョルとムン・イングクを下げて、
キム・グムイルとキム・ヨンジュンを投入。
ほとんど機能しなくなった中盤をもう1度引き締めにかかる。
それでも流れは押しとどめられない。
60分、ウーゴ・アウメイダのパスから左サイドを抜け出したロナウド、
シュートも打てるポジションから冷静に折り返すと、
上がってきたチアゴが右スミへフィニッシュ。4-0。
7分間で3ゴール。北朝鮮の気持ちが落ちた所に容赦なくアタックを浴びせた
ポルトガルが一気に試合の趨勢を決めた。
こうなると、ゲームの焦点はロナウドのゴールに集約される。
71分、72分と続けて狙ったシュートは前者がクロスバー、後者はGKに阻まれる。
次のゴールは81分、またしてもポルトガル。
ドゥダの左クロスにリ・グァンチョンはクリアできず、
拾って押し込んだのはウーゴ・アウメイダに替わって入ったリエジソン。
これで2人のCFが結果を出す。果たして次戦のスタメンはどちらになるか。
87分、ようやく真打ちにゴールが記録される。
北朝鮮最終ラインでのパス回しに突っ掛けたリエジソンはボールカット、
拾ったロナウドはGKをかわすと、浮き上がったボールは
背中に当たり、頭に当たり、偶然目の前へ。インサイドで蹴りこみ、はにかむ7番。
さらに89分にもチアゴがヘディングで7点目を挙げて、ここで打ち止め。
予想外の大差。失意の北朝鮮を完膚なきまでに叩きのめしたポルトガル。
最後は少し物悲しさを残して、ポルトガルが決勝トーナメントを強く手繰り寄せた。

ポルトガル 7×0 北朝鮮
【得点者】
ポルトガル:R・メイレレス①(29分)、シモン①(53分)、ウーゴ・アウメイダ①(56分)
       チアゴ①(60分)②(89分)、リエジソン①(81分)、ロナウド①(87分)
北朝鮮:
【警告/退場】
ポルトガル:ペドロ・メンデス①(38分)、ウーゴ・アウメイダ①(70分)
北朝鮮:パク・ジョルジン①(32分)、ホン・ヨンジョ①(47分)
【交替】
ポルトガル:R・メイレレス→M・ヴェローゾ(70分)
       シモン→ドゥダ(74分)
       ウーゴ・アウメイダ→リエジソン(77分)
北朝鮮:パク・ナムチョル→キム・グムイル(58分)
     ムン・イングク→キム・ヨンジュン(58分)
     チャ・ジョンヒョク→ナム・ソンチョル(75分)
【AD的Man of the Match】
ラウール・メイレレス(ポルトガル)

《グループG順位表》
①ブラジル 6(2勝・5得点2失点)→突破決定
②ポルトガル 4(1勝1分け・7得点0失点)  
②コートジボワール 1(1分け1敗・1得点3失点)
④北朝鮮 0(2敗・1得点9失点)→敗退決定

写真は、マッチナンバー30を記念して
久々に関係ないシリーズから雪の「羽前小松駅」
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AD土屋

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