デイリーサッカーニュース Foot!

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2010/06

S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

ワールドカップ 2010年06月20日

(27)グループF スロヴァキア×パラグアイ

foot!
  • Line

グループF
2010/6/20 13:30 フリーステート(ブルームフォンテーン)
スロヴァキア×パラグアイ

天候:晴れ 気温:15度 観客:26,643人
主審:エデイ・メイレット(セーシャル諸島)

【スロヴァキア】
GK
1 ヤン・ムハ
DF
2 ペテル・ペカリク
3 マルティン・シュクルテル
21 コルネル・サラタ
16 ヤン・ドゥリツァ
MF
6 ズデノ・シュトルバ■
7 ウラジミール・ヴァイス
8 ヤン・コザク
17 マレク・ハムシク(C)
11 ロベルト・ヴィッテク①
FW
9 スタニスラフ・シェスターク
SUB
12 ドゥサン・ペルニス
23 ドゥサン・クチャク
4 マレク・チェフ
5 ラドスラフ・ザバフニク
22 マルティン・ペトラシュ
10 マレク・サパラ
15 ミロスラフ・ストフ
18 エリック・イェンドリシェク
19 ユライ・クチュカ
20 カミル・コプネク
13 フィリップ・ホロシュコ
14 マルティン・ヤクブコ
監督
ウラジミール・ヴァイス(スロヴァキア国籍)

(4-1-4-1)
-------シェスターク-------
-------------------
-ヴィッテク-ハムシク--コザク--ヴァイス-
--------シュトルバ--------
-------------------
-ドゥリツァ--サラタ--シュクルテル--ペカリク-
-------------------
---------ムハ---------

【パラグアイ】
GK
1 フスト・ビジャール(C)
DF
6 カルロス・ボネット
14 パウロ・ダ・シルバ
21 アントリン・アルカラス①
3 クラウディオ・モレル
MF
13 エンリケ・ベラ
15 ビクトル・カセレス■
16 クリスティアン・リベーロス
18 ネルソン・バルデス
FW
19 ルーカス・バリオス
9 ロケ・サンタクルス
SUB
12 ディエゴ・バレット
22 アルド・ボバディージャ
2 ダリオ・ベロン
4 デニス・カニサ
5 フリオ・セサル・カセレス
8 エドガル・バレット
11 ホナタン・サンタナ(負傷)
17 アウレリアーノ・トーレス
20 ネストル・オルティゴサ
7 オスカル・カルドーソ
10 エドガル・ベニテス
23 ロドルフォ・ガマーラ
監督
ヘラルド・マルティーノ(アルゼンチン国籍)

(4-4-2)
----サンタクルス--バリオス----
-------------------
--バルデス-----------ベラ--
-----リベーロス--V・カセレス-----
------------------
-モレル-アルカラス-ダ・シルバ-ボネット-
-------------------
-------ビジャール-------

【マッチレポート】
4チームが勝ち点1で並ぶ、大混戦のグループF。
ただ、やはりこの2チームのどちらか1枠がグループ突破に近いのは間違いない所。
今日のゲームで勝利した方が、より有利になる重要な決戦だ。
パラグアイは満を持してといった形でサンタクルスがスタメンに。
中盤ボックスの4-4-2で、FWのバルデスは左SHに起用される。
スロヴァキアは中盤ダイヤモンドの4-4-2だった初戦から、
シュトルバをアンカーに、ニュージーランドからゴールを奪ったヴィッテクを
左SHに配した、4-1-4-1気味でこの大事なゲームに臨む。
序盤から勢いよく飛び出したのはパラグアイ。
2トップのバリオス、サンタクルスが前から追い回し、
ワイドのベラ、バルデスも連動して、奪ったら速い切り替えで攻める形が狙い。
3分にはサンタクルスが思い切りよくシュート、DFに当たったボールは
スロヴァキアGKムハがセーブするも、やはりゴールへの意欲が高い。
19分にも、バリオス、バルデスと繋いで、最後は中盤から上がってきた
リベーロスのミドル。GK正面を突いたが厚みのある攻撃。
さらに23分にはバリオス、24分にはバルデスがミドルレンジからシュートチャレンジ。
ポゼッション率も6割近い数字をマークし、まずは主導権を握る格好となった。
すると流れのままに先制ゴールは27分、
左サイドからのスローイン、中央でボールを拾ったバリオスは
3人のDFの間にスルーパス、上がってきたベラはDFより一瞬速く、
右足アウトを差し出す。ボールは緩やかに左スミへ。
赤と白を纏ったグアラニの末裔が、まずはアドバンテージを得た。
対するスロヴァキアはコザクの左CKをフリーでサラタが合わせるも、
バーの上に打ち上げてしまったシュートがファーストシュート。時間は37分。
攻撃のキーマンとなる中盤センターのハムシクと、右SHのヴァイスが
一向に攻撃の起点へとなっていけない。
アンカーに入ったシュトルバの展開力もさっぱり発揮されるシーンがなく、
よって、当然1トップに入ったシェスタークは完全に孤立。
30分過ぎからヴァイスとヴィッテクが左右を入れ替えるも効果薄。
結局、前半のシュートはこの1本だけに終わる。
39分にはDFラインでの雑な繋ぎに突っ掛けたベラがボール奪取、
サンタクルスのシュートはまたもムハがよく弾き出したが、
パラグアイの圧倒的ペースで最初の45分間は過ぎ去っていった。

後半、47分にリベーロスを倒してイエローカードをもらったのはシェスターク。
ボールに触れない1トップのイライラが表出してしまったか。
パラグアイはだいぶゲームを膠着させ
ある程度重心を後ろに置きながら、機会を窺ってカウンターという形に。
ほとんど何も起こらないままに、ただ時間だけが過ぎ去っていく展開になった。
マルティーノ1枚目のカードは68分、守備のタスクもしっかりこなした
バルデスに替えてトーレスを投入。左サイドもしっかり固める
一層守備に重心を置くような交替で、一層の安定を図る。
なかなか動かなかったヴァイス監督も、残り20分を切った70分でさすがに動く。
1トップのシェスタークに替えてホロシュコを投入。かわいそうなシェスターク。
ヴィッテクが最前線へ入り、その下に右からヴァイス、ホロシュコ、ハムシクを並べ、
4-2-3-1で前に人数を掛けていくが、それも効果的な手段にはなり得ない。
むしろ、よりチャンスを創出したのはパラグアイ。
72分、トーレスがうまく左へ、サンタクルスは縦へ運んでから中へ、
飛び込んだベラのヘディングはわずかにポストを掠めてゴール左に。
77分、守備的な役割をしっかりこなしていたトーレスのミドルは
枠をわずかに越えたが、確かな左足の精度も見せ付けると、
86分にそのトーレスの左足からパラグアイにダメ押しゴールが生まれる。
トーレスの左FKはファーでフリーのダ・シルバへ、
ヘディングはシュトルバに当たるが、スロヴァキアディフェンスの反応は鈍い。
再び拾ったダ・シルバが中に送り、リベーロスの左足がゴールを射抜く。
0-2、試合の流れから考えてもこれで勝敗は決した。
スロヴァキア最初の枠内シュートは93分のヴィッテク。
しっかりGKビジャールが立ちはだかり、これがこのゲーム最後のシュート。
先制、守備を固めて、最後は追加点。これぞパラグアイ。
グループのライバルに手も足も出させず、
最終戦の相手を考えても大きく決勝トーナメントを引き寄せる勝ち点3を獲得した。
スロヴァキアは返す返すもこのゲームより、初戦の失点が悔やまれる。

スロヴァキア 0×2 パラグアイ
【得点者】
パラグアイ:ベラ①(27分)、リベーロス①(86分)
【警告/退場】
スロヴァキア:ドゥリツァ①(42分)、シェスターク①(47分)、ヴァイス①(84分)
パラグアイ:ベラ①(45分)
【交替】
スロヴァキア:シェスターク→ホロスコ(70分)
         サラタ→ストフ(83分)
パラグアイ:バルデス→トーレス(68分)
        バリオス→カルドーソ(82分)
        ベラ→バレット(88分)
【AD的Man of the Match】
エンリケ・ベラ(パラグアイ)

写真は、2点目のアシストを決めたダ・シルバが所属する
「サンダーランド(サンダランド)」
006sunderland.jpg
AD土屋

  • Line